2025年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | 建築デザイン演習 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 田中・落合 他 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜4・5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E54B |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 主に建築スケール(1/100~1/500)を対象として、建築図面の記号理解をはじめとして、計画敷地と周辺環境(街並みや地形等)との関連付け、建築・構造物と屋外空間との関連付けなどをスタディし、それらを踏まえたコンセプトづくり、ダイヤグラム作成、エスキースプラン、模型制作、図面作成・表現技法など、建築デザインを中心に、コンパクトな地区レベルの空間デザインの一連のプロセスを習得する。 なお、本授業科目はDP1・3・4・5・7・8及びCP1・3・4・5・7・8に該当しています。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 講義とそれを踏まえた演習により、建築の設計・設計に取り組む。演習では1ユニット25名程度の小グループに分かれて授業を行う。製図道具を使い、実際に線を描く練習から図面や模型をつくる練習をおこなったうえで、具体的な建築デザインの設計を学修する。 建築設計に関する実務経験をもとに、建築デザインの一連のプロセスの実例を習得する。 |
履修条件 | 「デザイン基礎」の単位を取得していること |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・4・5・7・8及びCP1・3・4・5・7・8に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 製図道具の説明 | 【事前学修】教科書の6ページから9ページを読んで製図道具の基本的な使い方や線の描き方を理解しておくこと。 【事後学修】授業内で指摘された「線」の不備な箇所は各自練習しておくこと。 | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
---|---|---|---|
第2回 | 線の描き方,アイソメやアクソメの描き方 | 【事前学修】教科書の14ページから24ページを読んでアイソメ、アクソメ、カバリエ、透視図について理解しておくこと。 【事後学修】各図法について、授業内で指摘された不備な箇所は各自修正し教員に提出すること。 | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第3回 | 平面図のよみ方 平面図を構成する記号などの理解 | 【事前学修】教科書の26ページから31ページを読んで平面図の描き方について理解しておくこと。 【事後学修】平面図について、授業内で指摘された不備な箇所は各自修正し教員に提出すること。 | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第4回 | 平面図の描き方 | 【事前学修】教科書を参考にして配布資料の平面図について理解しておくこと。 【事後学修】平面図について、授業内で指摘された箇所を各自修正し教員に提出すること。 | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第5回 | 配置図の描き方 | 【事前学修】教科書を参考にして配布資料の配置図について理解しておくこと。 【事後学修】配置図(兼平面図)について、授業内で指摘された箇所を各自修正し教員に提出すること。 | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第6回 | 立面図・断面図の描き方 | 【事前学修】教科書の32ページから38ページを読んで立面図・断面図について理解しておくこと。 【事後学修】立面図・断面図について、授業内で指摘された箇所を各自修正し教員に提出すること。 | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第7回 | 模型のつくり方(周辺環境も含む) | 【事前学修】教科書の46ページから49ページを読んで建築模型について理解しておくこと。 【事後学修】建築模型の制作内容で、指導を受けた箇所を修正し教員に提示すること。 | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第8回 | プレゼンテーションボードのつくり方 | 【事前学修】教科書の52ページから54ページを読んでプレゼンテーションボードについて理解しておくこと。 【事後学修】プレゼンテーションボードへの掲載内容物について素案をまとめて、ユニット内で教員・他学生に対し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第9回 | 計画敷地と周辺環境との関連付けの方法,コンセプトづくりやダイヤグラム作成の方法 | 【事前学修】配布資料を精読し、コンセプトづくりやダイヤグラムについて理解しておくこと。 【事後学修】コンセプトおよびダイヤグラムをまとめて、ユニット内で教員・他学生に対し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第10回 | 具体的な設計課題の出題と解説 | 【事前学修】配布資料を精読し、課題「コミュニティセンター」について理解しておくこと。 【事後学修】建築の書籍などを検索し、興味深いコミュニティセンターの事例を複数まとめて、ユニット内で教員・他学生に対し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第11回 | 個別指導① 周辺環境との関係の分析 | 【事前学修】課題敷地周辺でどのようなコミュニティセンターが求められるのか課題内容および課題敷地について理解しておくこと。 【事後学修】課題敷地を各自見学しアプローチ方向(接道方向)や配置(庭の採り方)を考えておき、ユニット内で教員・他学生に対し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第12回 | 個別指導② コンセプト,ダイヤグラムの作成 | 【事前学修】各自のコンセプトを幾つかのキーワードで端的に表現できるようにすること。 【事後学修】ダイヤグラムをゾーニングに落とし込むこと。ユニット内で教員・他学生に対し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第13回 | 個別指導③ 配置計画,平面計画 | 【事前学修】各自のゾーニングをエスキスすること。 【事後学修】エスキスと外構計画を検討し、ユニット内で教員・他学生に対し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第14回 | 個別指導④ 立面計画,断面計画 | 【事前学修】配置計画、平面計画を元に立面計画・断面計画をすること。 【事後学修】全体構想についてまとめておき、ユニット内で教員・他学生に対し発表できるようにしておくこと。 | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
第15回 | 発表・講評,全体のまとめ | 【事前学修】各自提出物をまとめてくること。 【事後学修】講評会で教員から指摘された事項について、各自修正し提出すること。 | 【事前学修】1時間 【事後学修】1時間 |
その他
教科書 |
『建築デザインの基礎 製図法から生活デザインまで』 彰国社 2010年
『建築・まち模型づくりマニュアル』 彰国社 2012年
|
---|---|
参考書 |
授業時に適宜紹介する。
|
成績評価の方法 及び基準 |
トレース課題(30%)、毎回の演習(20%)、設計課題50%で評価する。 ただし、7割以上出席していない者は成績評価対象としない。 |
定期試験等に ついて |
平常点やレポート等の課題による評価予定 |
質問への対応 | 原則として、授業中に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
製図準備室:船橋校舎 6号館2階 まちづくり工学科事務室 研究室:駿河台校舎 タワー・スコラ12階 S1212室 E-mail:田中 tanaka.yasushi●nihon-u.ac.jp(●を@に変更すること) 落合 ochiai.masayuki●nihon-u.ac.jp(●を@に変更すること) 田島 tajima.yousuke●nihon-u.ac.jp(●を@に変更すること) 牟田 muta.satoko●nihon-u.ac.jp(●を@に変更すること) 栗本 kurimoto.kenichi●nihon-u.ac.jp(●を@に変更すること) 植田 ueda.mizuyo●nihon-u.ac.jp(●を@に変更すること) |
オフィスアワー |
金曜 船橋 13:20 ~ 14:50 船橋校舎・まちづくり工学科事務室
|
学生への メッセージ |
まちを構成する主要な要素である「建築」を自ら考え、かたちにする最初の演習科目です。 積極的な取り組みを期待したい。 |