2025年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 |
まちづくり関連法規
まちにおける建築物の集団規定、個々の建築物の防火、避難、安全などの性能に関する単体規定
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 牟田・山﨑 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E54M |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | まちづくりに必要な建築行政および建築関連法規の体系を把握したうえで、主要な法規につ いて学修する。特に法の条文が規定された社会的な背景を学ぶとともに、読解力の習得に力点を置きながら、建築関連法規の基本である「建築基準法」の重要な制度規定、実体規定などについて理解を求める。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」とし、講義形式(座学)を中心として、授業を行います。 毎回授業内容を記したプリントを配布して、その解説および具体事例などを写真や図表によって提示します(パワーポイントを使用)。 また理解度を把握するため、適宜演習問題、小テスト等を課します。 これらの解説はCanvas等を利用して,オンデマンド形式で行います。 |
履修条件 | 選択必修科目です。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3及びCP1・3に該当しています。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス、法律と建築行政の体系、建築関連法規の体系 法の精神と社会秩序を踏まえたうえで、まちづくりにおいて必要な建築法規及び行政を学修する心構えをもち、法令集を読みこなすために必要な、法文読解の基本ルール の解説(担当:牟田) | 【事前学修】建築関連法規にはどのようなものがあるのか、自ら調べ、その概要を把握しておくことは学修にとって有用である。 【事後学修】授業内容、法令集、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
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第2回 | 建築基準法の用語の定義・その1 建築基準法に規定する用語の定義(担当:牟田) | 【事前学修】法令集該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、法令集、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する参考書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第3回 | 建築基準法の用語の定義・その2 建築基準法に規定する用語の定義、建築基準法の適用範囲及び適用除外(担当:牟田) | 【事前学修】法令集該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、法令集、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する参考書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第4回 | 単体規定1:一般構造、階段、廊下等の規定 (担当:牟田) | 【事前学修】法令集該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、法令集、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する参考書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第5回 | 単体規定2:火災防止規定に関連する用語の定義(担当:牟田) | 【事前学修】法令集該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、法令集、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する参考書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第6回 | 単体規定3 :耐火建築物や準耐火建築物にしなければならない建築物、耐火建築等の構造(担当:牟田) | 【事前学修】法令集該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、法令集、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する参考書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第7回 | 集団規定1:道路規制及び用途地域制(担当:山﨑) | 【事前学修】法令集該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、法令集、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する参考書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第8回 | 集団規定2:形態規制(容積率、建ぺい率)(担当:山﨑) | 【事前学修】法令集該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、法令集、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する参考書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第9回 | 集団規定3:形態規制(高さ制限)(担当:山﨑) | 【事前学修】今まで学修した法令集部分をあらかじめ読んでおき、十分な理解ができるようにしておく。 【事後学修】授業内容に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する参考書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第10回 | 集団規定4:形態規制(高さの制限続き)(担当: 山﨑) | 【事前学修】法令集該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、法令集、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する参考書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第11回 | 集団規定5:地区計画制度(担当:山﨑) | 【事前学修】法令集該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、法令集、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する参考書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第12回 | 集団規定に関するまとめ(担当:山﨑) | 【事前学修】法令集該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、法令集、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する参考書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第13回 | 制度規定1:建築基準法上の建築行政を司る建築主事、特定行政庁、建築監視員、建築審査会等(担当:牟田) | 【事前学修】法令集該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、法令集、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する参考書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第14回 | 制度規定2:建築確認申請、検査・使用承認、定期報告、届け出等の規定(担当:牟田) | 【事前学修】法令集該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、法令集、配布資料に基づいて復習し、そのうえで、より学修内容が深まるように関連する参考書籍、文献、ネット情報に自らアクセスし、その内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第15回 | その他の建築関連法規 建築士法、消防法、都市計画法、建設業法などの概要に触れ、関連法規全体の関連性の理解/平常試験(担当:牟田) | 【事前学修】法令集該当部分をあらかじめ読んでおき、関心をもったキーワードについて自ら調べまとめておく。 【事後学修】授業内容、法令集、配布資料に基づいて全てについて復習し、その内容を確実に把握できるようにしておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
その他
教科書 |
国交省住宅局試験指導課、他 『基本建築関連法令集[法令編]令和7年度版(通称「青本」)』 井上書院 2024年
法令集を読み解くことが本講義の重要な目的の一つであるため、平常試験会場にも、法令集のみ持ち込み可とする。よって、法令集の購入は必須である。
法令集は大学において割引販売する。販売日等に関する情報は前期ガイダンスもしくは第1回目の講義で説明する。
法令集の帯に「建築士会場持ち込み可」と記されているものは、他出版社の法令集を購入してもよい。自分で購入する場合は、同じ「青本」でも、まちがえて[告示編]を買わないように。
再履修生は、昨年度に購入した法令集をそのまま使用してよい。
ただし、授業は井上書院令和7年度版のページを示しながら行う。
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参考書 |
第一回目の講義で説明する。他、授業時に適宜紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
単位認定には、70%以上の出席が必須である。出席による加点はない(必要条件)。 各回課題の提出(20%)および定期試験(80%)により評価。 配点、試験方法に関する変更がある場合は、授業において適宜知らせる。 |
定期試験等に ついて |
理解度確認期間(14週目又は15週目)に平常試験を実施予定 |
質問への対応 | 質問等は授業中、もしくはその後に受け付ける。 それが難しい場合は、E-mailにより受付け、授業中に回答する。 |
研究室又は 連絡先 |
yamazaki.shinアットマークnihon-u.ac.jp muta.satokoアットマークnihon-u.ac.jp アットマークを @(半角文字)に置き換えてください。 |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:10 ~ 13:00 牟田研究室
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学生への メッセージ |
まちにおける建築物の規制は、まちの形態に大きな影響を与え、個々の建築物の規制は建築物の防火、避難や安全性に大きくかかわる内容です。 建築士試験受験予定者、建築職公務員希望者は受講が必須です。また建築系の民間企業希望者も建築知識の基礎事項ですので受講を強くお勧めします。宅建士の資格取得を目指す者は、試験内容にも共通する部分が多くあるので、受講が望ましいです。 土木系の職種に就く場合は必須の内容ではありませんが、できれば受講して都市計画上の規制はもちろん、建築物の規制についても教養として身につけておくことをお勧めします。 |