2025年 理工学部 シラバス - 機械工学科
設置情報
科目名 | 機械工作法Ⅰ | ||
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設置学科 | 機械工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 山田 高三 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F22M |
クラス | A 、 B | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 工業製品が人類の生活に役立つ為には,優れた研究成果や考案を具体的なものに造り上げて,初めて可能となる. この講義は所定の品質・性質を持った製品を,所要の数量だけ合理的な価格で製造するために,機械技術者として理解しておかなければならない機械工作法の基礎的事項をまなぶ. |
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授業形態及び 授業方法 |
授業形態は「対面授業」とする. 機械設計を行う際には,どのような工作法を用いて機械を作るのかを把握しなければならない.そこで,各種の工作法について実例を挙げながら講義する。また,工作機械の開発・設計の経験をもとに,それぞれの工作法が実際にはどのように役に立つかについて授業を行う。 |
履修条件 | 工作実習で学んだ加工に関する基礎知識 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP3及びCP3に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 機械工作法の概要 ものづくりに必要な加工方法について解説を行う. | 【事前学修】シラバスに目を通し,どのような加工方法があるかを確認しておく. 【事後学修】復習用ノートに授業内容をまとめておく. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
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第2回 | 機械材料と鋳造:概要,模型 鋳造をする際の基本となる模型の役割と材質,現図について理解する. | 【事前学修】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく. 【事後学修】復習用ノートに授業内容をまとめておく. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第3回 | 鋳造:鋳型 溶湯を鋳込む際に用いる鋳型,特に砂型について,どのように作るか,鋳込む際に何が必要かを理解する. | 【事前学修】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく. 【事後学修】復習用ノートに授業内容をまとめておく. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第4回 | 鋳造:溶解 材料の溶かし方,鋳造の方針を決める鋳造方案を立案できるようにする. | 【事前学修】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく. 【事後学修】復習用ノートに授業内容をまとめておく. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第5回 | 鋳造:鋳造用金属材料と組織 鋳物に用いる材料について理解する. | 【事前学修】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく. 【事後学修】復習用ノートに授業内容をまとめておく. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第6回 | 鋳造:鋳物の欠陥と検査方法 鋳物の欠陥は大事故につながるため,組み立て前に必ず検査を行わなければならないため,検査方法と欠陥に種類について理解する. | 【事前学修】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく. 【事後学修】復習用ノートに授業内容をまとめておく. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第7回 | 鋳造:特殊鋳造法,プラスチック成形加工 ダイカスト鋳造,シェルモールド鋳造など,自動車部品を作る際の鋳造方法を中心に理解する. プラスチック材料,射出成形 プラスチック材料である熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂について理解し,その成形法について理解する. | 【事前学修】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく. 【事後学修】復習用ノートに授業内容をまとめておく. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第8回 | 切削加工:工作機械の各種,切削理論 鋳造した工作物は表面粗さが良くないため,そのままでは組み立てられない. そこで,鋳造後に用いる旋盤,ボール盤,中ぐり盤,フライス盤,平削り盤,ブローチ盤,歯切り盤などの切削加工について理解する. | 【事前学修】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく. 【事後学修】復習用ノートに授業内容をまとめておく. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第9回 | 切削加工:切削抵抗,仕上面あらさ 切削時に作用する切削抵抗,切削後の仕上げ面粗さと送りとの関係を理解する. | 【事前学修】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく. 【事後学修】復習用ノートに授業内容をまとめておく. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第10回 | 切削加工:切りくず形状,工具寿命,構成刃先,工具摩耗,切削温度,工具材料 工具寿命は加工精度,加工賃に影響するため,工具が摩耗する際の切削温度や工具材料との関係を理解する. | 【事前学修】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく. 【事後学修】復習用ノートに授業内容をまとめておく. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第11回 | 熱処理:概要,炭素鋼の種類,平衡状態図 鋼は熱処理により引張強さ,硬さが変化することを理解する. | 【事前学修】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく. 【事後学修】復習用ノートに授業内容をまとめておく. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第12回 | 熱処理:炭素鋼の組織名称 炭素量と温度を変えることにより鋼は組織が変わる.それらがどのように変わるかを理解する. | 【事前学修】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく. 【事後学修】復習用ノートに授業内容をまとめておく. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第13回 | 熱処理:焼なまし,焼ならし,焼入れ,焼戻し 4つの基本的な熱処理方法を理解する. | 【事前学修】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく. 【事後学修】復習用ノートに授業内容をまとめておく. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第14回 | 熱処理:鋼種別熱処理,浸炭と窒化法 その他の熱処理方法について理解する. | 【事前学修】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく. 【事後学修】復習用ノートに授業内容をまとめておく. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第15回 | 鋳造,切削加工,熱処理のまとめ 最も基本的な加工方法である鋳造,切削加工,熱処理について理解する. | 【事前学修】教科書の関連個所を読み,理解できない個所をまとめておく. 【事後学修】復習用ノートに授業内容をまとめておく. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
その他
教科書 |
臼井英治,松村 隆 『機械製作法要論』 東京電機大学出版局
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
定期試験100% |
定期試験等に ついて |
定期試験を実施予定 |
質問への対応 | オフィスアワー以外はメールにて対応可. |
研究室又は 連絡先 |
山田研究室:タワー・スコラ16階S1606室 TEL:03-3259-0404または047-469-5580 Email:yamada.takazo@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 09:00 ~ 12:30
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学生への メッセージ |