2025年 理工学部 シラバス - 精密機械工学科
設置情報
科目名 | 物理学Ⅱ演習 | ||
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設置学科 | 精密機械工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 中原・田邉 他 | 履修期 | 後期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 火曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | G24B |
クラス | 1,2 |
概要
学修到達目標 | 物理学 II で学んだ「熱力学」や「電磁気学」の諸概念や法則を、基本的な演習問題を自ら解くことにより身につけ、より理解を深める。 |
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授業形態及び 授業方法 |
この授業は「対面授業」として実施する。物理学 II の講義の進度に沿った演習問題が出されるので、毎回その演習問題を解き、その後模範解答と照らし合わせることで、自分がどこをわかっていなかったのか確認しながら授業内容の理解を深める。具体的には、授業中に小テストを解き、交代で学生が黒板に解答を書き(板書)、教員がその解答をその場で添削して正しい解答について解説する。 |
履修条件 | 基礎教育科目。選択科目。 物理学 II を並行して履修することが望ましい。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・4及びCP1・3・4に該当しています。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス:この演習の授業で「熱力学」と「電磁気学」をどう学ぶのか説明する。 熱平衡、熱と温度、熱の移動に関する演習問題を解き、理解を深める。具体的には、授業中に小テストを解き、交代で学生が黒板に解答を書き(板書)、教員がその解答をその場で添削して正しい解答について解説する。 | 【事前学習】熱平衡、熱と温度、熱の移動に関して物理学 II の講義内容を確認する。 【事後学習】熱平衡、熱と温度、熱の移動に関する演習問題の模範解答を自分の解答と照らし合わせ、できなかった問題を解きなおす。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
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第2回 | 気体分子運動論に関する演習問題を解き、理解を深める。具体的には、授業中に小テストを解き、交代で学生が黒板に解答を書き(板書)、教員がその解答をその場で添削して正しい解答について解説する。 | 【事前学習】気体分子運動論に関して物理学 II の講義内容を確認する。 【事後学習】気体分子運動論に関する演習問題の模範解答を自分の解答と照らし合わせ、できなかった問題を解きなおす。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第3回 | 熱力学の第1法則に関する演習(授業形態は第2回と同じ) | 【事前学習】熱力学の第1法則に関して物理学 II の講義内容を確認する。 【事後学習】熱力学の第1法則に関する演習問題の模範解答を自分の解答と照らし合わせ、できなかった問題を解きなおす。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第4回 | 熱力学の第2法則とカルノーサイクルに関する演習(授業形態は第2回と同じ) | 【事前学習】熱力学の第2法則とカルノーサイクルに関して物理学 II の講義内容を確認する。 【事後学習】熱力学の第2法則とカルノーサイクルに関する演習問題の模範解答を自分の解答と照らし合わせ、できなかった問題を解きなおす。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第5回 | カルノーの定理、熱力学的絶対温度、エントロピー、クラウジウスの不等式に関する演習(授業形態は第2回と同じ) | 【事前学習】カルノーの定理、熱力学的絶対温度、エントロピー、クラウジウスの不等式に関して物理学 II の講義内容を確認する。 【事後学習】カルノーの定理、熱力学的絶対温度、エントロピー、クラウジウスの不等式に関する演習問題の模範解答を自分の解答と照らし合わせ、できなかった問題を解きなおす。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第6回 | これまでに習った「熱力学」の理解の確認と解説。 | 【事前学習】第1回から第6回までに解いた演習問題を復習しておくこと。 【事後学習】これまでに習った「熱力学」をきちんと復習してしっかり理解すること。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第7回 | 真空中の静電場に関する演習(授業形態は第2回と同じ) | 【事前学習】真空中の静電場に関して物理学 II の講義内容を確認する。 【事後学習】真空中の静電場に関する演習問題の模範解答を自分の解答と照らし合わせ、できなかった問題を解きなおす。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第8回 | 真空中の静電場に関する演習(授業形態は第2回と同じ) | 【事前学習】真空中の静電場に関して物理学 II の講義内容を確認する。 【事後学習】真空中の静電場に関する演習問題の模範解答を自分の解答と照らし合わせ、できなかった問題を解きなおす。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第9回 | 導体と静電場に関する演習(授業形態は第2回と同じ) | 【事前学習】導体と静電場に関して物理学 II の講義内容を確認する。 【事後学習】導体と静電場に関する演習問題の模範解答を自分の解答と照らし合わせ、できなかった問題を解きなおす。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第10回 | 誘電体と静電場に関する演習(授業形態は第2回と同じ) | 【事前学習】誘電体と静電場に関して物理学 II の講義内容を確認する。 【事後学習】誘電体と静電場に関する演習問題の模範解答を自分の解答と照らし合わせ、できなかった問題を解きなおす。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第11回 | 電流に関する演習(授業形態は第2回と同じ) | 【事前学習】電流に関して物理学 II の講義内容を確認する。 【事後学習】電流に関する演習問題の模範解答を自分の解答と照らし合わせ、できなかった問題を解きなおす。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第12回 | 電流と磁場に関する演習(授業形態は第2回と同じ) | 【事前学習】電流と磁場に関して物理学 II の講義内容を確認する。 【事後学習】電流と磁場に関する演習問題の模範解答を自分の解答と照らし合わせ、できなかった問題を解きなおす。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第13回 | 電磁誘導に関する演習(授業形態は第2回と同じ) | 【事前学習】電磁誘導に関して物理学 II の講義内容を確認する。 【事後学習】電磁誘導に関する演習問題の模範解答を自分の解答と照らし合わせ、できなかった問題を解きなおす。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第14回 | 交流回路に関する演習(授業形態は第2回と同じ) | 【事前学習】交流回路に関して物理学 II の講義内容を確認する。 【事後学習】交流回路に関する演習問題の模範解答を自分の解答と照らし合わせ、できなかった問題を解きなおす。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
第15回 | 物理学 II 演習の授業のまとめ。 この授業で習った「熱力学」と「電磁気学」の理解の確認と解説。 | 【事前学習】第1回から第14回までに解いた演習問題を復習しておくこと。 【事後学習】これまでに習った「熱力学」と「電磁気学」をきちんと復習してしっかり理解すること。 | 【事前学習】30分 【事後学習】30分 |
その他
教科書 |
原康夫 『第5版 物理学基礎 Web動画付(ISBN 978-4-7806-0950-9)』 学術図書 2021年 第5版
演習プリントも授業中に配布する。
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参考書 |
和達三樹、十河清、出口哲生 『ゼロからの熱力学と統計力学(ISBN 9784000067003)』 ゼロからの大学物理 5 岩波書店 2005年 第1版
長岡洋介 『電磁気学 I(ISBN 9784000298636)』 物理入門コース 新装版 岩波書店 2017年 第1版
長岡洋介 『電磁気学 II(ISBN 9784000298643)』 物理入門コース 新装版 岩波書店 2017年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
授業中に毎回行う小テストを用いて評価する。板書は回数に応じて加点とする。病欠した場合や小テストを実施できなかった回は代わりに演習レポート等で評価する。 |
定期試験等に ついて |
平常点やレポート等の課題による評価予定 |
質問への対応 | 授業中に理解できないところがあった場合、質問内容を整理し随時質問すること。対面授業中だけでなくメールや google classroom などからも質問を受け付けます。オフィスアワーには研究室でも質問対応します。 |
研究室又は 連絡先 |
中原:nakahara.akioATnihon-u.ac.jp(船橋校舎 1号館3階 131A室) 田邊:tanabe.makoto20ATnihon-u.ac.jp 浅井:asai.kazumi20ATnihon-u.ac.jp 松尾:matsuo.yosuke20ATnihon-u.ac.jp(船橋校舎 1号館3階 131A室) (注:メールアドレス中の AT を @ に変えてください) |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:00 ~ 13:00 1号館3階131A室(中原・松尾)
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学生への メッセージ |
大学以降、身に付けるべき知識は数限りなく、研究を行うと答えのわからない未知の現象に挑むことになるので、公式の丸暗記という手法はいずれ破綻します。「微積分やベクトルなどの数学を用いることで、少数の基礎法則から物理現象の様々な公式を論理的に導出することができる」という「物理学の考え方」を修得してください。 |