2025年 理工学部 シラバス - 航空宇宙工学科
設置情報
科目名 | 伝熱工学Ⅰ | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 航空宇宙工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 髙橋 晶世 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H44D |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 熱の移動現象,すなわち伝熱現象の基本的な取り扱い方と基礎的な問題が解けるようになることを目的とする.伝熱現象は物理的なメカニズムの違いから一般的に熱伝導,熱放射,対流熱伝達の3つに分類され,基本法則がそれぞれ異なる.熱伝導,熱放射,対流熱伝達の物理的メカニズム,基本法則を理解し,基本的な問題の解き方を身につけることが目標である.熱伝導と熱放射については,やや複雑な問題も取り扱えるようにする. |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
対面授業で実施する. 講義形式.必要に応じて宿題を課し,演習を行う.教科書で不足する事項はプリントを配布する. メーカ勤務経験をもとに,講義内容がどのように業務に活かされていたか具体的に解説する。 |
履修条件 | 熱力学I,IIと流体力学Iで取り扱った事項を理解していることを前提として授業を進める.また、伝熱工学Ⅱでは,対流熱伝達を主要なテーマとし粘性流体力学で学習する内容も必要となります. 選択必修 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3及びCP1・3に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 熱輸送の3様式(伝導,対流,熱放射) | 【事前学修】教科書の1.1~1.5節と予習資料をよく読んでくる. 【事後学修】講義内容を復習する. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
---|---|---|---|
第2回 | 伝熱現象の微視的な見方 | 【事前学修】教科書の1.6~1.7節と予習資料をよく読んでくる. 【事後学修】講義内容を復習する. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第3回 | 熱伝導の基礎 | 【事前学修】教科書の2.1節と予習資料をよく読んでくる. 【事後学修】講義内容を復習する. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第4回 | 平板,円筒の熱伝導 | 【事前学修】教科書の2.2.1~2.2.2節と予習資料をよく読んでくる. 【事後学修】講義内容を復習する. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第5回 | 拡大伝熱面 | 【事前学修】教科書の2.2.3節と予習資料をよく読んでくる. 【事後学修】講義内容を復習する. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第6回 | 過渡熱伝導,集中熱容量モデル | 【事前学修】教科書の2.3.1~2.3.2節と予習資料をよく読んでくる. 【事後学修】講義内容を復習する. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第7回 | 半無限固体と平板の非定常熱伝導 | 【事前学修】教科書の2.3.3~2.3.4節と予習資料をよく読んでくる. 【事後学修】講義内容を復習する. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第8回 | 対流熱伝達の概要 | 【事前学修】教科書の3.1節と予習資料をよく読んでくる. 【事後学修】講義内容を復習する. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第9回 | ふく射伝熱の基礎 | 【事前学修】教科書の4.1節と予習資料をよく読んでくる. 【事後学修】講義内容を復習する. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第10回 | 黒体放射 | 【事前学修】教科書の4.2節と予習資料をよく読んでくる. 【事後学修】講義内容を復習する. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第11回 | 実在面のふく射 | 【事前学修】教科書の4.3節と予習資料をよく読んでくる. 【事後学修】講義内容を復習する. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第12回 | ふく射熱交換 | 【事前学修】教科書の4.4節と予習資料をよく読んでくる. 【事後学修】講義内容を復習する. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第13回 | 黒体面間と灰色面間のふく射 | 【事前学修】教科書の4.5節と予習資料をよく読んでくる. 【事後学修】講義内容を復習する. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第14回 | ガスふく射 | 【事前学修】教科書の4.6節と予習資料をよく読んでくる. 【事後学修】講義内容を復習する. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第15回 | 平常試験 | 【事前学修】授業で学習した事項を復習しておく. 【事後学修】試験問題の復習をする. | 【事前学修】3時間 【事後学修】1時間 |
その他
教科書 |
日本機械学会, 伝熱工学, JSMEテキストシリーズ , 日本機械学会, 2005, 1 edition
日本機械学会が機械系学生が標準的に知らなければならない内容をまとめた教科書.伝熱工学の場合,内容が多岐にわたるが,要領よくまとめられている.ただし,説明が不足している点も見受けられる.
|
---|---|
参考書 |
初回の授業で紹介する.
|
成績評価の方法 及び基準 |
平常試験(約70%)と課題(約30%)で総合的に評価 |
定期試験等に ついて |
理解度確認期間(14週目又は15週目)に平常試験を実施予定 |
質問への対応 | 授業後または研究室で対応する. |
研究室又は 連絡先 |
3号館338B室,takahashi.akiyo@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 10:40 ~ 12:10
|
学生への メッセージ |
生活に密着した問題で,機械工学科,建築学科や化学工学科などでも学ぶ内容です.基礎をしっかり身につけてください. |