2025年 理工学部 シラバス - 電気工学科
設置情報
科目名 | 電気機器Ⅱ | ||
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設置学科 | 電気工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 辻 健太郎 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | I52M |
クラス | A・B | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 誘導機とは固定子巻線に交流電源を接続し,固定子側から電磁誘導作用によって電力を伝えて動作する電気機械である。誘導機として最も重要なのは誘導電動機である。すなわち,誘導電動機は他の電動機に比べて構造が単純で低価格であるため,現代社会で最も多用されている。ここでは誘導機の基礎理論について説明することができるようになることを目的とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 講義形式はパワーポイントで作成した講義資料を使用する。理解を深めるため,機器の立場から基礎に立ち返り説明する。適宜、演習や宿題により理解度を確認する。 |
履修条件 | 選択科目。電気回路、電磁気学、電気機器Ⅰを履修していることが望ましい。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP3・5及びCP3・5に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 電気機器Ⅱの授業について概要 | 事前学修:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 事後学修:教科書とノートを用いて講義内容の復習を行う。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
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第2回 | 誘導電動機の原理・アラゴの円板、回転磁界の発生 | 事前学修:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 事後学修:教科書とノートを用いて講義内容の復習を行う。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第3回 | すべり、固定子巻線が作る起磁力 | 事前学修:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 事後学修:教科書とノートを用いて講義内容の復習を行う。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第4回 | 誘導起電力、誘導機の構造と種類(普通かご形、深溝かご形、二重かご形、巻線形) | 事前学修:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 事後学修:教科書とノートを用いて講義内容の復習を行う。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第5回 | 励磁リアクタンスと漏れリアクタンス、三相誘導電動機の等価回路 | 事前学修:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 事後学修:教科書とノートを用いて講義内容の復習を行う。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第6回 | 簡易等価回路、等価回路定数の決定方法(抵抗測定試験、無負荷試験、拘束試験) | 事前学修:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 事後学修:教科書とノートを用いて講義内容の復習を行う。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第7回 | 三相誘導電動機の特性(速度特性、負荷特性) | 事前学修:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 事後学修:教科書とノートを用いて講義内容の復習を行う。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第8回 | 三相誘導電動機の比例推移 | 事前学修:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 事後学修:教科書とノートを用いて講義内容の復習を行う。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第9回 | 三相誘導電動機の始動時の電流とトルク、全電圧始動、Y-Δ始動 | 事前学修:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 事後学修:教科書とノートを用いて講義内容の復習を行う。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第10回 | 補償器始動、リアクトル始動、一次抵抗始動、巻線形の始動、逆転 | 事前学修:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 事後学修:教科書とノートを用いて講義内容の復習を行う。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第11回 | 制動、三相誘導電動機の速度制御(極数切換、一次電圧制御、二次抵抗制御、一次周波数制御、セルビウス方式・クレーマ方式) | 事前学修:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 事後学修:教科書とノートを用いて講義内容の復習を行う。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第12回 | 三相誘導電動機の速度制御(二次励磁制御)、単相誘導電動機の原理 | 事前学修:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 事後学修:教科書とノートを用いて講義内容の復習を行う。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第13回 | 単相誘導電動機の始動方式、誘導発電機 | 事前学修:教科書を用いて,シラバスに記載してある内容の範囲を予習する。 事後学修:教科書とノートを用いて講義内容の復習を行う。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第14回 | 課題の解答および解説 | 事前学修:これまでに課された課題について整理する。 事後学修:解説された課題について解けなかった箇所を中心に復習し、試験対策を行う。 | 事前学修:1時間 事後学修:3時間 |
第15回 | 平常試験と解説 | 事前学修:教科書を用いて,講義全体の内容の範囲を見直す。 事後学修:教科書とノートを用いて試験内容について,解けなかった箇所を中心に復習を行う。 | 事前学修:3時間 事後学修:1時間 |
その他
教科書 |
猪狩武尚著 『新版 電気機械学』 コロナ社 2015年
教科書の内容に基づいて講義、演習を行うので教科書は必須である。
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参考書 |
電気学会 『電気機器工学Ⅰ』 電気学会大学講座 オーム社 2012年
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験の結果:75% 平常時の提出課題:25% |
定期試験等に ついて |
理解度確認期間(14週目又は15週目)に平常試験を実施予定 |
質問への対応 | 授業中,授業後,またはメールにて対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 タワー・スコラ16階 S1603室 tsuji.kentaro@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 10:40 ~ 12:10
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学生への メッセージ |
この科目は電力関係の仕事や電気主任技術者の資格取得を目指すなら必須であり、またそれ以外の場合でも電気技術者のもつ基礎知識として必要とされることから、しっかり勉強して欲しい。 |