2025年 理工学部 シラバス - 電気工学科
設置情報
科目名 | ワイヤレスコミュニケーション | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 電気工学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 宇野 新太郎 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | I64M |
クラス | A・B | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 無線電話、衛星通信、移動通信といったワイヤレスコミュニケーション技術全般について基礎技術から最新の技術動向まで概説する。基礎理論、基礎技術として、フェージング等の無線通信の特徴、符号化、誤り制御等の要素技術、多元接続技術について学ぶと共に、固定無線中継方式、衛星通信方式、移動通信方式、レーダ各々の技術、通信装置、ネットワーク構成と最近の動向について学ぶ。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 実際のワイヤレスコミュニケーション・サービスは複数の要素技術により実現されている。個々の要素技術がどのように活かされるのか、要素技術の進歩がどのようにサービスに影響を与えるのか、等を理解できるように講義を進める。また、各種の技術の位置付けや関連性を解説していく。最近の関連技術動向や各種のデータを用いて、最新動向も把握できるようにする。 |
履修条件 | 選択 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目は、DP3・5及びCP3・5に該当します。 |
授業計画
第1回 | 講義の概要説明:これから半年間「ワイヤレスコミュニケーション」の授業でどのようなことを学ぶかを説明する。 シラバスの内容を確認の上、授業に臨むこと。 | 事後学習:テキストの該当箇所をよく読んでおくこと。 | 事前学習 0時間 事後学習 2時間 |
---|---|---|---|
第2回 | 無線通信の基礎知識として、電波の定義、利用法、電磁波の分類について概説するとともに、無線通信に関連する技術史、及び標準化組織について説明する。 | 事前学習:テキストの該当箇所をよく読み、十分な予習をしておくこと。 事後学習:演習解答を理解し、講義内容を理解すること。 | 事前学習 2時間 事後学習 2時間 |
第3回 | アンテナの基礎知識および移動通信における電波伝搬特性を説明する。 | 事前学習:テキストの該当箇所をよく読み、十分な予習をしておくこと。 事後学習:演習解答を理解し、講義内容を理解すること。 | 事前学習 2時間 事後学習 2時間 |
第4回 | 電波伝播の基礎知識、固定通信および衛星通信における電波伝播特性について説明する。 | 事前学習:テキストの該当箇所をよく読み、十分な予習をしておくこと。 事後学習:演習解答を理解し、講義内容を理解すること。 | 事前学習 2時間 事後学習 2時間 |
第5回 | アナログ変調・復調方式(振幅変調、周波数変調、角度変調)について説明する。 | 事前学習:テキストの該当箇所をよく読み、十分な予習をしておくこと。 事後学習:演習解答を理解し、講義内容を理解すること。 | 事前学習 2時間 事後学習 2時間 |
第6回 | ディジタル変調・復調方式(振幅変調、周波数変調、角度変調、多値変調、スペクトル拡散、符号拡散、直交周波数分割)について説明する。 | 事前学習:テキストの該当箇所をよく読み、十分な予習をしておくこと。 事後学習:演習解答を理解し、講義内容を理解すること。 | 事前学習 2時間 事後学習 2時間 |
第7回 | 地上固定通信システム、音声符号化技術につて説明する。 | 事前学習:テキストの該当箇所をよく読み、十分な予習をしておくこと。 事後学習:演習解答を理解し、講義内容を理解すること。 | 事前学習 2時間 事後学習 2時間 |
第8回 | 衛星通信方式に関する技術及び装置について説明する。 衛星軌道、電波等の特徴、地球局、通信衛星、通信装置等 | 事前学習:テキストの該当箇所をよく読み、十分な予習をしておくこと。 事後学習:演習解答を理解し、講義内容を理解すること。 | 事前学習 2時間 事後学習 2時間 |
第9回 | 移動通信システムの主要技術-1として以下の主要技術について説明する。 移動通信の歴史、移動通信の特徴と主要技術、ゾーン構成、セル方式の原理とセル構成技術 | 事前学習:テキストの該当箇所をよく読み、十分な予習をしておくこと。 事後学習:演習解答を理解し、講義内容を理解すること。 | 事前学習 2時間 事後学習 2時間 |
第10回 | 移動通信システムの主要技術-2として以下主要技術について説明する。 周波数の利用率向上方法、マルチアクセス技術 | 事前学習:テキストの該当箇所をよく読み、十分な予習をしておくこと。 事後学習:演習解答を理解し、講義内容を理解すること。 | 事前学習 2時間 事後学習 2時間 |
第11回 | 移動通信システムの代表例として第3世代携帯電話であるIMT-2000の基本技術について概説する。第4世代、第5世代の技術動向についても触れる。 IMT-2000のネットワーク構成技術とサービス管理技術 | 事前学習:テキストの該当箇所をよく読み、十分な予習をしておくこと。 事後学習:演習解答を理解し、講義内容を理解すること。 | 事前学習 2時間 事後学習 2時間 |
第12回 | 各種レーダに関する以下について以下主要技術について説明する。 レーダの基本原理、レーダの基本式、レーダの実用例 | 事前学習:テキストの該当箇所をよく読み、十分な予習をしておくこと。 事後学習:演習解答を理解し、講義内容を理解すること。 | 事前学習 2時間 事後学習 2時間 |
第13回 | インターネットやイントラネットに利用される最近の無線通信関連技術および無線通信サービスの動向について概説する。 FWA、無線LAN,Bluetooth等 | 事前学習:テキストの該当箇所をよく読み、十分な予習をしておくこと。 事後学習:演習解答を理解し、講義内容を理解すること。 | 事前学習 2時間 事後学習 2時間 |
第14回 | 無線通信におけるブロードバンド化、マルチメディア化のための最新技術とその動向について説明する。また、アドホックネットワーク、センサネットワーク、RFID等関連技術動向についても説明する。 | 事前学習:テキストの該当箇所をよく読み、十分な予習をしておくこと。 事後学習:演習解答を理解し、講義内容を理解すること。 | 事前学習 2時間 事後学習 2時間 |
第15回 | まとめ | 事後学習:テキストをはじめとする講義内容、演習課題を復習し、試験に臨むこと。 | 事前学習 0時間 事後学習 6時間 |
その他
教科書 |
熊澤・小園・大友 『ワイヤレス通信工学(改訂版)』 コロナ社 2003年 第7版
|
---|---|
参考書 |
授業の際に指示する
|
成績評価の方法 及び基準 |
定期試験、及び授業において出題した演習課題などを総合的に評価する |
定期試験等に ついて |
定期試験を実施予定 |
質問への対応 | 適宜対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
教務課 緊急時連絡先:080-5067-3034 メール:suno@jcom.zaq.ne.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
予習・復習をしてくること 毎回演習を実施する 授業の進捗状況によって授業計画の内容を変更する場合がある |