2025年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
科目名 | 電気計測 | ||
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設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 大谷 昭仁 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J21B |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 当該科目を履修した結果、最新の電子計測器の原理を理解するための基礎的知識を得ることができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
通信用計測器と産業用計測器の製造販売を行う企業において、研究業務および製品開発業務を経験した担当教員から以下の内容を修得する。 ①電気回路、電磁気を基礎として、計測技術の基礎的原理を学ぶ。 ②市販されている電子計測器の実例と、計測標準技術やトレーサビリティに関する講義を受け、計測技術と実社会の関連性について修得する。 なお、本講義は、基本「対面授業」である。ただし、諸事情から1~2回程度の「オンデマンド授業」を実施する場合がある。 (講義)パワーポイントを中心とした講義を進めるとともに演習問題を行う。 (その他)予習復習を行うためのレポート提出。 |
履修条件 | 電磁気学、電子回路とともに学習することが望ましい。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP3及びCP3に該当している。 |
授業計画
第1回 | (ガイダンス) 当該授業の重要性、位置づけを明確にし、これから半年館、「電気計測」でどのようなことを学ぶかを理解する。 | 【事前学修】 シラバスの内容を確認の上、授業に臨むこと。 【事後学修】 次回の予習のためのレポート課題を解くこと。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
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第2回 | (測定の基礎) 測定と計測の違いを明らかにし、測定の基礎的事項について理解する。測定法の種類ごとの特徴を理解するとともに、測定誤差の原因、補正について理解する。 | 【事前学修】 教科書1ページから17ぺージを読み、演習問題を解いておくこと。 【事後学修】 標準偏差の考え方を理解すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第3回 | (単位と標準) 単位の重要性と国際単位系について理解する。トレーサビリティを理解する。 | 【事前学修】 教科書18ページから30ページを読み、演習問題を解いておくこと。 【事後学修】 課題レポートの提出を行うこと。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第4回 | (電気計器) 指示電気計の分類、構成、動作原理、誤差要因、駆動装置、制御装置、制動装置を理解する。 | 【事前学修】 教科書31ページから43ページを読むこと。 【事後学修】 課題レポートの提出を行うこと。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第5回 | (電流計、検流計) 測定電流拡大のための分流器の種類、使用方法、原理を理解する。 | 【事前学修】 教科書43ページから47ページを読むこと。 【事後学修】 課題レポートの提出を行うこと。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第6回 | (電圧計、負荷効果) 電圧計の原理、負荷効果による測定誤差の発生について理解する。 | 【事前学修】 教科書48ページから62ページを読むこと。演習問題を解いておくこと。 【事後学修】 課題レポートの提出を行うこと。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第7回 | (電圧、電流の測定) 精度の高い測定が可能な電位差計の種類、原理、使用法を理解する。 | 【事前学修】 教科書63ページから73ページを読むこと。演習問題を解いておくこと。 【事後学修】 課題レポートの提出を行うこと。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第8回 | (実力確認レポート①)教室内で実施 手書きノート、電卓の持ち込み可、その他の情報端末、コピーの持ち込みは不可 | 【事前学修】 第2回~第7回講義内で説明をおこなった重要ポイント問題を確認すること。 【事後学修】 実力確認レポート①を再度、解きなおし重要ポイントを理解すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第9回 | (抵抗の測定) 通常の抵抗、非常に低い抵抗、非常に高い抵抗値の各抵抗値の定義とその測定法について理解する。また、標準抵抗器の実現方法についても理解する。 | 【事前学修】 教科書74ページから99ページを読むこと。演習問題を解いておくこと。 【事後学修】 課題レポートの提出を行うこと。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第10回 | (インピーダンスの測定) インピーダンスの等価回路から、周波数特性を理解するとともに、交流抵抗器、コイル、コンデンサの種類、特徴を理解する。 | 【事前学修】 教科書100ページから113ページを読むこと。 【事後学修】 課題レポートの提出を行うこと。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第11回 | (交流ブリッジ法) インピーダンス精密測定法としての各種交流ブリッジ法を理解する。またQメータの原理について理解する。 | 【事前学修】 教科書113ページから124ページを読むこと。演習問題を解いておくこと。 【事後楽手】 課題レポートの提出を行うこと。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第12回 | (電力、電力量の測定) 直流電力と、交流電力の測定について理解する。また、電力量の測定器として、代表的な誘導型電力量計と、高電圧や大電流を測定する際に用いられる計測用変成器について理解する。 | 【事前学修】 教科書125ページから136ページを読むこと。演習問題を解いておくこと。 【事後学修】 教科書の読み直し。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第13回 | (周波数、時間の測定) 標準電波、周波数標準発生器と周波数カウンタの特徴、原理を理解する。 | 【事前学修】 教科書137ページから141ページを読むこと。演習問題を解いておくこと。 【事後学修】 課題レポートの提出を行うこと。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第14回 | (波形、位相、スペクトル、ひずみ測定) 波形測定として用いられるオシロスコープの種類、原理、特徴を理解するとともに、波形測定からの位相測定、スペクトル測定、ひずみ測定について理解する。 予習:教科書142ページから160ページを読むこと。演習問題を解いておくこと。2時間 復習:教科書の読み直し。2時間 | 【事前学修】 教科書142ページから160ページを読むこと。演習問題を解いておくこと。 【事後学修】 教科書の読み直し。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第15回 | (実力確認レポート②)教室内で実施 手書きノート、電卓の持ち込み可、その他の情報端末、コピーの持ち込みは不可 | 【事前学修】 第9回~第14回講義内で説明をおこなった重要ポイント問題を確認すること。 【事後学修】 実力確認レポート②を再度、解きなおし重要ポイントを理解すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
その他
教科書 |
菅野充著「改訂電磁気計測」 電子情報通信学会大学シリーズ B-2 コロナ社 1991改訂版
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参考書 |
必要に応じて指示をします。
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成績評価の方法 及び基準 |
実力確認レポート①②に加えて、通常レポートや宿題等の提出回数および内容を加味して評価する。 実力確認レポート①②(60%)、レポート宿題等(20%)、その他(20%) 出席率6割以下の場合は、実力確認レポート①②の粗点に大きな減点を行う。 |
定期試験等に ついて |
理解度確認期間(14週目又は15週目)に平常試験を実施予定 |
質問への対応 | 随時、直接およびメール等で対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室:4号館414室 メールアドレス:ootani.akihito@nihon-u.ac.jp 電話:047-469-5452 |
オフィスアワー |
火曜 船橋 13:20 ~ 14:20 大谷 昭仁
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学生への メッセージ |