2025年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
科目名 | 光・電子応用計測 | ||
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設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 大谷 昭仁 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J31I |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 当該科目を履修した結果、電気計測と電子計測をもとに、最近の電子応用計測と光応用計測の原理を理解することができ、新規測定原理の提案能力や測定システム構築のアイデア創出能力を養うことができる。特に、測定システムの原理を考える力と自分で理解していく姿勢が身に着く。 |
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授業形態及び 授業方法 |
本科目では、実際に計測システムの開発経験がある講師から、市場販売されている計測システムの測定原理とその原理着想方法について学ぶ。大学で学んだ知識が実際のシステムでどのように生かされるのか、そのために学生時代に何をすべきかを講師の成功・体験談から学ぶ。 基本、「対面」講義形式で授業を進める。ただし、諸事情により、1~2回程度の「オンデマンド講義」を実施する場合がある。 |
履修条件 | 電子計測システムを履修していることが望ましい。 光に関する予備知識を持っていることが望ましい。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP3及びCP3に該当しています。 |
授業計画
第1回 | (ガイダンス) 光・電子応用計測の講義概要を説明するとともに、トレーサビリティ、接頭語、計測について理解を深める。 | 【事前学修】 シラバスの内容を確認の上、授業に臨む。 【事後学修】 興味ある計測技術に関する調査報告をする。 | 事前学修:1時間 事後学修:2時間 |
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第2回 | (超音波の発生、超音波の性質) 超音波に関する一般的な知識の理解と応用への導入について理解する。 | 【事前学修】 教科書97ページから102ページを読むこと。 【事後学修】 課題レポートに取り込み、超音波と光の回折現象の相互作用を理解すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第3回 | (超音波応用計測1) 超音波を用いた具体的計測システムを理解する。 | 【事前学修】 教科書102ページから108ページを読むこと。 【事後学修】 課題レポートに取り込み、測定システムの性能を決定する要因が何かを理解すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第4回 | (超音波応用計測2) 超音波を用いた具体的計測システムを理解する。 | 【事前学修】 教科書106ページから110ページを読むこと。 【事後学修】 動作原理を理解し、自らが説明できるようになること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第5回 | (放射線とその性質、放射線の単位) 放射線に関する基礎的な性質を理解する。 | 【事前学修】 教科書138ページから142ページを読むこと。 【事後学修】 x線、α線、β線、γ線の基本的な特性を理解し、応用を考えること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第6回 | (放射線検出器) 放射線を検出する各種の手法に関する基礎的な知識を得る。 | 【事前学修】 教科書142ページから148ページを読むこと。 【事後学修】 電離箱の基本的な特性を理解し、応用を考えること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第7回 | (放射線応用計測) 放射線による基本的な応用計測手法を理解するとともに、測定原理を理解する。 | 【事前学修】 教科書149ページから158ページを読むこと。 【事後学修】 測定原理を十分に考察すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第8回 | (光応用計測の基礎) 光を用いた計測システムを構築するために、必要となる光電変換技術と、コヒーレンス等の光の属性、変調、レーザ発振について理解する。 | 【事前学修】 教科書111ページから124ページを読むこと。 【事後学修】 受光器に波長感度特性があることとコヒーレンス等の光の属性について理解すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第9回 | (自然光による計測) コヒーレンス性のない光を計測に場合に利用できる光の属性を理解するとともに、実際の応用例を知る。 | 【事前学修】 教科書115ページから117ページを読むこと。 【事後学修】 透過型計測、反射型計測、放射型計測について復習すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第10回 | (レーザ応用計測1) レーザを用いた計測システムの原理を理解する。 | 【事前学修】 教科書118ページから129ページを読むこと。 【事後学修】 教科書に記載している図の動作原理を説明できるようになること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第11回 | (レーザ応用計測2) レーザを用いた計測システムの原理を理解する。 予習:教科書129ページから130ページを読むこと。120分 復習:教科書に記載している図の動作原理を説明できるようになること。120分 | 【事前学修】 教科書129ページから130ページを読むこと。 【事後学修】 教科書に記載している図の動作原理を説明できるようになること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第12回 | (光による速度・角速度の測定) レーザを用いた計測システムの原理を理解する。 | 【事前学修】 教科書131ページから133ページを読むこと。 【事後学修】 教科書に記載している図の動作原理を説明できるようになること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第13回 | (偏光状態の変化を利用した計測(光パルスによる超高速波形観測システムの理解)) ファラデー効果を用いた計測システムの原理を理解する。 | 【事前学修】 教科書133ページから134ページを読むこと。 【事後学修】 教科書に記載している図の動作原理を説明できるようになること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第14回 | (実力確認レポート①とその解説) 教室にて実施 ※手書きノート、電卓の持ち込み可、その他の情報端末、コピーの持ち込みは不可 | 【事前学修】 第2回~第7回講義内で説明をおこなった重要ポイントを確認すること。 【事後学修】 平常試験①問題を再度、解きなおし重要ポイントを理解すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第15回 | (実力確認レポート②とその解説) 教室にて実施 ※手書きノート、電卓の持ち込み可、その他の情報端末、コピーの持ち込みは不可 | 【事前学修】 第8回~第13回講義内で説明をおこなった重要ポイントを確認すること。 【事後学修】 平常試験②問題を再度、解きなおし重要ポイントを理解すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
その他
教科書 |
須山正敏、関根好文「エレクトロニクス計測」コロナ社 2005 第7版
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参考書 |
随時、必要な時に指示します。
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成績評価の方法 及び基準 |
通常レポート、宿題等の提出回数及び内容と、実力確認レポート①②の総合総合評価による。 レポート(20%)、実力確認レポート①②(60%)、その他(20%) 出席率6割以下の場合、平常試験①②の粗点を大きく減点する。 |
定期試験等に ついて |
理解度確認期間(14週目又は15週目)に平常試験を実施予定 |
質問への対応 | 電話、メール等で対応 |
研究室又は 連絡先 |
船橋4号館414室 内線5452 ootani.akihito@nihon-u.ac.jp 047-469-5452 |
オフィスアワー |
火曜 船橋 13:20 ~ 14:20 大谷 昭仁
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学生への メッセージ |