2025年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
科目名 | 電子工学実験Ⅳ | ||
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設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 瀧川・高橋(芳) 他 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜3・4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J43F |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | アナログやディジタル信号の変調・復調・処理,マイクロ波や光による情報伝搬に関する実験などを通して,電子工学発展の原動力となった通信工学、通信ネットワークに関する基礎知識を体得,理解することができる. |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 グループによる実験を行う.また,実験順はグループにより異なる.なお,実験後には口頭試問を行い,実験内容の把握状況をチェックする.また対面実施の口頭試問では,企業の第一線で活躍したエンジニアも教員として加わることにより,各々の実験内容が実際に社会で使用されている電子機器にどのように活かされているのかなどについても学ぶ. |
履修条件 | 【必修】 電子回路,通信システム系の科目を履修していることが望ましい. |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP4・5・6及びCP4・5・6に該当しています. |
授業計画
第1回 | 模擬実験 実験レポートの書き方(結果の示し方,考察の方法など)の復習として、提示された実験結果に対して,データ整理,理論値との比較など基本的な考察を行う手法を学ぶ. | 【事前/事後学修】1年~3年時の実験テキストも含めて熟読し、実験レポートの書き方を復習する. | 【事前学修】1.0時間 【事後学修】1.0時間 |
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第2回 | リング変調器(Ⅰ) 振幅変調 (AM) 方式の原理を理解し,AM変調回路と復調回路の原理および特性を理解する. | 【事前学修】テキストを読み実験内容を理解した上で,予習レポートを作成する. 【事後学修】実験結果および考察を予習レポートに追加し,実験報告書としてまとめる. | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】1.5時間 |
第3回 | リング変調器(Ⅱ) 振幅変調 (AM) 方式の原理を理解し,変調損失や歪み、および復調回路の原理および特性を理解する. | 【事前学修】テキストを読み実験内容を理解した上で,予習レポートを作成する. 【事後学修】実験結果および考察を予習レポートに追加し,実験報告書としてまとめる. | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】1.5時間 |
第4回 | 周波数変調方式 振幅変調 (FM) 方式の原理を理解し,FM変調回路と復調回路の原理および特性を理解する. | 【事前学修】テキストを読み実験内容を理解した上で,予習レポートを作成する. 【事後学修】実験結果および考察を予習レポートに追加し,実験報告書としてまとめる. | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】1.5時間 |
第5回 | モノポールアンテナの入力インピーダンス 同軸ケーブルにより給電したモノポールアンテナの入力インピーダンス特性を測定し、線状アンテナの入力インピーダンス特性を理解する. | 【事前学修】テキストを読み実験内容を理解した上で,予習レポートを作成する. 【事後学修】実験結果および考察を予習レポートに追加し,実験報告書としてまとめる. | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】1.5時間 |
第6回 | マイクロ波 マイクロ波帯における回路素子を用いて、周波数、定在波、電力の測定を行う.これより高周波電力計,標準信号発生器,周波数計の理論・構造・機能ついて理解する. | 【事前学修】テキストを読み実験内容を理解した上で,予習レポートを作成する. 【事後学修】実験結果および考察を予習レポートに追加し,実験報告書としてまとめる. | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】1.5時間 |
第7回 | FPGAを用いたディジタル回路設計 カウンタ回路やPWM発生回路をFPGAを用いて構成し,その構成方法および動作原理を理解する. | 【事前学修】テキストを読み実験内容を理解した上で,予習レポートを作成する. 【事後学修】実験結果および考察を予習レポートに追加し,実験報告書としてまとめる. | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】1.5時間 |
第8回 | グループディスカッション1 これまでの実験テーマについて、受講者同士で内容、結果について議論し、その事象に対する造詣を深める.また、実施していない若しくは終了していないテーマ実験がある場合は,当回を補習実験日に充てる. | 【事前学修】テキストを読み実験内容を理解する. 【事後学習】実験結果および考察を深める. | 【事前学修】1.0時間 【事後学修】1.0時間 |
第9回 | A-D, D-A変換器 アナログ量とディジタル量の変換回路を用いることにより,変換方式の原理,変換過程などについて理解する. | 【事前学修】テキストを読み実験内容を理解した上で,予習レポートを作成する. 【事後学修】実験結果および考察を予習レポートに追加し,実験報告書としてまとめる. | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】1.5時間 |
第10回 | パルス符号変調方式 時分割多重パルス符号変調器を用いることにより,PCM方式の原理、機能および性能を理解する. | 【事前学修】テキストを読み実験内容を理解した上で,予習レポートを作成する. 【事後学修】実験結果および考察を予習レポートに追加し,実験報告書としてまとめる. | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】1.5時間 |
第11回 | ディジタル信号の伝送特性 伝送線路の特性により,伝送によりディジタル波形は劣化すること,またこの波形劣化により符号再生の際に誤りが生じることを理解する. | 【事前学修】テキストを読み実験内容を理解した上で,予習レポートを作成する. 【事後学修】実験結果および考察を予習レポートに追加し,実験報告書としてまとめる. | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】1.5時間 |
第12回 | 水晶発振器 通信ネットワークの安定な基準周波数源として重要な水晶発振器について,機構およびその特性を理解する. | 【事前学修】テキストを読み実験内容を理解した上で,予習レポートを作成する. 【事後学修】実験結果および考察を予習レポートに追加し,実験報告書としてまとめる. | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】1.5時間 |
第13回 | 光通信 光ファイバを用いた通信装置を用いて,光通信方式の原理,機能,特性を理解する. | 【事前学修】テキストを読み実験内容を理解した上で,予習レポートを作成する. 【事後学修】実験結果および考察を予習レポートに追加し,実験報告書としてまとめる. | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】1.5時間 |
第14回 | 位相同期回路(PLL) 入力信号と出力信号の周波数を,自動制御で正確に一致させる位相同期回路(PLL回路)の構成や動作について理解する. | 【事前学修】テキストを読み実験内容を理解した上で,予習レポートを作成する. 【事後学修】実験結果および考察を予習レポートに追加し,実験報告書としてまとめる. | 【事前学修】0.5時間 【事後学修】1.5時間 |
第15回 | グループディスカッション2 これまでの実験テーマについて、受講者同士で内容、結果について議論し、その事象に対する造詣を深める.また、実施していない若しくは終了していないテーマ実験がある場合は,当回を補習実験日に充てる. | 【事前学修】テキストを読み実験内容を理解する. 【事後学習】実験結果および考察を深める. | 【事前学修】1.0時間 【事後学修】1.0時間 |
その他
教科書 |
授業時配布
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参考書 |
必要に応じて各自調べる.
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成績評価の方法 及び基準 |
実験報告書(レポート)(70%),実験中に行う口頭試問(30%)により評価する. |
定期試験等に ついて |
平常点やレポート等の課題による評価予定 |
質問への対応 | 随時 |
研究室又は 連絡先 |
瀧川:4号館435室(takikawa.michio@nihon-u.ac.jp) 布施:4号館431室(fuse.masaaki@nihon-u.ac.jp) 高橋:4号館425室 (takahashi.yoshihiro@nihon-u.ac.jp) |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:15 ~ 13:15 瀧川(435室)
木曜 船橋 12:15 ~ 13:15 布施(431室)
金曜 船橋 12:00 ~ 13:00 高橋(425室)
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学生への メッセージ |
実験内容を十分に理解した上で実験に臨むこと.把握状況に関しては口頭試問によりチェックする.また,提出物の内容に不備・不足が認められる場合は指摘事項を明記し,再提出を求める. |