2025年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
科目名 | アナログ集積回路 | ||
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設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 今池 健 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J51D |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 近年の電子,通信,情報分野において,その装置の小型化,低消費電力化が重要になってき ており,電子回路は益々重要になってきている.現在ではいろいろな特性を持つ電子回路が集積化され1つのチップ上に構成される.この授業の修得により,電子回路Ⅰ・Ⅱ及びアナログ集積回路基礎の知識をもとに,現実に使用されている集積回路の電子回路を理解,設計できるようになる. |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 講義を主体とし,理解を助けるため例題による勉強および演習を行う.教科書を主とするが 適宜内容を補充しながら講義を進める.随時演習,宿題を課して理解を深める. |
履修条件 | 電子回路Ⅰ,電子回路Ⅱおよびアナログ集積回路基礎の内容を理解していること. |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP3及びCP3に該当している. |
授業計画
第1回 | この授業の重要性,位置付けを明確にし,これからアナログ集積回路の授業でどのようなことを学ぶのかを説明する. | 【事前学習】電子回路Ⅱで学んだオペアンプついて復習する. 【事後学習】教科書及び演習書の該当箇所を確認し,課題を解き理解する. | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
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第2回 | 演算増幅器の基本応用回路1:理想演算増幅器について説明した後,反転増幅器と非反転増幅器の電圧利得,入力インピーダンス,出力インピーダンスについて説明する. | 【事前学習】教科書の該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと. 【事後学習】教科書及び演習書の該当箇所を確認し,課題を解き理解する. | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第3回 | 演算増幅器の基本応用回路2:理想演算増幅器について説明した後,反転増幅器と非反転増幅器の電圧利得,入力インピーダンス,出力インピーダンスについて説明する. | 【事前学習】教科書の該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと. 【事後学習】教科書及び演習書の該当箇所を確認し,課題を解き理解する. | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第4回 | 演算増幅器の線形回路への応用1:入力インピーダンス,出力インピーダンスの影響について説明する. | 【事前学習】教科書の該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと. 【事後学習】教科書及び演習書の該当箇所を確認し,課題を解き理解する. | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第5回 | 演算増幅器の線形回路への応用2:計測器などに用いられる差動増幅器について説明し,信号の線形演算に用いられる加算増幅器と積分器について説明する. | 【事前学習】教科書の該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと. 【事後学習】教科書及び演習書の該当箇所を確認し,課題を解き理解する. | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第6回 | 演算増幅器の非線形回路への応用1:半波整流器,クリップ回路,全波整流器について説明する. | 【事前学習】教科書の該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと. 【事後学習】教科書及び演習書の該当箇所を確認し,課題を解き理解する. | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第7回 | 演算増幅器の非線形回路への応用2:包絡線検波器,対数増幅器について説明する. | 【事前学習】教科書の該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと. 【事後学習】教科書及び演習書の該当箇所を確認し,課題を解き理解する. | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第8回 | 演算増幅器の非線形回路への応用3:帰還安定化電源,掛け算器,自動利得制御(AGC)について説明する. | 【事前学習】教科書の該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと. 【事後学習】教科書及び演習書の該当箇所を確認し,課題を解き理解する. | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第9回 | 帰還回路1:簡単な回路例を示しながら4種類の帰還回路を挙げ,基本概念について説明する. 【事前学習】教科書の該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと 【事後学習】教科書及び演習書の該当箇所を確認し,課題を解き理解する | 【事前学習】教科書の該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと. 【事後学習】教科書及び演習書の該当箇所を確認し,課題を解き理解する. | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第10回 | 帰還回路2:演算増幅器を用いた帰還回路の利得,ループ利得,感度係数,周波数特性などから帰還回路の特徴を明らかにする. | 【事前学習】教科書の該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと. 【事後学習】教科書及び演習書の該当箇所を確認し,課題を解き理解する. | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第11回 | 周波数補償回路:補償方法としては位相遅れ補償と位相進み補償に分けて説明し,演算増幅器の周波数補償にもふれる. | 【事前学習】教科書の該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと. 【事後学習】教科書及び演習書の該当箇所を確認し,課題を解き理解する. | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第12回 | 発振器1:工学分野で動作が不安定になるため通常避けられているループ利得1∠0°となる点を積極的に用いる発振器が電子工学において重要であることを説き,発振器の考え方,種類をあげて,それぞれについて説明する. | 【事前学習】教科書の該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと. 【事後学習】教科書及び演習書の該当箇所を確認し,課題を解き理解する. | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第13回 | 発振器2:水晶発振器の原理とその特徴について説明する. | 【事前学習】教科書の該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと. 【事後学習】教科書及び演習書の該当箇所を確認し,課題を解き理解する. | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第14回 | 平常試験およびその解説 | 【事前学習】これまでの内容について復習し、演習に対する対策をする. | 【事前学習】4時間 |
第15回 | 発振器3:発振器の安定度について最近の話題を含めて説明する. | 【事前学習】教科書の該当ページを読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと. 【事後学習】教科書及び演習書の該当箇所を確認し,課題を解き理解する. | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
その他
教科書 |
シリング,ビラブ著 『トランジスタとICのための電子回路II』 朝倉書店
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参考書 |
シリング,ビラブ著 『トランジスタとICのための電子回路I』 朝倉書店
必要に応じて指示
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート30%,平常試験70% |
定期試験等に ついて |
理解度確認期間(14週目又は15週目)に平常試験を実施予定 |
質問への対応 | 随時,直接及びメール等で対応 |
研究室又は 連絡先 |
4号館413室 imaike.takeshi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:15 ~ 13:15 4号館1階413室
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学生への メッセージ |