2025年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 | 物質応用化学インセンティブ | ||
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設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 清水・山田 他 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜1・2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | L11B |
クラス | 共通 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 化学に対する興味と認識を新たにし,物質化学を学ぶモチベーションを高めることができる.3年後期実施する研究基礎実験のための研究室配属のための予備知識とすることができる. |
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授業形態及び 授業方法 |
物質応用化学科の教員が,各自の専門に基づいたゼミナールを,学術資料,対面形式を基本として行う.毎回,受講者の理解度を計るためにレポートの提出を義務づける. 本科目はオムニバス形式で行い,6, 9,10回目の講義に企業や研究機関の第一線で活躍した経験のある教員が,大学で学んだ知識を社会に出てからどのように活かしていくのか,企業ではどのような素養が要求されるのかなど、学生時代に何をすべきかを各回の内容に付随して説明する. |
履修条件 | 高校までの化学,物理および生物の基礎的知識.また,基本的な英文の読解力.授業内容を日本語で適切にまとめられる力.レポートとしてまとめる力 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・2及びCP5に該当している. |
授業計画
第1回 | 4月14日 1・2時限目 清水繁:大学図書館利用法/高分子のはなし-物性を中心として- | 【事前学習】高分子について復習しておくこと 【事後学習】高分子とその物性について復習しておくこと | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(140分) |
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第2回 | 4月28日 1時限目 松田弘幸:学生生活の安全・健康学/「化学工学」の始まりと発展,その役割 | 事前学習】基礎物理化学(化学工学)の教科書1ページから4ページを熟読すること 【事後学習】化学工学の役割について復習しておくこと | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(140分) |
第3回 | 4月28日 2時限目 浮谷基彦:レポートの書き方/天然化合物の有効利用-生物資源を素材とした新規機能性物質の設計と合成- | 【事前学習】レポートの役割および植物に含まれる有機化合物をインターネットで調べること 【事後学習】レポート作成時の注意点および植物成分の活用方法について復習しておくこと | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(140分) |
第4回 | 5月12日 1時限目 青山忠:環境にやさしく有機化合物をつくるために | 【事前学習】有機化合物の合成法に関してインターネットや書籍を使って各自調べておくこと 【事後学習】有機反応に関してインターネットや書籍を使って各自調べておくこと | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(140分) |
第5回 | 5月12日 2時限目 山田 和彦:なぜMRIはヒトを透視できるのか? | 【事前学習】医療用MRIの使用用途をインターネット等で調べること 【事後学習】磁気共鳴の原理について復習すること | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(140分) |
第6回 | 5月26日 1時限目 梅垣哲士:触媒を自在に設計するための構造制御技術 -ナノサイズの物質と空間が生み出す触媒機能- | 【事前学習】触媒に関する基礎知識を学習しておくこと 【事後学習】触媒機能とナノ構造および構造制御技術について復習しておくこと | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(140分) |
第7回 | 5月26日 2時限目 大月穣:分子を組み立てて究極のデバイスをつくる-超分子化学の挑戦 【事前 | 【事前学習】事前に配布する資料(大月穣「人類は原子を操れるか」,月報・経理部長2022年9月第56巻第5号1-24,産業経理協会)を読んで予習しておくこと 【事後学習】分子デバイスについて復習しておくこと | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(140分) |
第8回 | 6月9日 1時限目 小嶋芳行:地球温暖化と二酸化炭素の関係 | 【事前学習】インターネットなどにより温室効果ガスなどを調べておくこと 【事後学習】地球温暖化について復習しておくこと | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(140分) |
第9回 | 6月9日 2時限目 須川晃資:最先端ナノ材料は医療とエネルギー社会を革新できるか? | 【事前学習】ナノテクノロジーについてインターネットや書籍を使って各自調べておくこと 【事後学習】ナノ材料化学や金属ナノ粒子について復習しておくこと | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(140分) |
第10回 | 6月23日 1時限目 鈴木佑典:細胞の運命を決定づける生体膜-幹細胞と複合糖質について- | 【事前学習】胚性幹細胞(ES細胞),人工多能性幹細胞(iPS細胞)について調べておくこと 【事後学習】幹細胞と生体膜について復習しておくこと | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(140分) |
第11回 | 6月23日 2時限目 伊掛浩輝:紫外線をカットする高透明性高分子複合材料を作る | 【事前学習】配付の授業資料を通読し,理解できない箇所を明確にし,質問できるようにする 【事後学習】授業に参加し,理解できなかった箇所,不明な点を調べ,疑問点を解消するよう努める | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(140分) |
第12回 | 7月7日 1時限目 角田雄亮:有機資源の利用の仕方 | 【事前学習】再生可能資源やリサイクルついて調査しておくこと 【事後学習】有機資源の利用の仕方について復習しておくこと | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(140分) |
第13回 | 7月7日 2時限目 谷川実:微生物と酵素の利用 | 【事前学習】微生物とは何か酵素とは何かインターネットや書籍を使って各自調べておくこと 【事後学習】微生物と酵素の利用方法についてインターネットや書籍を使って各自調べておくこと | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(140分) |
第14回 | 7月21日 1時限目 吉川賢治:日常生活に潜む化学物質の安全性 -微量化学物質の同時分析および評価法- | 【事前学習】化学物質の有用性および有害性について書籍やインターネットを使って各自調べておくこと 【事後学習】微量化学物質の同時分析および評価法について復習しておくこと | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(140分) |
第15回 | 7月21日 2時限目 星徹:SDGsを踏まえた新しい高分子材料の作り方 | 【事前学習】配布資料を熟読しておくこと 【事後学習】SDGsと材料開発の関係について復習しておくこと | 【事前学習】(120分) 【事後学習】(140分) |
その他
教科書 |
日本大学理工学部物質応用化学科 編 『物質応用化学インセンティブ』 化学工業社 2017年
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
受講者の理解度を確認するためのレポートで評価する. 提出の遅れは減点の対象とする.また,未提出の場合は0点となる. レポートは10点満点で採点する.合計点を100点に規格化し成績評価とする. |
定期試験等に ついて |
定期試験を実施予定 |
質問への対応 | CST-VOICEおよびメールなどで対応する. |
研究室又は 連絡先 |
研究室や連絡先などは,各回の担当教員ごとに授業中に指示する. |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 12:10 ~ 13:20 メールなどの受付時間です.返信などは各回の担当教員から連絡があります.
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学生への メッセージ |
各回の講義形式についてはCST-VOICEに掲載されるので,必ず事前に確認して講義の準備をすること.必修科目なので全員全ての回を受講すること. 必ずレポートを期限内に提出すること. |