2025年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 | エネルギー環境工学 | ||
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設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 角田 雄亮 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜3 月曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L13P L14O |
クラス | 共通 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 工学技術を実践するとき、それが資源と環境に及ぼす影響に配慮することは必須である。本講では、資源の変換と後始末の問題、すなわちこれを適正に処理するために必要な知識を学習し、以下の内容について学ぶことを目標とする。 (1)エネルギー資源の利用技術を十分に理解し、今後の資源利用について考察できること (2)資源利用と環境保全のバランスを考慮して実践的な環境配慮型技術を考察できること (3)グループディスカッションを通じて今後のエネルギー利用について考察できること |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 パワーポイントを用いて講義を行う。講義内で複数回小テストを実施する。グループディスカッションを行い、レポートを課す。 |
履修条件 | 環境化学Ⅰ、Ⅱのうち1科目以上を習得していることが望ましい。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・5及びCP1・3・5に該当する。 |
授業計画
第1回 | 〇エネルギー環境工学の概要 経済発展、資源の確保、環境保全の問題について講義する。小テストを実施する。 | 【事前学習】自身が考える資源確保の問題や環境保全について下調べをする。 【事後学習】講義説明を受け、経済、資源、環境の関わりに対する考察を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
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第2回 | 〇エネルギー資源とその利用状況 資源の種類とその利用状況について概説する。小テストを実施する。 | 【事前学習】エネルギー資源について下調べをする。 【事後学習】講義説明を受け、エネルギー資源の利用について考察を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第3回 | 〇化石燃料エネルギー①(石炭、石油) 石炭、石油の利用と環境汚染について概説する。小テストを実施する。 | 【事前学習】石炭、石油の利用について下調べをする。 【事後学習】講義説明を受け、石炭、石油の利用と環境汚染に対する考察を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第4回 | 〇化石燃料エネルギー②(天然ガス、メタンハイドレート) 天然ガスの利用、メタンハイドレートの採掘技術について概説する。小テストを実施する。 | 【事前学習】天然ガスやメタンハイドレートについて下調べをする。 【事後学習】講義説明を受け、天然ガスやメタンハイドレートに対する考察を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第5回 | 〇エネルギー資源利用による大気汚染 地球温暖化や酸性雨について概説する。小テストを実施する。 | 【事前学習】地球温暖化や酸性雨について下調べをする。 【事後学習】講義説明を受け、地球温暖化や酸性雨に対する考察を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第6回 | 〇再生可能エネルギー①(自然エネルギー) 各種自然エネルギーの利用方法について概説する。小テストを実施する。 | 【事前学習】自然エネルギーの現状について下調べをする。 【事後学習】講義説明を受け、自然エネルギーの在り方に対する考察を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第7回 | 〇理解度確認試験(中間試験) 第1回~第6回の内容について、理解を確認するための試験を行う。 | 【事前学習】ここまでの講義内容について復習をする。 【事後学習】理解度が低かった箇所を重点的に復習する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第8回 | 〇再生可能エネルギー②(バイオマスエネルギー) 中間試験の結果について総評(解説)した後、バイオマスエネルギーの利用方法について概説する。小テストを実施する。 | 【事前学習】バイオマスエネルギーの現状について下調べをする。 【事後学習】講義説明を受け、バイオマスエネルギーの在り方に対する考察を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第9回 | 〇再生可能エネルギー③(水素利用、バイオマスリファイナリー) 水素利用、バイオマスリファイナリーについて概説する。小テストを実施する。 | 【事前学習】水素利用、バイオマスリファイナリーについて下調べをする。 【事後学習】講義説明を受け、水素利用、バイオマスリファイナリーに対する考察を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第10回 | 〇核エネルギー 温暖化対策の一環として核エネルギーの利用について考える。小テストを実施する。 | 【事前学習】原子力発電について下調べをする。 【事後学習】講義説明を受け、核エネルギーの在り方に対する考察を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第11回 | 〇省エネルギー対策 コジェネレーション、ヒートポンプなどについて概説する。小テストを実施する。 | 【事前学習】省エネルギー対策について下調べをする。 【事後学習】講義説明を受け、省エネルギー対策の在り方に対する考察を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第12回 | 〇エネルギー利用に対する考察① エネルギー利用に対する課題を提示し、グループディスカッションを行う。 | 【事前学習】事前に提示された課題に対して下調べを行う。 【事後学習】グループディスカッションを受けて再度下調べを行う。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第13回 | 〇エネルギー利用に対する考察② 前回のグループディスカッションの続きを行い、意見をまとめる。レポートを課す。 | 【事前学習】前回のグループディスカッションを受けて課題に対する調査を行う。 【事後学習】今回のディスカッションを受けてレポートを作成する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第14回 | 〇理解度確認試験(期末試験)に向けた講義内容のまとめ 理解度確認試験(期末試験)に向けた講義内容のまとめを行う。 | 【事前学習】ここまでの講義内容について復習をする。 【事後学習】理解度確認試験(期末試験)に向けて復習する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第15回 | 〇理解度確認試験(期末試験)とその解説 第8回~第14回の内容について、理解を確認するための試験およびその解説を行う。 | 【事前学習】ここまでの講義内容について復習をする。 【事後学習】理解度が低かった箇所を重点的に復習する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
その他
教科書 |
教科書は使用せず、必要に応じて講義資料を配布する。
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参考書 |
『資源・エネルギー工学要論[ISBN978-4807908233]』 世良 力 東京化学同人 2013年 第3版
『環境科学要論[ISBN978-4807907595]』 世良 力 東京化学同人 2011年 第3版
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成績評価の方法 及び基準 |
各回の小テスト(20%)、第7回の中間試験(30%)、第13回のレポート(20%)、第15回の期末試験(30%)により評価する。 小テストは解答後に解説を示してフィードバックとする。その他課題のフィードバックは授業中またはCST-Voiceにて行う。 |
定期試験等に ついて |
理解度確認期間(14週目又は15週目)に平常試験を実施予定 |
質問への対応 | 授業中外を問わず、随時対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
2号館3階231A号室 E-mail kakuta.yusuke@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 15:30 ~ 17:30 2号館231A室
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学生への メッセージ |
エネルギー資源や環境問題はどのような分野においても必要な知識となっている。過去の問題点と今後の対策について広く扱うので、知識を広く習得したい学生に受講を勧める。 |