2025年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 | 環境化学Ⅱ | ||
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設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 角田 雄亮 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜3 金曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L53O L54P |
クラス | 共通 |
概要
学修到達目標 | 昨今の環境問題の中でも特に廃棄物の問題は人間の生活と密接に関連しており、解決するためには社会全体で取り組む必要がある。これらの取り組み(環境基本法などの法律整備、リサイクルの推進)を中心に学習し、生活を豊かにする化学技術の在り方について考察できる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 パワーポイントを用いて講義を行う。 |
履修条件 | 環境化学Ⅰを受講していることが望ましい。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3・5及びCP1・3・5に該当している。 |
授業計画
第1回 | 〇講義内容の説明 環境問題に対する基本的な考え方について説明する。 | 【事前学習】自身が考える環境問題について下調べをする。 【事後学習】講義説明を受け、環境問題に対する考察を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
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第2回 | 〇廃棄物による環境問題 過去の環境問題(主に公害)について説明し、現在の環境問題への移り変わりを講義する。小テストを実施する。 | 【事前学習】公害について下調べをする。 【事後学習】講義説明を受け、現在の環境問題に対する考察を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第3回 | 〇廃棄物の処理状況 産業廃棄物と一般廃棄物の処理状況について有効利用方法も合わせて確認する。また、これらを統括する法律体系について概説する。小テストを実施する。 | 【事前学習】廃棄物処理について下調べをする。 【事後学習】講義説明を受け、廃棄物処理に対する考察を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第4回 | 〇廃棄物の再資源化技術(1) 容器包装リサイクル法について概説し、これに関する化学技術について具体例をもとに解説する。小テストを実施する。 | 【事前学習】容器包装リサイクル法について下調べをする。 【事後学習】講義説明を受け、容器包装リサイクル法に対する考察を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第5回 | 〇廃棄物の再資源化技術(2) 家電リサイクル法および食品リサイクル法について概説し、これらに関する化学技術について具体例をもとに解説する。小テストを実施する。 | 【事前学習】家電リサイクル法、食品リサイクル法について下調べをする。 【事後学習】講義説明を受け、家電リサイクル法、食品リサイクル法に対する考察を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第6回 | 〇廃棄物の再資源化技術(3) 廃棄物系バイオマスの利用方法について概説し、これらに関する化学技術について具体例をもとに解説する。小テストを実施する。 | 【事前学習】廃棄物系バイオマスの利用方法について下調べをする。 【事後学習】講義説明を受け、廃棄物系バイオマスの利用方法、建設リサイクル法に対する考察を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第7回 | 〇廃棄物の再資源化技術(4) 建設リサイクル法、自動車リサイクル法について概説し、これに関する化学技術について具体例をもとに解説する。小テストを実施する。 | 【事前学習】建設リサイクル法、自動車リサイクル法について下調べをする。 【事後学習】講義説明を受け、建設リサイクル法、自動車リサイクル法に対する考察を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第8回 | 〇理解度確認試験(中間試験) 第1回~第7回の内容について、理解を確認するための試験を行う。 | 【事前学習】ここまでの講義内容について復習をする。 【事後学習】理解度が低かった箇所を重点的に復習する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第9回 | 〇廃棄物の再資源化技術(5) 中間試験の結果について総評(解説)した後、繊維廃棄物のリサイクルの現状と課題について解説する。小テストを実施する。 | 【事前学習】繊維廃棄物のリサイクルの現状について下調べをする。 【事後学習】講義説明を受け繊維廃棄物のリサイクルの現状と課題に対する考察を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第10回 | 〇他国の廃棄物処理対策 欧州における廃棄物処理対策および自然エネルギー導入の推進方法について解説する。小テストを実施する。 | 【事前学習】他国の廃棄物処理対策について下調べをする。 【事後学習】講義説明を受け、自然エネルギー導入の推進方法に対する考察を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第11回 | 〇ライフサイクルアセスメント(1) 環境評価の考え方について概説する。小テストを実施する。 | 【事前学習】ライフサイクルアセスメントについて下調べをする。 【事後学習】講義説明を受け、環境評価の考え方に対する考察を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第12回 | 〇ライフサイクルアセスメント(2) 環境評価について例題を用いて具体的な方法について解説する。小テストを実施する。 | 【事前学習】ライフサイクルアセスメントの具体例について下調べをする。 【事後学習】講義説明を受け、例題の再確認やライフサイクルアセスメントの適用性について考察を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第13回 | 〇ライフサイクルアセスメント(3) 環境評価について演習問題を用いて具体的な計算方法について解説する。小テストを実施する。 | 【事前学習】ライフサイクルアセスメントの具体的な計算方法について下調べをする。 【事後学習】講義説明を受け、演習問題の再確認やライフサイクルアセスメントの事例について考察を深める。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第14回 | 〇理解度確認試験(期末試験)に向けた講義内容のまとめ 理解度確認試験(期末試験)に向けた講義内容のまとめを行う。 | 【事前学習】ここまでの講義内容について復習をする。 【事後学習】理解度確認試験(期末試験)に向けて復習する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第15回 | 〇理解度確認試験(期末試験)とその解説 第9回~第14回の内容について、理解を確認するための試験およびその解説を行う。 | 【事前学習】ここまでの講義内容について復習をする。 【事後学習】理解度が低かった箇所を重点的に復習する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
その他
教科書 |
教科書は用いず、必要に応じて参考資料を配布する。
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参考書 |
安原昭夫、小田淳子 『地球の環境と化学物質[ISBN978-4782706831]』 三共出版 2007年 第1版
北野大、及川紀久雄、久保田正明 『資源・エネルギーと循環型社会[ISBN978-4782704639]』 三共出版 2003年 第1版
『環境科学要論[ISBN978-4807907595]』 世良力 東京化学同人 2011年 第3版
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成績評価の方法 及び基準 |
各回で実施される小テスト(30%)、第8回に行われる中間試験(35%)、第15回に行われる期末試験(35%)により評価する。 小テストは解答後に解説を示してフィードバックとする。課題のフィードバックは講義中に行うかCST-Voiceを通じて行う。 |
定期試験等に ついて |
理解度確認期間(14週目又は15週目)に平常試験を実施予定 |
質問への対応 | 授業中外を問わず、随時対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
物質応用化学科 化学工学研究室(駿河台校舎2号館3階231A室) E-mail: kakuta.yusuke@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 15:00 ~ 16:00 2号館3階231A室
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学生への メッセージ |