2025年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 |
卒業研究
高分子工学研究室(清水・伊掛・星)
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設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 青山・梅垣 他 | 履修期 | 年間 |
単位 | 4 | 曜日時限 | 土曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L65M |
クラス | 高分子工学研究室 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
研究テーマ 及び研究領域 |
新規機能性高分子材料の開発を目指す.本科目では,高分子の合成法・物性評価・材料設計を実践的に学び,実力を養成する.機能性高分子を合成・調製し,得られた材料の機能特性を評価する.清水・伊掛Gr. では,化学的・物理的手法を用いて素材の物性を解析し,得られた知見を基に,機能性高分子材料,高分子ゲル,高分子/無機ハイブリッド材料,生体適合性材料,さらには,天然素材を基にした新規高分子材料の開発を進める.星Gr. では,以下の4テーマに関する研究を進める.1.新しい機能性高分子材料に関する研究 / 2.超臨界二酸化炭素を利用した新材料創成に関する研究 / 3.バクテリアセルロースの新利用技術に関する研究 / 4.新しい生分解性高分子材料の設計と応用に関する研究,これらを通じて,医療へ応用できる材料の開発を目指す. |
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学修到達目標 | 清水・伊掛Gr. 各自に卒業研究テーマが与えられ,担当教員の指導のもと,研究を進める.研究を進めるにあたり,テーマの背景を十分に理解した上で,実験や調査行い,得られたデータの解析・評価を通じて論理的な考察を深める.これにより,研究の企画立案能力や課題解決力を養う.さらに,研究成果を学会や報告会などで発表し,プレゼンテーション能力を向上させるとともに,それらの成果を集約して卒業論文を作成し,学位申請を目指す.また,実験を遂行する上での安全管理や環境への配慮を身につけるとともに,研究者および技術者として求められる倫理観を修得する. 星Gr. 自身が関わる上記の研究テーマに関しての背景を十分に理解しながら,実験または調査を進めるとともに,研究成果を体外的に発表できるようになる.実験を進める上での安全や環境に対する配慮,研究を進める上での研究者倫理,技術者倫理を身につける. |
授業形態及び 授業方法 |
指導教員の助言を受けながら主体的に研究を進める.実験データと文献調査を基に知見を解析・評価し,論理的に考察を深めながら卒業論文を作成する.また,各学期ごとに中間発表会を実施し,研究の進捗を報告するとともに,研究室メンバーと討論を行い,相互に理解を深める.2月には卒業論文審査会があり,1年間の研究成果を口頭発表する. |
履修条件 | 必修科目.有機化学,高分子化学に関係する授業をすべて修得していることが望ましい.その他にも,物理化学系,分析化学系さらには生命化学系の科目を履修していることがより望まれる. |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・2・3・4・6・7・8及びCP1・2・3・4・6・7・8に該当している. |
その他
成績評価の方法 及び基準 |
清水・伊掛Gr. 月末レポート (提出期限,研究推進度,研究内容理解) 40% 中間発表会 (発表要旨,研究内容理解,質疑応答) 20% 卒業論文 (卒研アブスト,卒業論文 提出期限と内容理解)40% 星Gr. 卒業研究の内容の理解,日々の実験の取り組み,月末レポート内容と期限内提出,および前期・後期中間発表での発表要旨の内容と期限内提出,発表態度,質疑応答を総合的に評価する. |
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定期試験等に ついて |
平常点やレポート等の課題による評価予定 |
質問への対応 | 清水・伊掛Gr. 実験内容や方針に対する質問については,おもに研究グループごとの定例ミーティングで対応するが,その他,全体ミーティングや中間発表会でも対応する.実験・研究の進捗に応じた必要と判断される質問等には応じるが,軽微な調べればわかるような安易な質問には応じない. 星Gr. 研究を進めるにあたっての疑問点などがあれば,その都度対応する. |
研究室又は 連絡先 |
清水 繁: 2号館 2階 225室 shimizu.shigeru@nihon-u.ac.jp 03-3259-0803 伊掛浩輝: 2号館 1階 214室 ikake.hiroki@nihon-u.ac.jp 03-3259-0823 星 徹: 2号館4階 242・B室 hoshi.toru@nihon-u.ac.jp 03-3259-0819 |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 10:40 ~ 12:10 清水・伊掛Gr. 研究ミーティング
木曜 駿河台 10:40 ~ 12:10 星Gr. 研究ミーティング
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学生への メッセージ |
清水・伊掛Gr. 社会に巣立っていく皆さんへ:研究室での1ヵ年という長期的な取り組みを通じて,自己研鑽に励んでほしいと思っています.研究室メンバーとともに培った知識や経験,そして,仲間を思う寛容な姿勢,創造性豊かな人間性と倫理性,これらを具備した技術者として国際的な舞台で活躍し,社会に貢献する技術者としての成長を期待しています.人類の恒久的な福祉には化学の力が必要です.社会の持続的かつ建設的な成長に向けて,皆さんのもつ力を存分に発揮してほしいと願っています.この1年,ともに頑張りましょう! 星Gr. 研究室での日々の生活は社会に出るための訓練の一面もありま.自身の自己管理や他者への配慮など,社会人として身につけなければならない資質を磨いてください. |