物理学Ⅱ演習 (M32B)

日本大学理工学部

2025年理工学部シラバス - 物理学科

設置情報

科目名	物理学Ⅱ演習
設置学科	物理学科	学年	1年
担当者	梅津･野手　他	履修期	後期
単位	1	曜日時限	水曜2
校舎	船橋	時間割CD	M32B
クラス

概要

学修到達目標	物理学IIで学んだ熱力学や電磁気学の諸概念や法則を、基本的な演習問題を自ら解くことにより身につけ、より理解を深める。
授業形態及び授業方法	「対面授業」物理学IIの講義の進度に沿った演習問題(プリントとして配布)を解き、講義の内容の定着を図る。微分積分を使わないで解ける高校程度の易しい問題から始め、微分積分を用いた問題まで解けるようにする。演習プリントの解説等を通して復習を徹底する。合わせて、随時関連する物理学I（力学）の復習課題を課す。
履修条件	選択科目。「物理学Ⅰ」及び「物理学I演習」を受講済みで、「物理学II」を並行して履修すること。
ディプロマ・ポリシー（DP）及びカリキュラム・ポリシー（CP）との関連	本授業科目はDP1・3・4及びCP1・3・4に該当しています。

授業計画

第1回	熱力学（１）　熱運動と温度の演習。物理学IIの講義ノートを参考に、配布プリントの問題を解く。	【事前学修】第１回目の内容について、物理学IIの教科書や参考書を用いて予習しておくこと。【事後学修】演習プリント、物理学IIの講義ノートや教科書、参考書を用いて、第１回目の内容について復習しておくこと。	【事前学修】（３０分）【事後学修】（３０分）
第2回	熱力学（２）　気体の状態方程式に関する演習。物理学IIの講義ノートを参考に、配布プリントの問題を解く。	【事前学修】第２回目の内容について、物理学IIの教科書や参考書を用いて予習しておくこと。【事後学修】演習プリント、物理学IIの講義ノートや教科書、参考書を用いて、第２回目の内容について復習しておくこと。	【事前学修】（３０分）【事後学修】（３０分）
第3回	熱力学（３）　熱力学第１法則に関する演習。準静的過程、理想気体の内部エネルギー、状態量、様々な準静的過程（等温、定積、定圧）に関する演習。物理学IIの講義ノートを参考に、配布プリントの問題を解く。	【事前学修】第３回目の内容について、物理学IIの教科書や参考書を用いて予習しておくこと。【事後学修】演習プリント、物理学IIの講義ノートや教科書、参考書を用いて、第３回目の内容について復習しておくこと。	【事前学修】（３０分）【事後学修】（３０分）
第4回	熱力学（４）　熱容量と比熱、準静的断熱過程に関する演習。物理学IIの講義ノートを参考に、配布プリントの問題を解く。	【事前学修】第４回目の内容について、物理学IIの教科書や参考書を用いて予習しておくこと。【事後学修】演習プリント、物理学IIの講義ノートや教科書、参考書を用いて、第４回目の内容について復習しておくこと。	【事前学修】（３０分）【事後学修】（３０分）
第5回	熱力学（５）　カルノーサイクルに関する演習。熱力学第２法則（トムソンの原理、クラウジウスの原理）に関する演習。物理学IIの講義ノートを参考に、配布プリントの問題を解く。	【事前学修】第５回目の内容について、物理学IIの教科書や参考書を用いて予習しておくこと。【事後学修】演習プリント、物理学IIの講義ノートや教科書、参考書を用いて、第５回目の内容について復習しておくこと。	【事前学修】（３０分）【事後学修】（３０分）
第6回	熱力学（６）　カルノーサイクルに関する演習。様々な準静的過程におけるエントロピー変化の演習。物理学IIの講義ノートを参考に、配布プリントの問題を解く。	【事前学修】第６回目の内容について、物理学IIの教科書や参考書を用いて予習しておくこと。【事後学修】演習プリント、物理学IIの講義ノートや教科書、参考書を用いて、第６回目の内容について復習しておくこと。	【事前学修】（３０分）【事後学修】（３０分）
第7回	熱力学（７）　カルノーサイクルにおけるエントロピーの演習。不可逆過程におけるエントロピー変化の演習。物理学IIの講義ノートを参考に、配布プリントの問題を解く。	【事前学修】第７回目の内容について、物理学IIの教科書や参考書を用いて予習しておくこと。【事後学修】演習プリント、物理学IIの講義ノートや教科書、参考書を用いて、第７回目の内容について復習しておくこと。	【事前学修】（３０分）【事後学修】（３０分）
第8回	熱力学の総復習と、電磁気学（１）熱力学の総復習演習。ベクトル場（デカルト座標）を描く演習。物理学IIの講義ノートを参考に、配布プリントの問題を解く。	【事前学修】第８回目の内容について、物理学IIの教科書や参考書を用いて予習しておくこと。【事後学修】演習プリント、物理学IIの講義ノートや教科書、参考書を用いて、第８回目の内容について復習しておくこと。	【事前学修】（３０分）【事後学修】（３０分）
第9回	電磁気学（２）広がりのある電荷分布が生成する電場を求める演習。ベクトル場（２次元極座標）を描く演習。物理学IIの講義ノートを参考に、配布プリントの問題を解く。	【事前学修】第９回目の内容について、物理学IIの教科書や参考書を用いて予習しておくこと。【事後学修】演習プリント、物理学IIの講義ノートや教科書、参考書を用いて、第９回目の内容について復習しておくこと。	【事前学修】（３０分）【事後学修】（３０分）
第10回	電磁気学（３）対称性のある電荷分布の生成する電場に対するガウスの法則（積分形）によるアプローチに関する演習。物理学IIの講義ノートを参考に、配布プリントの問題を解く。	【事前学修】第１０回目の内容について、物理学IIの教科書や参考書を用いて予習しておくこと。【事後学修】演習プリント、物理学IIの講義ノートや教科書、参考書を用いて、第１０回目の内容について復習しておくこと。	【事前学修】（３０分）【事後学修】（３０分）
第11回	電磁気学（４）ガウスの法則（積分形、微分形）、静電ポテンシャル、ベクトル場の回転に関する演習。物理学IIの講義ノートを参考に、配布プリントの問題を解く。	【事前学修】第１１回目の内容について、物理学IIの教科書や参考書を用いて予習しておくこと。【事後学修】演習プリント、物理学IIの講義ノートや教科書、参考書を用いて、第１１回目の内容について復習しておくこと。	【事前学修】（３０分）【事後学修】（３０分）
第12回	電磁気学（５）コンデンサー、静電場のエネルギーに関する演習。物理学IIの講義ノートを参考に、配布プリントの問題を解く。	【事前学修】第１２回目の内容について、物理学IIの教科書や参考書を用いて予習しておくこと。【事後学修】演習プリント、物理学IIの講義ノートや教科書、参考書を用いて、第１２回目の内容について復習しておくこと。	【事前学修】（３０分）【事後学修】（３０分）
第13回	電磁気学（６）ガウスの法則（積分形）に関する演習。オームの法則の電子論に関する演習。対称性のある電流分布の生成する磁場に対するアンペールの法則（積分形）によるアプローチに関する演習。物理学IIの講義ノートを参考に、配布プリントの問題を解く。	【事前学修】第１３回目の内容について、物理学IIの教科書や参考書を用いて予習しておくこと。【事後学修】演習プリント、物理学IIの講義ノートや教科書、参考書を用いて、第１３回目の内容について復習しておくこと。	【事前学修】（３０分）【事後学修】（３０分）
第14回	電磁気学（７）ビオ・サバールの法則、アンペールの法則に関する演習。物理学IIの講義ノートを参考に、配布プリントの問題を解く。	【事前学修】第１４回目の内容について、物理学IIの教科書や参考書を用いて予習しておくこと。【事後学修】演習プリント、物理学IIの講義ノートや教科書、参考書を用いて、第１４回目の内容について復習しておくこと。	【事前学修】（３０分）【事後学修】（３０分）
第15回	総合演習とその解説	【事前学修】第１回目から第１４回目の内容の学習	【事前学修】(６０分)

その他

教科書	指定しない。授業中配布するプリントによる。
参考書	朝永振一郎『物理学とは何だろうか上、下』岩波書店戸田盛和『熱・統計力学』物理入門コース岩波書店エンリコ・フェルミ『フェルミ　熱力学』三省堂 1973年長岡洋介『電磁気学　I, II』物理入門コース岩波書店 Edward M. Purcell 『バークレー物理学コース電磁気』 <復刻版>バークレー物理学コース丸善 2013年和達三樹『物理のための数学』物理入門コース岩波書店リチャード・ファインマン『ファインマン物理学　電磁気学』岩波書店原島鮮『熱力学・統計力学』培風館砂川重信『熱・統計力学の考え方』物理の考え方岩波書店藤原邦男『熱学入門』東京大学出版会菊川芳夫『熱力学』講談社松下　貢『物理学講義　熱力学』裳華房三宅哲『熱力学』裳華房押田勇雄、藤城敏『熱力学』基礎物理学選書裳華房妹尾学『熱力学』サイエンス社他の参考書は授業中に指示する。
成績評価の方法及び基準	平常点による。通常の授業への取り組みかた(レポート課題の提出状況と内容等)を“重視”する。
定期試験等について	平常点やレポート等の課題による評価予定
質問への対応	授業中随時。
研究室又は連絡先	梅津：９号館　２階　921E室野手：１号館　２階　物理準備室鈴木：１号館　２階　122B室境：　電子線利用研究施設　２階　D２０７室
オフィスアワー	月曜船橋 12:10 ～ 13:10 (梅津) 水曜船橋 12:10 ～ 13:10 (鈴木) 月曜船橋 12:00 ～ 13:00 （境）
学生へのメッセージ	問題を必ず自力で解くように努力すること。

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