2025年 理工学部 シラバス - 数学科
設置情報
科目名 | 情報通信ネットワーク論A | ||
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設置学科 | 数学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 秋山 浩一郎 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | N55M |
クラス | |||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | インターネットの仕組みを学ぶことによって、現代社会において通信ネットワークが如何に大きな役割を果たしているかを理解する。PCを用いた実習を通じて、実社会に授業内容を活用できるように学修する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
本科目は、現代社会のインフラとなっている通信ネットワークの基本構造と動作原理を理解することを目的とする。これに加え、企業の中央研究所にて実際に研究に携わっている経験を活かして、テレワークなど企業においてネットワークがどのように活用されているかを折に触れ紹介する。授業は対面で実施する。対面で実施できないときは前日までにCST-VOICEにて連絡するので、必ず確認すること。また、PCを利用した演習を実施することがあるので、授業には必ずPCを持参すること。 |
履修条件 | 特になし。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・4・5及びCP1・4・5に該当しています。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス ・本講義の目標、講義方法と成績評価方法の説明 ・インターネットの今 ・コンピュータと通信ネットワークの歴史 | 今回の授業内容を復習し、講義計画の把握に努めることとする。 | 週に4時間の復習を要する。 |
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第2回 | ネットワークアーキテクチャ(1) ・プロトコルとは何か ・OSI参照モデル ・通信方式の種類 | 授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 | 週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第3回 | ネットワークアーキテクチャ(2) ・アドレスの役割と構成 ・ネットワークの構成要素 | 授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 | 週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第4回 | TCP/IPの概要 ・インターネットの歴史と標準化 ・インターネットの構造 | 授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 | 週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第5回 | データリンク層(1) ・データリンク層の役割・技術 ・イーサネット | 授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 | 週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第6回 | データリンク層(2) ・無線通信 ・その他のデータリンク ・公衆アクセス網 | 授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 | 週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第7回 | ネットワーク層(1) ・IPプロトコルの基礎知識 ・IPアドレス | 授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 | 週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第8回 | ネットワーク層(2) ・経路制御(ルーティング) ・IPの分割と再構築処理 ・IPv6とIPv4 | 授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 | 週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第9回 | IPプロトコルを支える技術(1) ・DNS(Domain Name System) ・ARP(Address Resolution Protocol) ・ICMP | 授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 | 週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第10回 | IPプロトコルを支える技術(2) ・DHCP(Dynamic Host Configulation Protocol) ・NAT(Network Address Transfor) ・IPトンネリング ・その他のIP関連技術 | 授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 | 週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第11回 | トランスポート層(1) ・トランスポート層の役割 ・ポート番号 ・UDP(User Datagram Protocol) ・TCP(Transmission Control Protocol) | 授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 | 週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第12回 | トランスポート層(2) ・TCP:高速化と再送処理 ・TCP:輻輳対策 ・TCPヘッダのフォーマット ・その他のトランスポートプロトコル | 授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 | 週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第13回 | ルーティング(1) ・経路制御(ルーティングとは) ・経路制御アルゴリズムの概要 | 授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 | 週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第14回 | ルーティング(2) ・経路制御アルゴリズム:OSPF ・経路制御アルゴリズム:BGP ・経路制御アルゴリズム:MPLS | 授業内容を復習し、提示された課題を解決できるように予習する。 | 週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
第15回 | 講義の総復習 提出されたレポートの講評とそれを通した総復習。 | 授業内容を復習し、提出したレポートの修正を行う。 | 週に1時間の予習と週に4時間の復習を要する。 |
その他
教科書 |
『なし(講義資料を電子的に配付)』
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参考書 |
井上直也他 『マスタリング TCP/IP 入門編』 オーム社 2019年 第6版
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成績評価の方法 及び基準 |
期末レポート(50%)+小テスト(50%)で評価する。 |
定期試験等に ついて |
平常点やレポート等の課題による評価予定 |
質問への対応 | 基本的に授業中か授業終了後に質問してください。できない場合は、下記連絡先にメールするか、(小テストを実施する際は)回答フォームにある連絡欄に記載して頂けば、可能な限り回答します。 |
研究室又は 連絡先 |
akiyama.koichiro@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 18:10 ~ 19:30
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学生への メッセージ |
皆さんが日常当たり前のように使っているインターネットは、多くの人々の知恵と努力によって成り立っており、知れば知るほど当たり前ではないと思えてきます。一企業の研究者としての経験も織り交ぜながら、インターネットの世界を楽しくご案内できればと思います。 |