2025年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 社会学 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 川島 安博 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | Q14D |
クラス | 1年生は精密機械工学科、航空宇宙工学科、電気工学科のみ。2年生以上は学科による履修制限はない。 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 私たちが生きる社会はすべてが偶然のうえできあがっているわけではない。なぜなら、ものの感じ方や考え方、高度な思考を支える言語などを含め、人びとが身につけ、世の中が混乱もなく生活できることを成り立たせている仕組みが社会にはあるのだから。ただ、その仕組みは「空気」のような存在であり、普段の生活のなかでは目につきにくい。 そこで、本科目では、知らず知らずのうちに私たちを包み込む社会の仕組みを科学的に分析し、「見える化」するための社会学特有の概念・理論、ものの見方や考え方を受講生に学んでもらうとともに、受講生自らが社会の身近な事象や出来事を科学的に捉え、考える「社会学の眼」を身につけることを目的としている。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面授業を講義形式で行う。なお、授業理解の一環で、課題レポートの提出を求める。フィードバックは必要に応じて行い、CST-VOICEを介した総評の形で提示する。 |
履修条件 | (1)文化教養サブメジャーコース設置科目。なお、科目が設置された時限によって、学科・学年による履修制限があるので注意のこと。 (2)自らの専攻分野とは異なる視点から社会の仕組みについて考え、かつその考えを文章にまとめることが苦にならない。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本科目はDP1・2・3及びCP1・2・3に該当する。 |
授業計画
第1回 | 授業の概要と進め方について 本科目の授業内容と進め方について提示する。 | 事前学修:本科目のシラバスを読み、何のために履修するのかについて考えておく。 事後学修:授業の概要の進め方に関する説明をもとに、受講の有無を決定のこと。 | 事前・事後学修ともに1時間 |
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第2回 | 社会の謎と正体を探る(1) 社会学が研究対象とする「社会」と呼ばれるものはいったい何なのか、その謎について考える。併せて、社会システム論と社会学の目的も取りあげる。 | 事前学修:授業理解のため教科書14-25頁を熟読のこと。 事後学修:授業理解のため教科書14-25頁を熟読するほか、関連する参考文献およびWebページ等を自主的に探し読んでみる。 | 事前・事後学修ともに2時間 |
第3回 | 社会の謎と正体を探る(2) 社会学が研究対象とする「社会」と呼ばれるものはいったい何なのか、その謎について考えるとともに、合理的選択理論を取りあげる。 | 事前学修:授業理解のため教科書26-35頁を熟読のこと。 事後学修:授業理解のため教科書26-35頁を熟読するほか、関連する参考文献およびWebページ等を自主的に探し読んでみる。 | 事前・事後学修ともに2時間 |
第4回 | 社会学の流儀 社会学が社会を探求する流儀について考える。 | 事前学修:授業理解のため教科書36-45頁を熟読のこと。 事後学修:授業理解のため教科書36-45頁を熟読するほか、関連する参考文献およびWebページ等を自主的に探し読んでみる。 | 事前・事後学修ともに2時間 |
第5回 | 集団からみた社会 社会と個人の関係を「社会集団」と呼ぶ概念を介して考える。 | 事前学修:授業理解のため教科書46-55頁を熟読のこと。 事後学修:授業理解のため教科書46-55頁を熟読するほか、関連する参考文献およびWebページ等を自主的に探し読んでみる。 | 事前・事後学修ともに2時間 |
第6回 | 家族をつくる 時代によって変化していく家族や愛情のあり方を考える。 | 事前学修:授業理解のため教科書56-67頁を熟読のこと。 事後学修:授業理解のため教科書56-67頁を熟読するほか、関連する参考文献およびWebページ等を自主的に探し読んでみる。 | 事前・事後学修ともに2時間 |
第7回 | 性愛と親密な関係 時代によって変化していく家族や性愛のあり方を考える。 | 事前学修:授業理解のため教科書68-77頁を熟読のこと。 事後学修:授業理解のため教科書68-77頁を熟読するほか、関連する参考文献およびWebページ等を自主的に探し読んでみる。 | 事前・事後学修ともに2時間 |
第8回 | 都市と地域社会 近代国家の繁栄に伴う都市の発展やその役割について考える。 | 事前学修:授業理解のため教科書78-87頁を熟読のこと。 事後学修:授業理解のため教科書78-87頁を熟読するほか、関連する参考文献およびWebページ等を自主的に探し読んでみる。 | 事前・事後学修ともに2時間 |
第9回 | 変容する都市 グローバル化や情報化に伴い変容する都市について考える。 | 事前学修:授業理解のため教科書88-97頁を熟読のこと。 事後学修:授業理解のため教科書88-97頁を熟読するほか、関連する参考文献およびWebページ等を自主的に探し読んでみる。 | 事前・事後学修ともに2時間 |
第10回 | 人が働くこととは 資本主義の誕生から豊かな社会ができあがる過程での労働について考える。 | 事前学修:授業理解のため教科書98-109頁を熟読のこと。 事後学修:授業理解のため教科書98-109頁を熟読するほか、関連する参考文献およびWebページ等を自主的に探し読んでみる。 | 事前・事後学修ともに2時間 |
第11回 | 日本人の働き方 かつての日本的経営における労働のあり方について考える。 | 事前学修:授業理解のため教科書110-119頁を熟読のこと。 事後学修:授業理解のため教科書110-119頁を熟読するほか、関連する参考文献およびWebページ等を自主的に探し読んでみる。 | 事前・事後学修ともに2時間 |
第12回 | 働き方を見直す 日本的経営の破綻に伴う労働の変化について考える。 | 事前学修:授業理解のため教科書120-129頁を熟読のこと。 事後学修:授業理解のため教科書120-129頁を熟読するほか、関連する参考文献およびWebページ等を自主的に探し読んでみる。 | 事前・事後学修ともに2時間 |
第13回 | 人間関係とネットワーク 現代人にみる新たな人間関係について考える。 | 事前学修:授業理解のため教科書130-139頁を熟読のこと。 事後学修:授業理解のため教科書130-139頁を熟読するほか、関連する参考文献およびWebページ等を自主的に探し読んでみる。 | 事前・事後学修ともに2時間 |
第14回 | 神話世界としての消費空間 人びとの消費とは何かについて考える。 | 事前学修:授業理解のため教科書142-151頁を熟読のこと。 事後学修:授業理解のため教科書142-151頁を熟読するほか、関連する参考文献およびWebページ等を自主的に探し読んでみる。 | 事前・事後学修ともに2時間 |
第15回 | 授業のまとめと平常試験 授業のまとめとして平常試験を実施する。 | 事前学修:これまでの授業内容をお浚いし、平常試験に臨むこと。 事後学修:これまでの授業内容をお浚いのこと。 | 事前・事後学修ともに3時間 |
その他
教科書 |
出口剛司 『大学4年間の社会学が10時間でざっと学べる [ISBN 978-4-04-605976-5]』 KADOKAWA 2022年
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参考書 |
必要に応じて授業時に別途指示する。
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成績評価の方法 及び基準 |
課題レポートの提出(50%)および平常試験(50%)で総合評価する。なお、欠席数が総授業回数の3分の1を超えた場合は成績評価対象外とする。 |
定期試験等に ついて |
理解度確認期間(14週目又は15週目)に平常試験を実施予定 |
質問への対応 | 授業後もしくはCST-VOICE等を介して行うこと(返答に時間的なラグあり)。 |
研究室又は 連絡先 |
担当教員への連絡は、原則としてCST-VOICEを介して行うこと。 なお、急を要する場合のみ、NUメール(kawashima.yasuhiro20@nihon-u.ac.jp)を使用のこと。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |