2025年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 |
教養基礎ゼミナール
化学分野の教育・学習ゲームを創る!
|
||
---|---|---|---|
設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 伊藤 賢一 | 履修期 | 後期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 水曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | S35F |
クラス | 学科共通 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 「化学」は「物質」に関する事柄を学ぶ学問であり,その習得によって新物質の創造や環境問題の解決等に寄与することができるようになる。しかしながら化学の学習には,暗記量の多さや抽象的な概念の理解等の困難さが伴う。この困難さを解決するためのツールの1つが化学分野の教育・学習ゲーム(=ゲームの要素を有する化学教材=化学ゲーム)であり,現在国内外においてゲームの研究開発等を行われている。 本科目では,教育・学習ゲーム研究の歴史的な経緯や現状等を解説し,市販品や講義担当者らが開発した化学ゲームの体験,化学ゲームが紹介されている海外の学術論文の読解と,それに記載されているゲームの再現及びその実施等を行い,化学ゲーム研究に関する理解を深める。また講義では,個人またはグループ単位で化学ゲームの新規制作等を行う。 本科目を受講すると,化学ゲームを制作するので,化学に関する知識の習得や,ゲームを成立させるために必要な論理的思考等が身に着く。また化学ゲームに関する英語論文を読むことになるので,「論文」の構成要素の理解と,それを英語で読解するノウハウ等が修得できる。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
本講義は対面授業で実施する。 講義では,個人またはグループ単位で化学ゲームの新規制作を行い,講義内で進捗状況の共有やゲームのテストプレイ等を行う。制作したゲームは講義最終回で,プレゼンテーション,パワポ等を用いた発表(受講者数によっては発表動画の作成と視聴となる場合がある),を行い,他薦投票による審査会(コンペティション)を実施する。審査では優秀賞等を決定し,その結果を成績評価に組み込む。毎講義後には振返課題として,制作した化学ゲームの制作に関する進捗状況の提出を求める。提出された課題に関しては,その内容の検討等を行い,次回講義までに LMS を通してフィードバックを行う。 |
履修条件 | 選択科目 高校等において,「化学基礎」及び「化学」を履修していることが望ましい(必須ではない)。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目は DP1/3/5/6/7 及び CP1/3/5/6/7 に該当する。 |
授業計画
第1回 | 授業の進め方(ガイダンス)及び化学ゲームのゲームプレイを通した学習体験を行う。 | 【事前学習】 シラバスをよく確認する。高校の化学の教科書等を用い,その内容に関する予習を行う。 【事後学習】 授業後,講義内容を復習し,各自あるいは学生間で確認してその理解を深める。 | 【事前学習】 0.5 時間 【事後学習】 0.5 時間 |
---|---|---|---|
第2回 | 教育工学分野におけるゲーム研究の変遷及び化学ゲームのゲームプレイを通した学習体験を行う。 | 【事前学習】 教育・学習ゲームに関する情報をインターネット等を利用して調べてくる。 【事後学習】 授業後,講義内容を復習し,各自あるいは学生間で確認してその理解を深める。 | 【事前学習】 0.5 時間 【事後学習】 0.5 時間 |
第3回 | 化学ゲームの制作方法に関する解説及び化学ゲームのゲームプレイを通した学習体験等を行う。 | 【事前学習】 化学ゲームに関する情報をインターネット等を利用して調べてくる。 【事後学習】 授業後,講義内容を復習し,各自あるいは学生間で確認してその理解を深める。また化学ゲームの制作等を行う。 | 【事前学習】 0.5 時間 【事後学習】 0.5 時間 |
第4回 | 生成 AI を利用した化学ゲームの制作方法に関する解説及び化学ゲームのゲームプレイを通した学習体験等を行う。 | 【事前学習】 生成 AI に関する情報をインターネット等を利用して調べてくる。 【事後学習】 授業後,講義内容を復習し,各自あるいは学生間で確認してその理解を深める。また化学ゲームの制作等を行う。 | 【事前学習】 0.5 時間 【事後学習】 0.5 時間 |
第5回 | 生成 AI を利用した化学ゲームの制作体験及び化学ゲームのゲームプレイを通した学習体験等を行う。 | 【事前学習】 生成 AI に関する情報をインターネット等を利用して調べてくる。 【事後学習】 授業後,講義内容を復習し,各自あるいは学生間で確認してその理解を深める。また化学ゲームの制作等を行う。 | 【事前学習】 0.5 時間 【事後学習】 0.5 時間 |
第6回 | 科学英語論文の読解法の解説及び生成 AI を利用した化学ゲームの制作体験等を行う。 | 【事前学習】 科学英語論文に関する情報をインターネット等を利用して調べてくる。 【事後学習】 授業後,講義内容を復習し,各自あるいは学生間で確認してその理解を深める。また化学ゲームの制作等を行う。 | 【事前学習】 0.5 時間 【事後学習】 0.5 時間 |
第7回 | 化学ゲームに関する科学英語論文 ① に記載されたゲームの再現とその実施及び個人またはグループ単位で化学ゲームの新規制作等を行う。 | 【事前学習】 LMS 配置された動画を視聴し,論文の内容を理解してくる。 【事後学習】 授業後,講義内容を復習し,各自あるいは学生間で確認してその理解を深める。また化学ゲームの制作等を行う。 | 【事前学習】 0.5 時間 【事後学習】 0.5 時間 |
第8回 | 化学ゲームに関する科学英語論文 ② に記載されたゲームの再現とその実施及び個人またはグループ単位で化学ゲームの新規制作等を行う。 | 【事前学習】 LMS 配置された動画を視聴し,論文の内容を理解してくる。 【事後学習】 授業後,講義内容を復習し,各自あるいは学生間で確認してその理解を深める。また化学ゲームの制作等を行う。 | 【事前学習】 0.5 時間 【事後学習】 0.5 時間 |
第9回 | 化学ゲームに関する科学英語論文 ③ に記載されたゲームの再現とその実施及び個人またはグループ単位で化学ゲームの新規制作等を行う。 | 【事前学習】 LMS 配置された動画を視聴し,論文の内容を理解してくる。 【事後学習】 授業後,講義内容を復習し,各自あるいは学生間で確認してその理解を深める。また化学ゲームの制作等を行う。 | 【事前学習】 0.5 時間 【事後学習】 0.5 時間 |
第10回 | 審査会用資料の作成法に関する解説及び化学ゲームに関する科学英語論文 ④ に記載されたゲームの再現とその実施,個人またはグループ単位で化学ゲームの新規制作等を行う。 | 【事前学習】 LMS 配置された動画を視聴し,論文の内容を理解してくる。 【事後学習】 授業後,講義内容を復習し,各自あるいは学生間で確認してその理解を深める。また化学ゲームの制作,審査会用資料の作成等を行う。 | 【事前学習】 0.5 時間 【事後学習】 0.5 時間 |
第11回 | 化学ゲームに関する科学英語論文 ⑤ に記載されたゲームの再現とその実施及び個人またはグループ単位で化学ゲームの新規制作等を行う。 | 【事前学習】 LMS 配置された動画を視聴し,論文の内容を理解してくる。 【事後学習】 授業後,講義内容を復習し,各自あるいは学生間で確認してその理解を深める。また化学ゲームの制作,審査会用資料の作成等を行う。 | 【事前学習】 0.5 時間 【事後学習】 0.5 時間 |
第12回 | 化学ゲームに関する科学英語論文 ⑥ に記載されたゲームの再現とその実施及び個人またはグループ単位で化学ゲームの新規制作等を行う。 | 【事前学習】 LMS 配置された動画を視聴し,論文の内容を理解してくる。 【事後学習】 授業後,講義内容を復習し,各自あるいは学生間で確認してその理解を深める。また化学ゲームの制作,審査会用資料の作成等を行う。 | 【事前学習】 0.5 時間 【事後学習】 0.5 時間 |
第13回 | 化学ゲームに関する科学英語論文 ⑦ に記載されたゲームの再現とその実施及び個人またはグループ単位で化学ゲームの新規制作等を行う。 | 【事前学習】 LMS 配置された動画を視聴し,論文の内容を理解してくる。 【事後学習】 授業後,講義内容を復習し,各自あるいは学生間で確認してその理解を深める。また化学ゲームの制作,審査会用資料の作成等を行う。 | 【事前学習】 0.5 時間 【事後学習】 0.5 時間 |
第14回 | 審査会用資料の作成の解説及び審査会の概要説明,制作したゲームのテストプレイとその完成等を行う。 | 【事前学習】 制作したゲームの完成に必要な準備等を行ってくる。 【事後学習】 授業後,講義内容を復習し,各自あるいは学生間で確認してその理解を深める。また化学ゲームの制作,審査会用資料等を完成させる。 | 【事前学習】 0.5 時間 【事後学習】 0.5 時間 |
第15回 | 制作した化学ゲームの審査会と講義の総括を行う。審査会では他薦投票によってゲームの優劣を決める。優劣はゲームとしての完成度や教育効果の有無等を基準に学生が相互で審査する。 | 【事前学習】 制作した化学ゲーム及び作成した資料を提出する。 【事後学習】 完成したゲームを用い,友人や学科単位で学習効果等を検証する。 | 【事前学習】 0.5 時間 【事後学習】 0.5 時間 |
その他
教科書 |
なし(講義で必要な論文等は配布する)。
|
---|---|
参考書 |
講義内で適宜紹介する。
|
成績評価の方法 及び基準 |
成績評価は, ・平常点:70 % ・審査会における相互評価による優劣(第 15 回講義):30 % とし,GPA 制度の基準に従って合否及び優劣を総合判断する。 ただし,最終講義回の審査会(コンペ)に発表資料の提出及び発表を行わない場合は成績評価の対象としない。 |
定期試験等に ついて |
平常点やレポート等の課題による評価予定 |
質問への対応 | メール等で随時受付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室:船橋校舎8号館1階811室 メールアドレス:itou.kennichi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 船橋 18:20 ~ 19:50 船橋校舎8号館811室
|
学生への メッセージ |
本ゼミナールでは,学生の皆さんの興味に基づいた積極性がその評価や学習効果を決める傾向にあります。化学的な素養や知識は「皆さんの認識と努力」で補える部分が多いので,是非ともよくよく考えて受講を検討してください。 |