2025年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 物質の変化と性質 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 小林 令子 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | T25B |
クラス | 学科共通(全学科) | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目では、反応速度・熱力学・化学平衡の考え方を学ぶことにより、化学反応について、高校までで学習した内容から、より深く理解できるようになる。さらに、物質の変化として重要な、酸塩基反応及び酸化還元反応を理解する。また、炭素を主体とした材料の理解に必要な、有機化学の基礎を修得することを目標とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面授業。毎回、課題を出題するので、必ず提出すること。課題解答および解説は、次回講義にてフィードバックする。課題は、提出期限を過ぎたものは受け付けないので注意してください。 |
履修条件 | 基礎教育科目・基礎科学分野(化学系)・選択科目 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1・3及びCP1・3に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 授業のすすめ方、化学量論、化学反応式 | 【事前学習】シラバスをよく確認する。高校の化学の教科書を用い、シラバス記載の関連用語に関して予習しておくこと。 【事後学習】配布資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
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第2回 | 化学反応と熱:発熱反応と吸熱反応、内部エネルギー、エンタルピー | 【事前学習】高校で学習する反応熱について再確認しておくこと。 【事後学習】配布資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第3回 | 化学反応の自発性:エントロピー、ギブズ自由エネルギー | 【事前学習】エントロピーについて予習しておくこと。 【事後学習】配布資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第4回 | 化学反応の速度:反応次数、反応速度と温度、活性化エネルギー、触媒 | 【事前学習】モルについて再確認し、反応速度のあらわし方について予習しておくこと。 【事後学習】配布資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第5回 | 化学平衡:平衡定数、ルシャトリエの原理 | 【事前学習】高校教科書でルシャトリエの原理について復習しておくこと。 【事後学習】配布資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第6回 | 酸塩基反応:酸塩基反応、酸・塩基解離定数、塩の性質、pH | 【事前学習】高校教科書で酸性・塩基性の定義について復習しておくこと。 【事後学習】配布資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第7回 | 酸化還元反応:酸化・還元と酸化数、電池、酸化還元電位 | 【事前学習】高校教科書で酸化・還元の定義について確認しておくこと。 【事後学習】配布資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第8回 | 有機化学 (1):炭素原子の電子配置と結合、ルイス構造、混成軌道 | 【事前学習】分子について復習し、共有結合について予習しておくこと。 【事後学習】配布資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第9回 | 有機化学 (2):有機化合物の骨格、有機化合物のグループ分け | 【事前学習】炭素、水素、酸素、窒素の電子配置と原子価について再確認しておくこと。 【事後学習】配布資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第10回 | 有機化学 (3):親水性・疎水性の有機化合物、酸性・塩基性の有機化合物 | 【事前学習】共有結合の極性について再確認しておくこと。 【事後学習】配布資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第11回 | 有機化学 (4):炭化水素、酸素・窒素含有化合物、芳香族化合物 | 【事前学習】アルコール、アルデヒド、ケトン、カルボン酸、アミンの官能基について再確認しておくこと。 【事後学習】配布資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第12回 | 有機化学 (5):有機化合物の酸化反応、燃焼 | 【事前学習】酸化・還元について復習しておくこと。 【事後学習】配布資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第13回 | 有機化学 (6):有機化合物の重合反応、プラスチック、生体をつくる有機高分子 | 【事前学習】単結合と多重結合、官能基について復習しておくこと。 【事後学習】配布資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第14回 | 理解度確認テストおよび解説 | 【事前学習】講義で示した範囲、授業で強調した点、例題や練習問題をよく確認しておくこと。 【事後学習】解答した内容がどの程度合っていたか、間違えている箇所があったとすれば、その要因を考え,各自で再度確認して理解を深める。 | 【事前学習】3時間 【事後学習】1時間 |
第15回 | 生化学:タンパク質、糖、脂質、核酸の構造と性質 | 【事前学習】アミン、カルボン酸、アルコール、エステル、アミドの構造と性質について復習しておくこと。 【事後学習】配布資料及びノートの内容を各自あるいは学生間で確認して理解を深める。課題を実施し提出する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
その他
教科書 |
教科書は指定しません。自作教材をCST-VOICE (Canvas) にアップします。下記の書籍も参考に学習を深めてください。
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参考書 |
小林 憲司 他 『化学の世界への招待 (ISBN 978-4782708255 C3043)』 三共出版 2024年 第3版
高橋 秀依 他 『はじめて学ぶ有機化学 (ISBN 978-4759818079)』 化学同人 2015年 第1版
大月 穣 『基礎の化学 (ISBN 978-480790846)』 東京化学同人 2014年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
授業毎回の課題を含む平常点50%、理解度確認テスト50%。 |
定期試験等に ついて |
理解度確認期間(14週目又は15週目)に平常試験を実施予定 |
質問への対応 | 質問は、CST-VOICE、およびメールで受け付けます。 |
研究室又は 連絡先 |
kobayashi.reiko※nihon-u.ac.jp (※には@を入れてください.) |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
化学反応や有機化合物について大学生として知っておくべき基礎知識を修得する科目です。ぜひ積極的に受講してください。 |