2025年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
| 科目名 | 教）技術科教育法Ⅱ | ||
|---|---|---|---|
| 設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
| 担当者 | 菊池 貞介 | 履修期 | 後期 |
| 単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜5 |
| 校舎 | 船橋 | 時間割CD | X45D |
| クラス | |||
概要
| 学修到達目標 | 中学校教員免許「技術」を取得するための科目です。中学校学習指導要領解説「技術分野」に従い、Ａ材料と加工、Ｂ生物育成、Ｃエネルギー変換、Ｄ情報、に関する実践的な教科指導法や学習評価法、また、教材開発法の具体を小演習等をとおして体験的に学び身に付けることができることを目標とします。 |
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| 授業形態及び 授業方法 |
対面授業による講義形式を基本とします。課題研究のレポート作成や少テーマに関するプレゼンテーションなどを通し、板書やプリント教材の作成を含む模擬授業を実施します。併せて、受講者相互の評価を含めて取り組みの意欲、理解度を判断します。出席を重視しますので欠席に留意してください。 なお、受講者の専攻分野や興味・関心、進路に応じたテーマやレポート課題を設定する予定です。授業時の補足事項などについて確認してください。初回授業やCST-VOICEのお知らせ機能で連絡します。 |
| 履修条件 | 教員免許「技術」取得を目指しており、学習内容の深度により前段となる「技術科教育法Ⅰ」を履修していること。また、工学的な基礎知識、各専門学科での実習手順や専門内容を理解し、併せて情報収集の方法や表現力、基本的なプレゼンテーション技法を身につけていること。 |
| ディプロマ・ポリシー（DP）及びカリキュラム・ポリシー（CP）との関連 | 本授業科目はDP1・6及びCP1・6に該当しています。 |
授業計画
| 第1回 | 中学校学習指導要領を基に、評価方法や教科指導改善に向けた学習法を研究する。 | 予習：教育基本法、学習指導要領「技術分野」の指導目標を確認する。(120分) 復習：教育基本法の目的、教育の目標をレポートにまとめる。(120分) | 120分×2 |
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| 第2回 | 「技術分野」で育成する資質・能力それに伴う内容の取扱いを研究する。 併せて、SDGsの視点やSTEAM教育法等の導入を考える。 | 予習：学習指導要領解説「技術・家庭」編に示された内容の取扱いを調べる。(120分) 復習：技術分野における資質・能力とは何かを整理する。(120分) | 120分×2 |
| 第3回 | 生活や社会における技術に関わる課題の発見や解決への道筋など、教科指導法の具体を研究する。 | 予習：教科書に示されている生活や社会の問題と何かを確認する。(120分) 復習：課題解決に向けたアクティブ・ラーニングの指導法をまとめる。(120分) | 120分×2 |
| 第4回 | 「技術分野」設計・計画、製作・制作に関する授業計画、指導内容、評価規準を研究する。 | 予習：技術分野Ａ材料と加工の技術における内容の取扱いを理解する。(120分) 復習：技術思考を高める授業手順、授業構成を図式で示す。(120分) | 120分×2 |
| 第5回 | Ａ：材料と加工の技術の指導法、ねらいとする具体的な教材の取扱いを研究する。 | 予習：木工に関する工具や加工法を調べる。(120分) 復習：木材を使った本棚の概念図を作成する。(120分) | 120分×2 |
| 第6回 | Ｂ：生物育成に関する技術の具体的な教材の取扱い、自然環境との関わりを研究する。 | 予習：栽培に必要な自然環境とはどのようなことであるかを整理しまとめる。(120分) 復習：野菜、草花の育成を教材化する場合の指導のポイントを示す。(120分) | 120分×2 |
| 第7回 | Ｃ：エネルギー変換の技術の教科指導法、具体的な教材の取扱いを研究する。 | 予習：電気、内燃機関、運動伝達に関する基本原理を調べる。(120分) 復習：電気回路、力学的な機構等を構想した指導案を作成する。(120分) | 120分×2 |
| 第8回 | Ｄ：情報の技術に関するプログラミング、計測・制御の具体的な教材の取扱いを研究する。 | 予習：（例）ライントレースカーを動かすアルゴリズム、計測・制御の原理を調べる。(120分) 復習：教科書にある実習（例）「LEDライトの光制御の処理手順」を整理する。(120分) | 120分×2 |
| 第9回 | 「技術分野」に関する評価規準の設定、評価方法の具体例を研究する。 | 予習：知識・技能、思考力・判断力・表現力、学ぶに向かう人間性を調査する。(120分) 復習：授業で取り上げた指導案を例に、評価規準に従って分析を試みる。(120分) | 120分×2 |
| 第10回 | 「技術分野」実験・実習を伴う授業研究、指導案の具体や作成法を研究する。 | 予習：実験・実習における安全教育とは何かを調べる。(120分) 復習：安全や健康に配慮した実験・実習の在り方をレポートにまとめる。(120分) | 120分×2 |
| 第11回 | 「技術分野」指導案の作成、授業実践に向けた教科指導法を研究する。 | 予習：自分が専攻する実習テーマを基に指導案を作成する。(120分) 復習：作成した指導案の再検討を行う。(120分) | 120分×2 |
| 第12回 | STEAM教育法やSDGsの視点を加味した「技術分野」Ａ・Ｂ・Ｃ・Ｄ分野の教材作成、教材開発を研究する。 | 予習：Ａ・Ｂ・Ｃ・Ｄを取り入れた教材を構想する。(120分) 復習：構想した教材の教育効果を分析する。(120分) | 120分×2 |
| 第13回 | 「技術分野」年間授業計画の作成、実験・実習教材の取扱いの留意点を研究する。 | 予習：学習指導要領を見直し、技術分野の指導目標を再確認する。(120分) 復習：科学・工学・技術の教科指導の異なりを整理する。(120分) | 120分×2 |
| 第14回 | 「技術分野」評価規準に盛り込むべき事項、評価の観点及びその趣旨を研究し、より良い指導案を考察する。 | 予習：学習評価の観点や趣旨を分析、解析し、生徒の創造性を育てる指導案を考察する。(120分) 復習：相互評価を参考に、より良い指導を目指した指導案を試みる。(120分) | 120分×2 |
| 第15回 | 模擬授業等を行い、「技術」における教科指導の目標と内容の取扱いをまとめる。 | 予習：効果的な指導事例をまとめ、模擬授業を構想する。(120分) 復習：相互評価を踏まえて、より良い授業の在り方をまとめる。(120分) | 120分×2 |
その他
| 教科書 |
文部科学省 『中学校学習指導要領（平成２９年告示）解説「技術・家庭」編』 文部科学省 ２０１７年
国立教育政策研究所 『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料_中学校技術・家庭』 2020年
授業中に参照するため手許に用意願います。なお、文部科学省、及び国立教育政策研究所のホームページに公開されているので、随時、確認できるようダウンロード等の準備をしてください。
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| 参考書 |
授業内で推薦図書、参考図書を紹介します。
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| 成績評価の方法 及び基準 |
指定課題レポート（60％）、指導案の作成等授業内課題への取り組み（40％）とする。 課題レポートの提出は授業中に指示をする。指導案等は指定日までに提出する。 次の回に提出物等に対して解説し、必要に応じて再提出を求める。 ＊レポートは、授業参加の実績に含まれます。未提出物がないように十分留意してください。また、模擬授業は参加意欲の評価になりますので欠席とならないよう留意願います。 |
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定期試験等に ついて |
平常点やレポート等の課題による評価予定 |
| 質問への対応 | 授業終了後、CST-VOICEや講座の掲示板などで質問を受け付けます。 |
| 研究室又は 連絡先 |
連絡先 CST-VOICE クラスルーム掲示板 または、次の担当までE-Mailで連絡してください。 kikuchi.teisuke20@nihon-u.ac.jp 担当：菊池 ＊メールタイトルに講座名・所属・氏名を明記願います。 |
| オフィスアワー | |
| 学生への メッセージ |
子どもたちの「生きる力」を引き出し伸ばすためには、教科の魅力をつかみ体現できる授業実践力が欠かせません。中学校の実際の授業参観（任意）や模擬授業をとおして、ポイントを押さえましょう。 ※履修者の状況を確認した上で、Zoom等の同時双方向授業や補講を行う場合があります。 ※授業内容については、CST-VOICEを通して連絡をするので必ず確認してください。 |