2025年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 |
教)教育制度論
日本および諸外国の教育制度を知る
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 黒田 友紀 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | Y62B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 授業では、教育制度を様々な角度から取り上げ、学校をめぐる社会・文化について考える機会としたい。日本及び諸外国の教育制度を知ることで、私たちをとりまく教育の現在について考え、教育(制度)の可能性を考えることをねらいとする。具体的には、以下の到達目標を定める。 ・日本の教育法規から、「学校」という制度を理解し、義務教育制度・教育委員会制度についての理解を深める。 ・学校選択制度や習熟度別学習等の学校や学級内の制度を知り、学級/学校経営について理解して、教育の課題に対応するための基礎を身に付ける。 ・世界の教育制度や問題に触れ、日本の学校教育制度を相対的に理解して考察できるようになる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
・授業は、対面で実施する。 ・授業は講義も行うが、意見交換・ディスカッションなどの活動を行う。 |
履修条件 | ・クラス分けはない(2限か3限のどちらかを受講すること) ※原則として、所属校舎の授業を履修すること ・現代教職論を修得していることが望ましい ・教職や教育問題について関心を持っていること |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | . |
授業計画
第1回 | 授業の進め方、教育制度とは何か | [事前学習] シラバスを事前に確認して参加すること(30分)。 [事後学習] 第2回以降の授業に備え、配布資料を読み、課題に取り組んでおくこと(210分)。 | [事前学習]30分 [事後学習]60分 |
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第2回 | 日本の教育制度 教育法規から考える教育(1)日本国憲法・教育基本法 | [事前学習] 序章を読み、疑問点を明らかにして参加すること(90分)。 [事後学習] 日本国憲法および関連教育法規について復習しておくこと(150分)。 | [事前学習]90分 [事後学習]150分 |
第3回 | 日本の教育制度 教育法規から考える教育(2)「学校」、義務教育制度 | [事前学習] 序章を確認し、教育関連法規についてできる限り覚えて参加すること(90分)。 [事後学習] 義務教育制度について復習し、課題に取り組むこと(150分)。 | [事前学習]90分 [事後学習]150分 |
第4回 | 「学校」という制度(1)学校選択制度 | [事前学習] 第1章を読み、疑問点を明らかにして参加すること(90分)。 [事後学習] 学校制度・学校選択制度について、その課題と可能性について整理しまとめておくこと(150分)。 | [事前学習]90分 [事後学習]150分 |
第5回 | 「学校」という制度(2)学級という制度:習熟度別/少人数指導 | [事前学習] 第2章を読み、学級制度についての疑問点を明らかにして参加すること(90分)。 [事後学習] 習熟度別/少人数指導についての課題について整理し、小レポートに取り組むこと(150分)。 | [事前学習]90分 [事後学習]150分 |
第6回 | 「学校」という制度(3)教育課程改革と学校経営、カリキュラム・マネジメント | [事前学習] 第3章を読み、教育課程改革について疑問点を明らかにして参加すること(90分)。 [事後学習] 学習指導要領の変遷とカリキュラム・マネジメントについて整理しておくこと(150分)。 | [事前学習]90分 [事後学習]150分 |
第7回 | 「学校」という制度(4)教師の仕事と教師の専門職性 | [事前学習] 第5章を読み、教師教育改革についての疑問点を明らかにして参加すること(90分)。 [事後学習] 教師の仕事と専門性の向上について、その課題をまとめておくこと(150分)。 | [事前学習]90分 [事後学習]150分 |
第8回 | 学校の課題:地域と学校、学校安全 | [事前学習] 第5章と配布資料を読み、疑問点を明らかにして参加すること(90分)。 [事後学習] 地域と学校、学校安全について、現状と課題について復習しておくこと(150分)。 | [事前学習]90分 [事後学習]150分 |
第9回 | 教育行政制度(1)日本の戦後教育政策と教育行政制度 | [事前学習] 第4章を読み、疑問点を明らかにして参加すること(90分)。 [事後学習] 教育行政制度について、疑問点を整理しておくこと(150分)。 | [事前学習]90分 [事後学習]150分 |
第10回 | 教育行政制度(2)教育委員会制度 | [事前学習] 第9回配布資料や第4章を読み、疑問点を明らかにして参加すること(90分)。 [事後学習] 教育委員会制度改革について復習し、課題に取り組むこと(150分)。 | [事前学習]90分 [事後学習]150分 |
第11回 | 多様なニーズへの対応:「障がい」「貧困」と教育制度 | [事前学習] 第8章を読み、疑問点を明らかにして参加すること(90分)。 [事後学習] 障がいや特別支援教育について復習しておくこと(150分)。 | [事前学習]90分 [事後学習]150分 |
第12回 | 世界の学校制度(1)フィンランド:学力世界トップクラスの国の学校改革 | [事前学習] フィンランドの教育について、できるだけ情報を集めておくこと(90分)。 [事後学習] 授業での配布資料や映像資料から、日本の学校と比較してフィンランドの教育について考察すること(150分)。 | [事前学習]90分 [事後学習]150分[事前学習]90分 [事後学習]150分 |
第13回 | 世界の学校制度(2)アメリカ:テストとアカウンタビリティ重視の教育改革 | [事前学習] アメリカの教育について、できるだけ情報を集めておくこと(90分)。 [事後学習] 授業での配布資料や映像資料から、日本の学校と比較してアメリカの教育について考察すること(150分)。 | [事前学習]90分 [事後学習]150分 |
第14回 | 現代日本の教育制度と教育問題 | [事前学習] 終章を読み、日本の教育問題について考えて参加すること(90分)。 [事後学習] 授業での配布資料などを復習し、日本の課題について考察しておくこと(150分)。 | [事前学習]90分 [事後学習]180分 |
第15回 | これまでのまとめ ➡試験は、定期試験として実施(予定) | [事前学習] これまでの学習内容を復習し、課題について考えておくこと(240分)。 [事後学習] 学修した内容を整理し、理解不足のものはよく復習しておくこと(120分) | [事前学習]240分 [事後学習]120分 |
その他
教科書 |
テキストは使用しない。毎回ハンドアウトを配布する。
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参考書 |
授業内で、その都度指示する。
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成績評価の方法 及び基準 |
・授業の課題、リアクション・ペーパー・小レポート(45%) 、試験(55%)から総合的に判断する。 ※定期試験を受けなかった場合、成績を付けることができない(単位を認められない) ※やむを得ない事情以外で、授業の3分の1以上欠席した場合は、単位を認めない。 |
定期試験等に ついて |
定期試験を実施予定 |
質問への対応 | ・授業後に対応する。また、授業のリアクション・ペーパー等やメールに書いてもらい、個別あるいは授業全体にフィードバックする。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎:5号館538A研究室、駿河台校舎:タワースコラS605(教職課程室) メール:ikarashi.yuki[at]nihon-u.ac.jp(メールを送信するときは、[at]を@に変えてください) ※メールの件名には、「教科名・学科・番号・氏名」を記載して下さい。 |
オフィスアワー |
土曜 駿河台 12:20 ~ 13:00 まずは、メールで連絡をしてください。
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学生への メッセージ |
・受講者のニーズや状況等に応じてシラバスは変更することがある。 ・図書館やウェブサイトなどを活用して、事前・事後学習に努めること。 ・CST-VOICEおよびGoogleクラスルームは必ず確認するようにしましょう。 ・他者の学修を妨げる行為を禁止する。 |