2025年 短期大学部 シラバス - 建築・生活デザイン学科
設置情報
科目名 | 建築材料Ⅰ | ||
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設置学科 | 建築・生活デザイン学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 一瀬 賢一 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | C12L |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 |
概要
学修到達目標 | 建築物の骨組みとなり、建築物を安全に支える目的で使用する構造材料(木材、コンクリート、鉄鋼材料)の各種性質について学習する。このことにより、建築物を設計・施工するために必要な構造材料の性質を理解できる。 科目ナンバリング:MFmE-111 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」とする。 |
履修条件 | 建築材料Ⅱと併せて履修することが望ましい。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1及びCP1に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 授業概要の説明:授業の主旨と学習目標の確認および建築構造材料についての概略説明 | 【事前学習】建築材料の基本的分類(構造材料と仕上げ材料)について調べておくこと 【事後学習】建築材料の基本的分類について講義の内容を見直すこと | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
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第2回 | 木材(1):木材の種類、組織、製材、密度、強度などの性質について説明する。 | 【事前学習】木材の基本的性質について調べ、分からない点を整理しておくこと 【事後学習】講義で説明する木材の性質について見直し、理解を深めること。分からない箇所は次回講義にて質問できるようまとめておくこと | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第3回 | 木材(2)木材の劣化(腐朽、虫害、風化、燃焼)及び集成材について説明する。 | 【事前学習】木材の劣化および集成材の基本的性質について調べ、分からない点を整理しておくこと 【事後学習】講義で説明する木材の劣化および集成材の性質について見直し、理解を深めること。分からない箇所は次回講義にて質問できるようまとめておくこと | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第4回 | 鉄鋼材料(1):高炉法および電炉法による鉄鋼材料の製造方法について説明する。 | 【事前学習】鉄鋼材料の製造方法について調べ、分からない点を整理しておくこと 【事後学習】講義で説明する鉄鋼材料の製造方法について見直し、理解を深めること。分からない箇所は次回講義にて質問できるようまとめておくこと | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第5回 | 鉄鋼材料(2):各種鉄鋼製品及び各種特殊鋼材について説明する。 | 【事前学習】鉄鋼製品の種類を調べ、分からない点を整理しておくこと 【事後学習】講義で説明する鉄鋼製品の種類について見直し、理解を深めること。分からない箇所は次回講義にて質問できるようまとめておくこと | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第6回 | コンクリート(1):コンクリートの構成及び特徴、各種セメントの特性と使用上留意すべき点について説明する。 | 【事前学習】教科書の該当する部分を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと 【事後学習】講義で説明した内容を見直し、理解を深めること。分からない箇所は次回講義にて質問できるようまとめておくこと | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第7回 | コンクリート(2):各種混和材料の性質及び各種混和材料がコンクリートの品質向上に果たす役割について説明する。 | 【事前学習】教科書の該当する部分を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと 【事後学習】講義で説明した内容を見直し、理解を深めること。分からない箇所は次回講義にて質問できるようまとめておくこと | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第8回 | コンクリート(3):各種骨材の性質及び産業廃棄物等の骨材への利用の現状を説明する。 | 【事前学習】教科書の該当する部分を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと 【事後学習】講義で説明した内容を見直し、理解を深めること。分からない箇所は次回講義にて質問できるようまとめておくこと | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第9回 | コンクリート(4):品質基準強度,設計基準強度,耐久設計基準強度,水セメント比と強度の関係等を概説し,コンクリートの調合設計法を詳述する。 | 【事前学習】教科書の該当する部分を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと 【事後学習】講義で説明した内容を見直し、理解を深めること。分からない箇所は次回講義にて質問できるようまとめておくこと | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第10回 | コンクリート(5):フレッシュコンクリートの性質について説明する。 | 【事前学習】教科書の該当する部分を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと 【事後学習】講義で説明した内容を見直し、理解を深めること。分からない箇所は次回講義にて質問できるようまとめておくこと | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第11回 | コンクリート(6):硬化コンクリートの力学的性質及びコンクリートを構成する使用材料の割合(調合)を決める方法について説明する。 | 【事前学習】教科書の該当する部分を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと 【事後学習】講義で説明した内容を見直し、理解を深めること。分からない箇所は次回講義にて質問できるようまとめておくこと | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第12回 | コンクリート(7):硬化コンクリートの耐久性(中性化、凍害、塩害、アルカリ骨材反応など)について説明するとともに環境問題との関連についても述べる。 | 【事前学習】教科書の該当する部分を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと 【事後学習】講義で説明した内容を見直し、理解を深めること。分からない箇所は次回講義にて質問できるようまとめておくこと | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第13回 | コンクリート(8):レディーミクストコンクリートに要求される品質及び製造方法について説明する。 | 【事前学習】教科書の該当する部分を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと 【事後学習】講義で説明した内容を見直し、理解を深めること。分からない箇所は次回講義にて質問できるようまとめておくこと | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第14回 | コンクリート(9):各種コンクリート製品の現状を説明する。理解度確認レポートの提示。 | 【事前学習】教科書の該当する部分を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておくこと 【事後学習】理解度確認のためのレポートを作成して提出する。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第15回 | 課題レポートの講評と木材、鋼材およびコンクリートの材料特性のまとめ | 【事前学習】1~14回の講義内容を見直すこと 【事後学習】レポートで分からなかったところや間違えたところを見直し、分からない箇所は質問する | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
その他
教科書 |
松井勇、出村克宣、湯浅昇、中田善久 『最新建築材料学[ISBN978-4-7530-1752-2]』 井上書院 2014年 第1版
教科書に基づき授業を展開するので必ず購入のこと。 教科書に記載のない内容については、適宜資料を配布する。
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参考書 |
中田善久・鈴木澄江・一瀬賢一 『よくわかる 生コンの受入検査 品質管理[ISBN978-4-909954-20-6』 コンクリート新聞社 2024年 第1版
コンクリートに関する基礎的知識、コンクリートの検査・品質管理の試験方法および2022年に改定された「建築工事標準仕様書・同解説 JASS 5 鉄筋コンクリート工事2022」 の留意点について分かりやすく紹介されており、教科書の参考図書としてゆうクリートに関する基礎的知識、コンクリートの検査・品質管理の試験方法および2022年に改定された「建築工事標準仕様書・同解説 JASS 5 鉄筋コンクリート工事2022」 の留意点について分かりやすく紹介されており、教科書の参考図書として有用である。
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成績評価の方法 及び基準 |
平常レポート(50%)と理解度確認期間に実施するレポート(50%)の結果を併せて総合的に評価する。 |
質問への対応 | 講義中に理解できないことがあった場合、講義後の時間帯またはメールにて質問を受け付ける。回答は、内容によって個別または講義の中で行う。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎タワー・スコラ9階(902号室) 一瀬賢一(ichise.kenichi20@nihon-u.ac.jp) |
オフィスアワー |
月曜 船橋 09:00 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
本講義で取り扱う木材、鉄鋼材料およびコンクリートは、建築物の骨組みを造る極めて重要な材料です。それぞれの基本的な性質を理解するよう努めて下さい。 【令和6年度成績分布状況】 履修者78名 S:14人(23.7%)、A:21人(35.6%)、B:12人(20.3%)、C:9人(15.3%)、D:3人(5.0%)、E:19人 |