2025年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 回路網の解析 | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 境 武志 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E21R |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 |
概要
学修到達目標 | 回路網の解析は基礎電気回路や電気回路を基本とし、より複雑な回路網の解析、実際の回路での問題に対処するために必要な方法や定理を学修する。これらにより、フィルタや伝送回路網の基礎となる二端子対回路網、四端子定数、分布定数回路および多相回路などの基本的な解析ができるようになる。また、授業内の演習により実際の場面に適用できる力を養い、自己学修課題を解くことで理解を深めることができる。 科目ナンバリング:MFmEl-203 |
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授業形態及び 授業方法 |
基本的に「対面授業」形式で行う。ただし、変更等が有る場合は、Canvas、Classroomもしくは電子メールにて情報を送りますので、各自確認して下さい。 授業内の演習問題または自己学修課題を交えながら進める。自己学修課題は各自の事後学修の一環とする。課題に関しては、次回授業までに提出とし(提出期限は都度指示する)、次回もしくはその他授業内で解説を行う。 |
履修条件 | 基礎電気回路、電気回路を履修していることが望ましい。しかし、履修していない科目があるときは講義に集中すること。また、微分積分、複素数の知識を持っていることが望ましい。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP3、CP6に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 線形回路網解析1 キルヒホッフの法則(電圧則、電流則)、行列による解法を理解する。 | 事前学修:教科書の当該箇所を予習して整理しておくこと。 事後学修:授業中の要点をまとめ、終了時に与える演習課題を次週までに提出すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
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第2回 | 線形回路網解析2 閉電流解析、重ね合わせの原理に関して理解する。 | 事前学修:教科書の当該箇所を予習して整理しておくこと。 事後学修:授業中の要点をまとめ、終了時に与える演習課題を次週までに提出すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第3回 | 線形回路網解析3 鳳テブナンの定理、節電圧解析、ノートンの定理に関して理解する。 | 事前学修:教科書の当該箇所を予習して整理しておくこと。 事後学修:授業中の要点をまとめ、終了時に与える演習課題を次週までに提出すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第4回 | 二端子対回路網1 二端子対回路網、Zパラメータ、Yパラメータ、4端子定数に関して理解する。 | 事前学修:教科書の当該箇所を予習して整理しておくこと。 事後学修:授業中の要点をまとめ、終了時に与える演習課題を次週までに提出すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第5回 | 二端子対回路網2 Hパラメータ、二端子対回路網の接続に関して理解する。 | 事前学修:教科書の当該箇所を予習して整理しておくこと。 事後学修:授業中の要点をまとめ、終了時に与える演習課題を次週までに提出すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第6回 | 二端子対回路網3 影像パラメータに関して理解する。 | 事前学修:教科書の当該箇所を予習して整理しておくこと。 事後学修:授業中の要点をまとめ、終了時に与える演習課題を次週までに提出すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第7回 | 分布定数回路1 分布定数回路、基本方程式、無限長線路、無損失線路に関して理解する。 | 事前学修:教科書の当該箇所を予習して整理しておくこと。 事後学修:授業中の要点をまとめ、終了時に与える演習課題を次週までに提出すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第8回 | 分布定数回路2 有限長線路、反射、インピーダンス整合に関して理解する。 | 事前学修:教科書の当該箇所を予習して整理しておくこと。 事後学修:授業中の要点をまとめ、終了時に与える演習課題を次週までに提出すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第9回 | 授業前半の理解度確認演習及びその解説を行う。 範囲は、第1回から第8回の授業で学修した内容とする。 | 事前学修:第1回から第8回の授業を振り返り復習しておくこと。 事後学修:理解度確認演習を解き直し、間違えた問題に関して次週までに提出すること。 | 事前学修:3時間 事後学修:1時間 |
第10回 | ひずみ波交流1 ひずみ波交流のフーリエ級数展開に関して理解する。 | 事前学修:教科書の当該箇所を予習して整理しておくこと。 事後学修:授業中の要点をまとめ、終了時に与える演習課題を次週までに提出すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第11回 | ひずみ波交流2 ひずみ波交流の実効値、電力に関して理解する。 | 事前学修:教科書の当該箇所を予習して整理しておくこと。 事後学修:授業中の要点をまとめ、終了時に与える演習課題を次週までに提出すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第12回 | 多相交流回路(三相交流回路)1 三相交流方式の導入、対称三相起電力、対称三相交流回路に関して理解する。 | 事前学修:教科書の当該箇所を予習して整理しておくこと。 事後学修:授業中の要点をまとめ、終了時に与える演習課題を次週までに提出すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第13回 | 多相交流回路(三相交流回路)2 対称三相交流Y形起電力とΔ形負荷回路に関して理解する。 | 事前学修:教科書の当該箇所を予習して整理しておくこと。 事後学修:授業中の要点をまとめ、終了時に与える演習課題を次週までに提出すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第14回 | 多相交流回路(三相交流回路)3 三相交流回路の電力、ブロンデルの定理に関して理解する。 | 事前学修:教科書の当該箇所を予習して整理しておくこと。 事後学修:授業中の要点をまとめ、終了時に与える演習課題を次週までに提出すること。 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第15回 | 授業全体の理解度確認平常試験 試験範囲は、第1回から第14回の授業で学修した内容とする。 | 事前学修:第1回から第14回の授業を振り返り復習しておくこと。 事後学修:理解度確認演習を解き直し、分からない事は過去の授業内容を復習すこと。 | 事前学修:3時間 事後学修:1時間 |
その他
教科書 |
作田幸憲,今池健,永田知子 『エレクトロニクスのための回路理論』 コロナ社 2019年 第2版
三浦光 『ポイントで学ぶ 電気回路ー交流活用編ー』 コロナ社 2015年 第1版
範囲が広いため、2冊の教科書を使って授業を進める。
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参考書 |
平山博、大附辰夫 『電気回路論[978-4-88686-265-5]』 オーム社 2018年 第8版
有馬泉,岩崎春光 『基礎電気回路1(第3版)[978-4-627-73183-7]』 森北出版 2016年 第3版
この他にも各種参考書が多くあるので、自分に合うもので取り組んでください。
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成績評価の方法 及び基準 |
理解度確認試験(60%)や課題の提出状況,授業の取り組み状況等平常点(40%)で評価する。 |
質問への対応 | 原則としてオフィスアワーの時間帯に対応する。 事前にメールで連絡すること。 メール、Zoom等はその都度対応します。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室:(船橋校舎)電子線利用研究施設 連絡先:sakai.takeshi@nihon-u.ac.jp 内線:(船橋)5489 |
オフィスアワー |
水曜 船橋 13:00 ~ 18:00 他の曜日も打合せ、実験等が入っていなければ対応可能です。メール等で連絡をお願いいたします。
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学生への メッセージ |
上記の授業計画や成績評価は、対面授業が難しくなった場合、変更する可能性がありますので、ご注意下さい。 計算問題を自力で解くことが学力をのばしますので、授業内の演習課題など多くの問題を解くこと。 |