2025年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 物理化学Ⅱ | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 萩原 俊紀 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E22F |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 |
概要
学修到達目標 | ・気体の性質と化学反応速度について系統立てて理解することができる。 ・気体の諸性質を理想気体と実在気体の違いから説明することができる。 ・化学反応を量論的に理解するために必要な反応速度について,概略を説明することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 板書およびスライド映写を用いて講義を行う。 毎回の授業終了時に確認テストを行い,理解の定着をはかる。 |
履修条件 | 高校における物理や数学の基礎を理解していること。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1及びCP1に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 授業の進め方と評価方法の解説,高校で学んだ気体の性質や化学反応速度の復習 | 【事前学習】シラバスをよく読んでおくこと。また,高校の化学の内容を復習しておくこと。 【事後学習】重要な点,理解できなかった点を復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
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第2回 | 理想気体の諸法則(1) 気体の状態/気体の諸法則/理想気体の状態方程式 | 【事前学習】教科書の6章6-1について予習し,わからない箇所をまとめておくこと。 【事後学習】理解が不十分な箇所を復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第3回 | 理想気体の諸法則(2) 理想気体のモデル/マクスウェル-ボルツマンの速度分布則/気体拡散の法則 | 【事前学習】教科書の6章6-2について予習し,わからない箇所をまとめておくこと。 【事後学習】理解が不十分な箇所を復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第4回 | 実在気体の性質(1) 実在気体の性質/ファンデルワールスの状態方程式/気体の圧縮率因子 | 【事前学習】教科書の6章6-3-1から6-3-3,および6-3-6について予習し,わからない箇所をまとめておくこと。 【事後学習】理解が不十分な箇所を復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第5回 | 実在気体の性質(2) 臨界状態/対応(相応)の法則 | 【事前学習】教科書の6章6-3-4から6-3-5,および6-3-7について予習し,わからない箇所をまとめておくこと。 【事後学習】理解が不十分な箇所を復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第6回 | 気体の性質のまとめおよび演習 | 【事前学習】教科書の6章について復習しておくこと。 【事後学習】演習で理解が不十分だった箇所を復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第7回 | 平常試験およびその解説(第1回から第6回) | 【事前学習】第1回から第6回の内容を復習し,理解を十分にしておくこと。 【事後学習】平常試験の結果が不十分であった箇所について再度復習しておくこと。 | 【事前学習】3時間 【事後学習】1時間 |
第8回 | 化学反応速度(1) 化学反応の速度と定義 | 【事前学習】教科書の12章225ページから226ページについて予習し,わからない箇所をまとめておくこと。 【事後学習】理解が不十分な箇所を復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第9回 | 化学反応速度(2) 1次反応/2次反応 | 【事前学習】教科書の12章12-1-1から12-1-2について予習し,わからない箇所をまとめておくこと。 【事後学習】理解が不十分な箇所を復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第10回 | 化学反応速度(3) 素反応と複合反応/可逆1次反応/1次逐次反応/1次競争反応 | 【事前学習】教科書の12章12-2について予習し,わからない箇所をまとめておくこと。 【事後学習】理解が不十分な箇所を復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第11回 | 化学反応速度(4) 反応速度の温度依存性 | 【事前学習】教科書の12章12-3について予習し,わからない箇所をまとめておくこと。 【事後学習】理解が不十分な箇所を復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第12回 | 化学反応速度(5) 反応速度の理論/衝突理論/遷移状態理論 | 【事前学習】教科書の12章12-4について予習し,わからない箇所をまとめておくこと。 【事後学習】理解が不十分な箇所を復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第13回 | 化学反応速度(6) 実験による反応速度の求め方 | 【事前学習】実験による反応速度の求め方にはどのようなものがあるかを調べておくこと。 【事後学習】理解が不十分な箇所を復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第14回 | 化学反応速度のまとめおよび演習 | 【事前学習】教科書の12章について復習しておくこと。 【事後学習】演習で理解が不十分だった箇所を復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第15回 | 平常試験およびその解説(第8回から第14回) | 【事前学習】第8回から第14回の内容を復習し,理解を十分にしておくこと。 【事後学習】平常試験の結果が不十分であった箇所について再度復習しておくこと。 | 【事前学習】3時間 【事後学習】1時間 |
その他
教科書 |
真下清,鈴鹿敢,沼田靖,山田和典 著 『物理化学入門』 東京教学社 2007年 第1版
6章(気体の性質),12章(化学反応速度)を中心に授業を進める。
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参考書 |
P. Atkins, J. Paula 著,千原秀昭,稲葉章,鈴木晴 訳 『アトキンス 物理化学要論』 東京化学同人 2020年 第7版
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成績評価の方法 及び基準 |
2回の平常試験の結果 60%,確認テストを含めた授業参加状況 40% で評価する。 また出席回数が授業時間数の3/5に満たない場合は評価しない。 |
質問への対応 | 対面授業の前後の時間の他は,原則としてメールで対応する。オフィスアワーの時間帯以外は返信が後日になることもあるので注意すること。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎8号館837号室 hagiwara.toshiki@nihon-u.ac.jp(@は半角で入力のこと) |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:15 ~ 13:10 個別質問対応時間
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学生への メッセージ |
【令和6年度成績分布状況】履修者数7名 A:3名(50%),B:3名(50%),E:1名 この科目は,理工学部物質応用化学科編入時に,「物理化学 II」に認定される。 |