無機化学Ⅰ (E24N)

日本大学理工学部

2025年短期大学部シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科

設置情報

科目名	無機化学Ⅰ
設置学科	ものづくり・サイエンス総合学科	学年	1年
担当者	三五　弘之	履修期	後期
単位	2	曜日時限	火曜4
校舎	船橋	時間割CD	E24N
クラス
ポリシー	ディプロマ・ポリシー【DP】カリキュラム・ポリシー【CP】

概要

学修到達目標	１）原子の電子配置を築き上げることができる　　⇒　核外電子の挙動をイメージする２）安定な電子配置を説明することができる　　⇒　化学結合に関わる原子・イオンの電子配置を知る３）共有結合における電子の関わり方について説明することができる　　⇒　原子軌道と分子軌道の違いを知る４）分子や結晶の構造について説明することができる　　⇒　規則正しい原子・分子・イオンの並び方を知る
授業形態及び授業方法	・「対面授業」を行う
履修条件	・科目区分：専門教育科目＞分野別専門教育＞D 応用化学・履修条件：選択科目・高等学校での「化学基礎」あるいは「化学」を履修していることが望ましいが，その復習からはじめるので心配せずに受講して欲しい
ディプロマ・ポリシー（DP）及びカリキュラム・ポリシー（CP）との関連	本授業科目はDP1及びCP1に該当しています。科目ナンバリング:MFmAc-207

授業計画

第1回	テーマ１：化学のはじまり（１）原子の概念（２）ドルトンの原子説からアボガドロの分子説へ	＜事前学修＞今回のテーマについて教科書・高等学校の教科書・参考書などを精読し，さらに不明な点は各自で調査し，簡潔に説明できるようにまとめておく．可能ならば，別掲の参考書も参照されたい．＜事後学修＞講義で用いたPower Point 資料と教科書を照合してノートにまとめ，再度精読する．	事前学修　２時間事後学修　２時間
第2回	テーマ２：原子の構造（１）　１）原子構造の解明　２）原子を構成する基本的粒子　３）水素原子の発光スペクトル　　　・Balmerのひらめき，Rydberg式	＜事前学修＞今回のテーマについて教科書・高等学校の教科書・参考書などを精読し，さらに不明な点は各自で調査し，簡潔に説明できるようにまとめておく．可能ならば，別掲の参考書も参照されたい．＜事後学修＞講義で用いたPower Point 資料と教科書を照合してノートにまとめ，再度精読する．	事前学修　２時間事後学修　２時間
第3回	テーマ２：原子の構造（２）　４）Bohr の理論と水素原子模型　　　・電子の軌道半径とエネルギー準位	＜事前学修＞今回のテーマについて教科書・高等学校の教科書・参考書などを精読し，さらに不明な点は各自で調査し，簡潔に説明できるようにまとめておく．可能ならば，別掲の参考書も参照されたい．＜事後学修＞講義で用いたPower Point 資料と教科書を照合してノートにまとめ，再度精読する．	事前学修　２時間事後学修　２時間
第4回	テーマ２：原子の構造（３）　５）新しい原子模型と量子数　　　・原子中の電子の状態を決める要因	＜事前学修＞今回のテーマについて教科書・高等学校の教科書・参考書などを精読し，さらに不明な点は各自で調査し，簡潔に説明できるようにまとめておく．可能ならば，別掲の参考書も参照されたい．＜事後学修＞講義で用いたPower Point 資料と教科書を照合してノートにまとめ，再度精読する．	事前学修　２時間事後学修　２時間
第5回	テーマ２：原子の構造（４）　６）元素の築き上げ（原子の電子配置）　　　・Hund の法則，Pauli の排他律，電子配置による元素の分類	＜事前学修＞今回のテーマについて教科書・高等学校の教科書・参考書などを精読し，さらに不明な点は各自で調査し，簡潔に説明できるようにまとめておく．可能ならば，別掲の参考書も参照されたい．＜事後学修＞講義で用いたPower Point 資料と教科書を照合してノートにまとめ，再度精読する．	事前学修　２時間事後学修　２時間
第6回	テーマ３：安定なイオンの電子配置（１）　１）貴ガス型電子殻構造　２）18電子殻構造　３）不活性電子対効果	＜事前学修＞今回のテーマについて教科書・高等学校の教科書・参考書などを精読し，さらに不明な点は各自で調査し，簡潔に説明できるようにまとめておく．可能ならば，別掲の参考書も参照されたい．＜事後学修＞講義で用いたPower Point 資料と教科書を照合してノートにまとめ，再度精読する．	事前学修　２時間事後学修　２時間
第7回	テーマ３：安定なイオンの電子配置（２）　４）有効核電荷	＜事前学修＞今回のテーマについて教科書・高等学校の教科書・参考書などを精読し，さらに不明な点は各自で調査し，簡潔に説明できるようにまとめておく．可能ならば，別掲の参考書も参照されたい．＜事後学修＞講義で用いたPower Point 資料と教科書を照合してノートにまとめ，再度精読する．	事前学修　２時間事後学修　２時間
第8回	テーマ４：元素の一般的性質　１）原子の大きさ　２）イオンの大きさ	＜事前学修＞今回のテーマについて教科書・高等学校の教科書・参考書などを精読し，さらに不明な点は各自で調査し，簡潔に説明できるようにまとめておく．可能ならば，別掲の参考書も参照されたい．＜事後学修＞講義で用いたPower Point 資料と教科書を照合してノートにまとめ，再度精読する．	事前学修　２時間事後学修　２時間
第9回	テーマ５：化学結合に関わるエネルギー（１）　１）イオン化エネルギー　２）電子親和力	＜事前学修＞今回のテーマについて教科書・高等学校の教科書・参考書などを精読し，さらに不明な点は各自で調査し，簡潔に説明できるようにまとめておく．可能ならば，別掲の参考書も参照されたい．＜事後学修＞講義で用いたPower Point 資料と教科書を照合してノートにまとめ，再度精読する．	事前学修　２時間事後学修　２時間
第10回	テーマ５：化学結合に関わるエネルギー（２）　３）電気陰性度	＜事前学修＞今回のテーマについて教科書・高等学校の教科書・参考書などを精読し，さらに不明な点は各自で調査し，簡潔に説明できるようにまとめておく．可能ならば，別掲の参考書も参照されたい．＜事後学修＞講義で用いたPower Point 資料と教科書を照合してノートにまとめ，再度精読する．	事前学修　２時間事後学修　２時間
第11回	テーマ６：イオン結合と結晶構造（１）　１）イオン結合　２）結晶格子の表し方　　　・単位格子と結晶系及びブラベ格子　３）イオン結晶の構造　　　・限界半径比	＜事前学修＞今回のテーマについて教科書・高等学校の教科書・参考書などを精読し，さらに不明な点は各自で調査し，簡潔に説明できるようにまとめておく．可能ならば，別掲の参考書も参照されたい．＜事後学修＞講義で用いたPower Point 資料と教科書を照合してノートにまとめ，再度精読する．	事前学修　２時間事後学修　２時間
第12回	テーマ６：イオン結合と結晶構造（２）　４）格子欠陥　　　・化学量論的欠陥と非化学量論的欠陥	＜事前学修＞今回のテーマについて教科書・高等学校の教科書・参考書などを精読し，さらに不明な点は各自で調査し，簡潔に説明できるようにまとめておく．可能ならば，別掲の参考書も参照されたい．＜事後学修＞講義で用いたPower Point 資料と教科書を照合してノートにまとめ，再度精読する．	事前学修　２時間事後学修　２時間
第13回	テーマ７：共有結合と分子モデル（１）　１）原子価結合法と混成軌道　２）VSEPR理論に基づく分子の構造	＜事前学修＞今回のテーマについて教科書・高等学校の教科書・参考書などを精読し，さらに不明な点は各自で調査し，簡潔に説明できるようにまとめておく．可能ならば，別掲の参考書も参照されたい．＜事後学修＞講義で用いたPower Point 資料と教科書を照合してノートにまとめ，再度精読する．	事前学修　２時間事後学修　２時間
第14回	テーマ７：共有結合と分子モデル（２）　３）共鳴の概念	＜事前学修＞今回のテーマについて教科書・高等学校の教科書・参考書などを精読し，さらに不明な点は各自で調査し，簡潔に説明できるようにまとめておく．可能ならば，別掲の参考書も参照されたい．＜事後学修＞講義で用いたPower Point 資料と教科書を照合してノートにまとめ，再度精読する．	事前学修　２時間事後学修　２時間
第15回	テーマ８：平常試験及びその解説	＜事前学修＞第1回から第14回までの講義を復習し，各自で試験対策をしておく．＜事後学修＞試験後には，解答できなかった問題をノートにまとめ，再度復習する．	事前学修　２時間事後学修　２時間

その他

教科書	坪村太郎・川本達也・佃　俊明『無機化学の基礎［ISBN978-4-7598-1837-6］』化学同人 2022年第1版
参考書	田中　勝久　他訳『シュライバー・アトキンス　無機化学（上）［ISBN978-4-8079-0898-1]』東京化学同人 2016年第6版
成績評価の方法及び基準	平常試験（90％）を実施し，講義への取り組み姿勢を含めた平常点（10%）と合わせて評価する
質問への対応	講義終了後およびメールで対応する
研究室又は連絡先	・船橋校舎8号館822室・sango.hiroyuki※nihon-u.ac.jp（※には@を入れてください）
オフィスアワー
学生へのメッセージ	・無機化学というよりは，「大学で学ぶ化学の出発点」といった位置づけの科目である・気楽に受講して，しっかり「モノ」にして欲しい

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