2025年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 有機化学Ⅲ | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 萩原 俊紀 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E42U |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | アルデヒド,ケトン,カルボン酸など,カルボニル基を有する化合物について,その特徴,合成方法および反応を理解し説明できる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 事前に各自予習してきた内容について,解説と演習を中心に授業を進める。第7回目および第15回目に平常試験を行うとともに,各回の最後に理解度を確認するための小テストを行う。 平常試験では試験終了後に解説を行い,小テストは次の授業日に解説を行う。 本科目では,化学研究機関で実務経験を有する教員が,その経験を活かして,有機合成の理論の解説だけでなく,実際の研究開発を想定した問題解決型の手法を取り入れた授業を行う。 |
履修条件 | 「化学 III」,「有機化学 I」,「有機化学 II」の内容を理解していること。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1及びCP1に該当しています。 |
授業計画
第1回 | 授業の進め方と評価方法 カルボニル化合物の予習,分類と命名法および製法 | 【事前学習】「有機化学 I」,「有機化学 II」の内容を復習しておくこと。また,教科書のp694-p702,19章19・1から19・2節について予習しておくこと。 【事後学習】重要な点,理解できなかった点を復習しておくこと。また,分類と命名法について十分に理解しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
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第2回 | アルデヒドとケトン(1): 酸化,求核付加反応 | 【事前学習】教科書19章19・3から19・7節について予習し,わからない箇所をまとめておくこと。 【事後学習】理解が不十分な箇所を復習しておくこと。教科書の該当箇所の練習問題を解いておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第3回 | アルデヒドとケトン(2): アミン,ヒドラジン,アルコールの求核付加反応 | 【事前学習】教科書19章19・8から19・10節について予習し,わからない箇所をまとめておくこと。 【事後学習】理解が不十分な箇所を復習しておくこと。教科書の該当箇所の練習問題を解いておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第4回 | アルデヒドとケトン(3): リンイリドの求核付加反応およびα,β-不飽和カルボニルに対する共役求核付加 | 【事前学習】教科書19章19・11および19・13節について予習し,わからない箇所をまとめておくこと。 【事後学習】理解が不十分な箇所を復習しておくこと。教科書の該当箇所の練習問題を解いておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第5回 | カルボン酸とニトリル: カルボン酸の性質と反応,ニトリルの反応 | 【事前学習】教科書20章20・1から20・7節について予習し,わからない箇所をまとめておくこと。 【事後学習】理解が不十分な箇所を復習しておくこと。教科書の該当箇所の練習問題を解いておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第6回 | カルボン酸誘導体(1): 求核アシル置換反応の基礎,カルボン酸の反応 | 【事前学習】教科書21章21・1から21・3節について予習し,わからない箇所をまとめておくこと。 【事後学習】理解が不十分な箇所を復習しておくこと。教科書の該当箇所の練習問題を解いておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第7回 | 平常試験およびその解説(第1回から第6回) | 【事前学習】第1回から第6回までの授業内容を復習し,理解を十分にしておくこと。 【事後学習】平常試験の結果が不十分であった箇所について再度復習しておくこと。 | 【事前学習】3時間 【事後学習】1時間 |
第8回 | 【授業内容】カルボン酸誘導体(2): 酸ハロゲン化物,酸無水物の反応 | 【事前学習】教科書21章21・4から21・5節について予習し,わからない箇所をまとめておくこと。 【事後学習】理解が不十分な箇所を復習しておくこと。教科書の該当箇所の練習問題を解いておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第9回 | 【授業内容】カルボン酸誘導体(3): エステル,アミドの反応 | 【事前学習】教科書21章21・6から21・7節について予習し,わからない箇所をまとめておくこと。 【事後学習】理解が不十分な箇所を復習しておくこと。教科書の該当箇所の練習問題を解いておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第10回 | カルボニルα置換反応(1): ケト-エノール互変異性,エノラートイオン | 【事前学習】教科書22章22・1から22・6節について予習し,わからない箇所をまとめておくこと。 【事後学習】理解が不十分な箇所を復習しておくこと。教科書の該当箇所の練習問題を解いておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第11回 | カルボニルα置換反応(2): エノラートイオンのアルキル化 | 【事前学習】教科書22章22・7節について予習し,わからない箇所をまとめておくこと。 【事後学習】理解が不十分な箇所を復習しておくこと。教科書の該当箇所の練習問題を解いておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第12回 | カルボニル縮合反応(1): アルドール反応 | 【事前学習】教科書23章23・1から23・6節について予習し,わからない箇所をまとめておくこと。 【事後学習】理解が不十分な箇所を復習しておくこと。教科書の該当箇所の練習問題を解いておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第13回 | カルボニル縮合反応(2): Claisen縮合とMichael反応 | 【事前学習】教科書23章23・7から23・11節について予習し,わからない箇所をまとめておくこと。 【事後学習】理解が不十分な箇所を復習しておくこと。教科書の該当箇所の練習問題を解いておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第14回 | 総合演習: これまでに得た有機化学の知識を用いた有機化合物の合成についての演習 | 【事前学習】これまでの授業内容を復習し,理解を十分にしておくこと。 【事後学習】演習での理解が不十分であった箇所について再度復習しておくこと。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第15回 | 平常試験およびその解説(第8回から第14回) | 【事前学習】第8回から第14回までの授業内容を復習し,理解を十分にしておくこと。 【事後学習】平常試験の結果が不十分であった箇所について再度復習しておくこと。 | 【事前学習】3時間 【事後学習】1時間 |
その他
教科書 |
John McMurry 著、伊東・児玉・荻野・深澤・通 訳 『マクマリー 有機化学(中)』 東京化学同人 2017年 第9版
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
2回の平常試験の結果 60%,授業参加状況 40% で評価する。 授業参加回数が授業時間数の3/5に満たない場合は評価しない。 |
質問への対応 | 対面授業の前後の時間の他は,原則としてメールで対応する。オフィスアワーの時間帯以外は返信が後日になることもあるので注意すること。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎8号館837号室 hagiwara.toshiki@nihon-u.ac.jp(@は半角で入力のこと) |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:15 ~ 13:10 個別質問対応時間
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学生への メッセージ |
【令和6年度成績分布状況】 履修者7名 A:1名(17%),B:3名(50%),C:2名(33%),E:1名 なお,この科目は,理工学部物質応用化学科編入時に,「有機化学 II」に認定される。 |