2025年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 力学Ⅰ | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 前田 知人 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E44L |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 |
概要
学修到達目標 | 物理学の基盤となる(古典)力学は,物体に働く力と,それによって起こる物体の運動を記述する理論体系であり,エネルギーや保存則など,他の分野でも扱われる様々な重要概念が導入される。力学の学習を通して,自然現象に対する物理学的なものの見方を養い,物理学全体への理解を深めることができる。「力学Ⅰ」では,主として質点の力学に焦点をあて,その具体的な事項について学ぶ。学修到達目標は以下のとおりとする。 (1) ニュートンの運動の三法則について説明でき,与えられた力に対して運動方程式を適切に立式し,解析的に解くとともに,解の物理的意味を説明できる。 (2) 保存力と仕事の関係,力学的エネルギーについて理解し,関連する計算を実行できる。 (3) 運動量・角運動量について理解し,保存則を利用して未知量を計算することができる。 (4) 代表的な振動系の運動方程式を解き,解の振る舞いを物理的に説明できる。 (5) 中心力が働く物体の運動について,極座標系で立式した運動方程式を用いて,解の振る舞いを物理的に説明できる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
【対面授業】 講義形式の授業行う。毎回教科書を持参すること。各回の授業において,必要に応じてレポート課題を課す。学習した内容について,数回の小テストを実施し,その理解度を確認する。提出されたレポート・小テスト等は評価を付けて返却し,解説を行う。 |
履修条件 | 専門教育科目/選択(機械工学分野・物理学分野) (1)力学演習Iを同時に履修すること。 (2)微分積分I・II,数学演習I・IIを履修していること。 (3)ベクトル解析,ベクトル解析演習を履修していること。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1及びCP1に該当している。 科目ナンバリング:MFmPh-203 |
授業計画
第1回 | 運動の記述: (1)直線上の運動 (2)2次元平面での運動 (3)3次元空間での運動 | 【事前学習】物理Ⅰで学習した電磁気学に関する内容について,しっかり復習しておくこと。 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。 | 【事前学習】1時間 【事後学習】3時間 |
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第2回 | 運動の法則(その1): (1)ニュートンの運動の3法則 (2)万有引力と地表付近での重力 (3)運動方程式の解き方─その1 | 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。 | 【事前学習】1時間 【事後学習】3時間 |
第3回 | 運動の法則(その2): (4)運動方程式の解き方─その2 (5)空気抵抗を受けた物体の運動 (6)雨滴の落下(慣性抵抗) | 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。 | 【事前学習】1時間 【事後学習】3時間 |
第4回 | 運動方程式の変形(その1): (1)エネルギー積分 (2)保存力と力学的エネルギー保存則 | 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。 | 【事前学習】1時間 【事後学習】3時間 |
第5回 | 運動方程式の変形(その2): (3)運動量と力積 (4)運動量保存則 | 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。 | 【事前学習】1時間 【事後学習】3時間 |
第6回 | 振動(その1): (1)単振動 (2)振り子の運動 | 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。 | 【事前学習】1時間 【事後学習】3時間 |
第7回 | 振動(その2): (3)連成振動 | 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。 | 【事前学習】1時間 【事後学習】3時間 |
第8回 | 振動(その3): (4)減衰振動 | 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。 | 【事前学習】1時間 【事後学習】3時間 |
第9回 | 振動(その4): (5)強制振動 (6)共鳴現象 | 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。 | 【事前学習】1時間 【事後学習】3時間 |
第10回 | 小テスト1及びその解説 | 【事前学習】この講義で学んだ基本的重要事項について,資料を見返し,十分復習しておくこと。 | 【事後学習】4時間 |
第11回 | 角運動量:(1)角運動量と力のモ-メント (2)2次元極座標での速度,加速度 | 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。 | 【事前学習】1時間 【事後学習】3時間 |
第12回 | 惑星の運動(その1): (1)2次曲線の極座標表示 | 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。 | 【事前学習】1時間 【事後学習】3時間 |
第13回 | 惑星の運動(その2): (2)万有引力を受けた惑星の運動 (3)惑星の軌道方程式 | 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。 | 【事前学習】1時間 【事後学習】3時間 |
第14回 | 中心力による運動: (1)有限物体からの万有引力 (2)宇宙探査機の運動(3)ラザフォード散乱 | 【事前学習】前回の授業内容について,理解を深めておくこと。 【事後学習】講義の内容について,数式をチェックしながら十分復習すること。理解できない点については,その内容を整理し質問の準備をすること。 | 【事前学習】1時間 【事後学習】3時間 |
第15回 | 小テスト2及びその解説 | 【事前学習】この講義で学んだ基本的重要事項について,資料を見返し,十分復習しておくこと。 | 【事前学習】4時間 |
その他
教科書 |
特に指定しない。
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参考書 |
井口英雄、佐甲徳栄、相馬亘、中原明生 『理工系のための力学(改訂版)』 東京図書 2019年 2019年 第2版
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成績評価の方法 及び基準 |
(1)毎回の課題提出状況60%,授業内小テスト40%の割合で総合的に評価する。詳細は,授業時に配布する科目ルーブリック表の成績評価基準に記載する。 (2)出席回数が総授業回数の5分の3(9回)に満たない場合は,履修放棄として取り扱い,学業成績を評価E(判定不可)とする。 |
質問への対応 | 研究室のほか,オンラインでも随時対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室:船橋校舎9号館1階911B室 E-mail:maeda.tomohito@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:15 ~ 13:15 9号館1階911B室
金曜 船橋 12:15 ~ 13:15 9号館1階911B室
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学生への メッセージ |
遠慮なく質問してください。 |