2025年 短期大学部 シラバス - 総合教育科目・補充教育科目
設置情報
科目名 | 日本語表現の基礎 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 1年 |
担当者 | 渡邊 重人 | 履修期 | 前期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 水曜6 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | N36A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 1日本語表現の基礎となる知識と技術を身につけることができる。 2多様なジャンルの文章を書くことで,実践的な表現力を向上させることができる。 3敬語を適切に使用し,実用文を作成することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「オンデマンド型授業」 Google Classroomを活用して,オンデマンド方式で授業を実施します。教科書を読み,Google Classroomにアップロードされる音声解説付きスライドを視聴し,演習問題に取り組みます。演習問題の提出期限は,原則として次回授業週の月曜日18時とし,提出先はGoogle Classroomです。演習問題のフィードバックは,次回授業のスライド・Google Classroomのコメント機能などで行います。なお,練習問題については,授業内で取り組み,授業当日のスライドで解説を視聴することもあります。 ※出席確認については,Googleフォームを使用します(オンデマンド方式の授業ですが,なるべく授業当日中に提出してください)。 |
履修条件 | 第1回までにシラバスを熟読し,文章作成上の弱点や伸ばしたい点を各自で確認しておきましょう。自分の弱点を把握することは,学習効果を高めるための重要な作業です。 ※この授業で扱う文章表現能力は基本中の基本といえるものであり,特別な才能を必要とするものではありません。知識と技術を身に付ければ,誰もが伸ばすことのできる能力です。また,伸びる速度には個人差があります。あせらず,着実に伸ばしていきましょう。 |
ディプロマ・ポリシー(DP)及びカリキュラム・ポリシー(CP)との関連 | 本授業科目はDP1及びCP1に該当しています。 科目ナンバリング:LLaJ-107 |
授業計画
第1回 | 学習活動の確認と社会人に求められる〈国語力〉 学習活動の概略,語句の誤用について確認します。 フィードバックの方法:解説 | 事前学修:辞書を参照しながら教科書73~81ページを読み,語彙力について自己点検しておきます。 事後学修:演習問題に取り組み,語彙力の向上を図ります。 | 事前学修:30分 事後学修:30分 |
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第2回 | メールによる教員とのコミュニケーション技法 フィードバックの方法:解説 | 事前学修:教科書を読み,弱点を確認し,メール作成に関する知識を確認しておきます。 事後学修:教科書,授業資料を読み,演習問題に取り組みます。 | 事前学修:30分 事後学修:30分 |
第3回 | 文章作成の基本1 文体の使い分け,読点の打ち方,表記法(表記の基準)などについて確認し,演習問題に取り組みます。 フィードバックの方法:解説 | 事前学修:教科書13~15ページ,57~60ページを読み,文章作成に関する各自の傾向について確認しておきます。 事後学修:演習問題に取り組み,教科書とプリントで表記法について確認しておきます。 | 事前学修:30分 事後学修:30分 |
第4回 | 文章作成の基本2 論理的な文章を書くための技術であるパラグラフ・ライティングの概念を理解し,実践に備えます。 フィードバックの方法:解説 | 事前学修:教科書23~26ページを読み,論理的な文章の特徴について自分なりに整理しておきます。 事後学修:演習問題に取り組み,パラグラフ・ライティングを実践します。 | 事前学修:30分 事後学修:30分 |
第5回 | 敬語1 尊敬語の適切な使用について修得します。 フィードバックの方法:解説 | 事前学修:教科書61~67ページを読み,敬語使用上の弱点を整理しておきます。 事後学修:演習問題に取り組み,尊敬語を中心に確認しておきます。 | 事前学修:30分 事後学修:30分 |
第6回 | 敬語2 謙譲語Ⅰ・謙譲語Ⅱの適切な使用について修得します。 フィードバックの方法:解説 | 事前学修:教科書62~64ページを読み,敬語使用上の弱点を整理し,授業内で作業できるようにしておきます。 事後学修:演習問題に取り組み,謙譲語を中心に確認しておきます。 | 事前学修:30分 事後学修:30分 |
第7回 | 敬語3 丁寧語・美化語・誤用例について学び,誤用の回避方法を修得します。授業後,小テスト(敬語総合演習問題)で到達度を確認します。 フィードバックの方法:解答と解説 | 事前学修:教科書61~67ページ・プリント・スライドを活用し,小テストの準備をしておきます。 事後学修:小テスト(敬語総合演習問題)に取り組み,敬語に関する到達度と弱点を確認します。 | 事前学修:30分 事後学修:30分 |
第8回 | 手紙文1 手紙文作成の基本となるルールと形式について理解を深め,実践の準備をします。 フィードバックの方法:作成例と解説 | 事前学修:教科書68~72ページを読み,手紙・メールなど場面別での敬語使用に関する弱点を整理しておきます。 事後学修:手紙文の基本プリントを読み,敬語を用いた手紙文(下書き)を作成します。 | 事前学修:30分 事後学修:30分 |
第9回 | 手紙文2 手紙文作成の基本とルールを踏まえて,手紙文作成演習問題に取り組みます。 フィードバックの方法:作成例と解説 | 事前学修:教科書68~72ページと手紙文の基本プリントを読み,手紙文作成について確認しておきます。 事後学修:作成例を参照し,あらためて自分の書いた手紙文を見直します。 | 事前学修:30分 事後学修:30分 |
第10回 | 実用文総合演習問題による到達度の確認 実用文総合演習問題で到達度を確認します。 フィードバックの方法:解説 | 事前学修:教科書,ノート,プリント,スライドで既習内容を復習し,実用文総合演習に取り組めるようにしておきます。 事後学修:実用文に関する弱点を再確認し,克服の手立てを考えます。 | 事前学修:30分 事後学修:30分 |
第11回 | 文章の読み方 筆者の主張に沿った読み方とクリティカルな読み方について確認し,読み取った内容(要旨)を第三者に伝える技術を修得します。また,批判と反論の仕方を修得します。 フィードバックの方法:作成例と解説 | 事前学修:教科書31~34ページを読み,要約文と要旨作成のプロセスを把握しておきます。 事後学修:批判と反論のポイントについて整理しておきます。 | 事前学修:30分 事後学修:30分 |
第12回 | 自己PR 効果的な自己アピールの仕方について確認します。 フィードバックの方法:解説 | 事前学修:自己分析シート作成の準備として,自分に関する情報を整理しておきます。 事後学修:教科書45~49ページを読み,自己PRの基本について整理し,自己分析シートを作成します。 | 事前学修:30分 事後学修:30分 |
第13回 | 文章作成の基本4 文章構成の基本について修得します。 フィードバックの方法:解説 | 事前学修:課題プリントを読み,文章構成が読み手の理解に与える影響について整理しておきます。 事後学修:教科書27ページ~43ページ,54~55ページを読み,文章構成の基本について振り返っておきます。 | 事前学修:30分 事後学修:30分 |
第14回 | 文章作成の基本5 小論文構成の基本について修得します。 自己点検報告の作成 既習内容を振り返り,自己点検をします(提出期限は,授業実施週の土曜日20時です)。 フィードバックの方法:解説 | 事前学修:双括型・頭括型・尾括型・起承転結の特徴について整理し,振り返っておきます。 事後学修:提案型小論文構成テンプレートの活用法について整理しておきます。 | 事前学修:30分 事後学修:30分 |
第15回 | 文章作成の基本6 目標規定文と各論パラグラフのアウトラインの作り方について修得します。 | 事前学修:小論文の課題にどのようなものがあるかについて調べておきます。 事後学修:小論文タイプ別構成テンプレートの活用法について整理し,発展的な学びにつなげます。 | 事前学修:30分 事後学修:30分 |
その他
教科書 |
石尾奈智子・市川浩昭・押山美知子・岸規子・渡邊重人 『日本語表現の基礎』 日本之書房 2021年 第3版
※教科書を補足する授業資料(プリント)や演習問題をGoogle Classroomで配布します。
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参考書 |
文章表現に関する文献を授業時に適宜紹介します。
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成績評価の方法 及び基準 |
平常点(実用文総合演習問題25%・敬語総合演習問題20%,手紙文作成演習問題25%・その他の演習問題や自己点検報告などの提出物30%)で評価します。※提出物の提出先は,Google Classroomです。また,履修者間で共有されたGoogleドキュメントなどを活用した取り組み(ピアワーク)についても,提出物として評価します。 |
質問への対応 | NUメールやGoogle Classroomのコメント機能で対応します(NUメールのアドレスは,下記の連絡先を参照してください)。授業内容に関して気になる点や疑問点があれば,遠慮せずに質問してください。なお,同内容の質問が複数寄せられた場合は,講義内で一括して回答することもあります。 |
研究室又は 連絡先 |
watanabe.shigeto20@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 船橋 18:00 ~ 20:00 ※オンデマンド型授業ですので,CST-VOICE(Google Classroom)やNUメールで随時対応します。
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学生への メッセージ |
・辞書の使用を認めますので,電子辞書・辞書アプリ・紙媒体の辞書などを各自で用意してください。 ・「フィードバックの方法:解説」となっている箇所については,到達度に応じて「フィードバックの方法:添削と解説」に変更することがあります。 ・希望者には小論文の添削をします。 ・【前年度成績分布状況】履修者53名 S:6人(11%),A:18人(34%),B:11人(21%),C:18人(34%),E:19人 |