2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 土木工学専攻
設置情報
科目名 | 港湾・空港政策特論 | ||
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設置学科 | 土木工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 鈴木 徹 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | A45B |
クラス | |||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 四方を海に囲まれた島国日本の国民生活や社会経済活動を根底から支える必要不可欠なインフラである海や空の「みなと」(港湾・空港)について、最新の政策課題とそれに対応する主な政策、それらを実施する現場を学びます。講義や現場見学を通じて関連の知識を深めるとともに、自ら政策提案を試みて議論することを通じて、より実践的な思考やグローバルな視点を習得していくことを目指します。 |
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授業形態及び 授業方法 |
港湾行政、空港行政等を担当する国土交通省の資料などによる講義を行うとともに、横浜港、羽田空港などの港湾、空港や政策を技術面から支える港湾・空港関係技術研究所の現場見学を行います。また、最終回には、新たな政策を検討しその政策を提案する企画案について各受講生からの発表を行います。 講義に際しては、講師の国土交通省における行政実務経験をもとにして、港湾、空港等に係る最新の行政課題とそれに対応する主な政策について、具体的に紹介していきます。また、毎回、講義後に、講義要旨等をまとめたレポートの提出を求めます(講義終了後、概ね1週間以内の提出を求めます)。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
事前に開示する講義資料による予習をお願いします。 |
授業計画
第1回 | 港湾・空港政策概論 | 【事前学習】事前に公表する講義資料を読んでください。 【事後学習】講義要旨等をまとめたレポートの提出を求めます。 | 【事前学習】1時間程度 【事後学習】1時間程度 |
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第2回 | 我が国の国際物流を支える港湾政策 | 〈同上〉 | 〈同上〉 |
第3回 | 港湾におけるDXの推進 ~サイバーポートの推進~ | 〈同上〉 | 〈同上〉 |
第4回 | 我が国におけるクルーズ振興政策 | 〈同上〉 | 〈同上〉 |
第5回 | 現場見学【港湾】:横浜港 | 〈同上〉 | 〈同上〉 |
第6回 | カーボンニュートラルに向けた港湾政策 | 〈同上〉 | 〈同上〉 |
第7回 | 港湾における防災・減災対策と国土強靱化 | 〈同上〉 | 〈同上〉 |
第8回 | 航空行政の概要 | 〈同上〉 | 〈同上〉 |
第9回 | 我が国の空港の機能強化 | 〈同上〉 | 〈同上〉 |
第10回 | 現場見学【港湾空港関係技術研究所】:港湾空港技術研究所など(@久里浜) | 〈同上〉 | 〈同上〉 |
第11回 | 鉄道行政の概要 | 〈同上〉 | 〈同上〉 |
第12回 | 特別講演〈検討中〉 | 〈同上〉 | 〈同上〉 |
第13回 | 現場見学【空港】:東京国際空港(羽田空港) | 〈同上〉 | 〈同上〉 |
第14回 | 我が国のインフラの海外展開政策 | 〈同上〉 | 〈同上〉 |
第15回 | 政策提案発表 | 【事前学習】講義に関係する新たな政策を検討し、その政策を提案する企画案(パワーポイント7~10枚程度)を作成していただきます。 | 【事前学習】30時間程度 |
その他
教科書 |
パワーポイントによる講義資料を用います。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
「世界に通じる、未来へ通じる港湾の話」国土交通省港湾局監修 日本経済新聞社出版(2018) など
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成績評価の方法 及び基準 |
講義に対するレポートの提出、政策提案発表やその質疑応答の内容により評価します。 その際、レポートの提出を概ね7割、政策提案の発表を概ね3割とします。 |
質問への対応 | 講義実施時、講義後に提出を求めるレポートの中で質問を受け付けます。 回答は、講義中またはメールにて行います。 |
研究室又は 連絡先 |
レポートの提出、連絡等については、追ってお知らせするメールアドレスなどで受け付けます。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
この講義は土木工学専攻から技術系国家公務員に進み港湾・空港関係の行政実務に長く携わってきた講師が自らの経験を踏まえつつ国土交通省現役職員の協力のもと実施します。 「みなと」は国民一人一人にとって縁の切れない必要不可欠なインフラですが、日常ではなかなかその実体や役割が実感されにくいものでもあります。講師自身、土木工学が関わる広い領域の中では、「みなと」に特化した学びの機会は学生時代には多くはなかったところですが、この「みなと」の機能確保は土木工学を志した学生さん達が将来の担い手となって頂くべき重要な分野です。 本講義で、港湾・空港等についての最新の政策課題とそれに対応する主な政策、それらを実施する現場を学ぶとともに、自ら政策提案を試みて議論することを通じて、より実践的な思考やグローバルな視点を身につけていきましょう。 また、就職先として港湾・空港等に関わる技術系公務員等を志すまたはそれに関心を有する学生(学部生を含む)の聴講も歓迎します。 さらに、定員に余裕がある場合には、現地見学のみの参加も受け付けます。 |