2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 交通システム工学専攻
設置情報
科目名 | 交通システム工学特論 | ||
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設置学科 | 交通システム工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 下川 澄雄 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | B34A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 交通システムは学際的,伝統的な学問体系によって支えられている.本講義では,交通工学,道路工学の観点から交通システムを捉え,道路計画・設計の今日的課題を実学的視点から理解することを目標とする. |
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授業形態及び 授業方法 |
講義形式は,講義・演習,およびグループ討議形式を併用して実施する。 講義はパワーポイントと板書を併用して行う. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
連続性を持った講義形態の中で,演習やグループ討議などによって進度を深めていくので,各回の講義の復習をし理解度を高めること. |
授業計画
第1回 | テーマ1.交通施設計画について考える 1.交通施設計画を考えるポイント | 日本の国土の特徴と交通施設計画の特徴について事前・事後学習を行うこと. | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
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第2回 | テーマ1.交通施設計画について考える 2.これまでの交通施設整備と国土計画 | 交通施設計画として,これまでの国土計画の特徴について事前・事後学習を行うこと. | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第3回 | テーマ1.交通施設計画について考える 3.道路法と道路網体系 | 交通施設計画として,道路法の中の道路の指定認定要件について事前・事後学習を行うこと. | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第4回 | テーマ1.交通施設計画について考える 4.道路の長期計画と高速道路計画 | 交通施設計画として,道路の長期計画(五箇年計画・社重点)について事前・事後学習を行うこと. | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第5回 | テーマ1.交通施設計画について考える 5.ケインズの一般理論と大きな政府・小さな政府 | 交通施設計画として,ケインズの一般理論について事前・事後学習を行うこと. | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第6回 | テーマ2.道路の交通状態について考える 1.空間平均速度の算出 | 交通状態量の表現として,空間平均速度の算出方法について事前・事後学習を行うこと. | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第7回 | テーマ2.道路の交通状態について考える 2.ショックウェーブの証明 | 交通状態量の表現として,ショックウェーブについて事前・事後学習を行うこと. | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第8回 | テーマ2.道路の交通状態について考える 3.待ち行列理論/追従理論 | 交通状態量の表現として,待ち行列理論・追従理論について事前・事後学習を行うこと. | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第9回 | テーマ2.道路の交通状態について考える 4.道路の交通容量と設計基準交通量 | 道路の交通容量として,道路の交通容量と設計基準交通量について事前・事後学習を行うこと. | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第10回 | テーマ2.道路の交通状態について考える 5.信号交差点の交通容量と遅れ時間 | 道路の交通容量として,信号交差点の交通容量と遅れ時間について事前・事後学習を行うこと. | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第11回 | テーマ2.道路の交通状態について考える 6.高速道路の交通容量とモニタリング | 道路の交通容量として,高速道路の交通容量について事前・事後学習を行うこと. | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第12回 | テーマ3.道路計画・設計について考える 1.日本の道路ネットワークの現状と課題 | 道路計画・設計にあたり,日本の道路空間の再編の現状について事前・事後学習を行うこと. | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第13回 | テーマ3.道路計画・設計について考える 2.道路空間の再編 3.防災と道路 | 道路計画・設計にあたり,日本の公共調達について事前・事後学習を行うこと. | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第14回 | テーマ3.道路計画・設計について考える 4.公共調達 | 道路計画・設計にあたり,日本の道路ネットワークの形成,交通とサービスについて事前・事後学習を行うこと. | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第15回 | 理解度確認試験(レポートの作成と提出) | 事前に提示された課題について事前学習を行いレポート作成に備えること. | 事前学習4時間 |
その他
教科書 | |
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
『道路の交通容量とサービスの質に関する研究』最終成果報告書』 (一社)交通工学研究会
『機能階層型道路ネットワーク計画のためのガイドライン(案) 』 (一社)交通工学研究会
『道路交通技術必携2024』 (一社)交通工学研究会
『道路構造令の解説と運用』 (公社)日本道路協会
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成績評価の方法 及び基準 |
演習・レポート70%,プレゼンテーション30%を総合的に評価する. |
質問への対応 | メールにて対応する. |
研究室又は 連絡先 |
shimokawa.sumio@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
道路交通を中心とした講義となります.また,実務的プロセスや行政的視点にも注視して講義を進めます. |