2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 建築学専攻
設置情報
科目名 | 建築基礎構造特論 | ||
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設置学科 | 建築学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 實松 俊明 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C25A |
クラス | |||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 基礎構造は建物からの荷重を地盤に伝達する部分であり、建物の安全性に重要な役割を担っている。本講義を受けることにより、建物を設計・施工する上で必要となる地盤・基礎に関する基本知識を、実際の施工事例を交えながら習得することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 地盤や基礎構造全般に関する基本的な知識や考え方の理解を主目的とする。建設会社での実務経験を活かし、図や写真などのスライドを利用しながら視覚的に講義を進めるとともに、機会があれば基礎や地下の実際の施工状況および技術研究所を見学し、建物が構築されるプロセスを把握する。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
授業では構造的な内容について触れますが、特に予備知識はなくて結構です。 |
授業計画
第1回 | 講義の全体概要、講義の進め方 授業計画を提示し、全体概要を紹介する。 | [事前学習:シラバスの内容を確認の上、授業に臨むこと] [事後学習:配布資料を参考に授業内容を復習する] | [事前学習:120分] [事後学習:120分] |
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第2回 | 地形と地質・土の基本的性質 地盤や地形の成り立ちと、土の基本特性について学ぶ。 | [事前学習:配布資料を予習する] [事後学習:配布資料を参考に授業内容を復習する] | [事前学習:120分] [事後学習:120分] |
第3回 | 土の強度特性・変形特性(1) 地盤中の荷重伝達、土の強度特性,地盤の沈下・挙動解析に必要な土の変形特性について学ぶ。 | [事前学習:配布資料を予習する] [事後学習:配布資料を参考に授業内容を復習する] | [事前学習:120分] [事後学習:120分] |
第4回 | 地盤調査とその活用 地盤調査の目的や各種方法、調査結果の評価について学ぶ。 | [事前学習:配布資料を予習する] [事後学習:配布資料を参考に授業内容を復習する] | [事前学習:120分] [事後学習:120分] |
第5回 | 基礎の被害・液状化とその対策 地震や各種災害による基礎被害、液状化現象の原理とその対策工法について学ぶ。 | [事前学習:配布資料を予習する] [事後学習:配布資料を参考に授業内容を復習する] | [事前学習:120分] [事後学習:120分] |
第6回 | 基礎の計画・直接基礎(1) 各種基礎の概要、直接基礎の支持力評価について学ぶ。 | [事前学習:配布資料を予習する] [事後学習:配布資料を参考に授業内容を復習する] | [事前学習:120分] [事後学習:120分] |
第7回 | 直接基礎(2) 直接基礎の沈下について学ぶ。 | [事前学習:配布資料を予習する] [事後学習:配布資料を参考に授業内容を復習する] | [事前学習:120分] [事後学習:120分] |
第8回 | 杭基礎(1) 各種杭工法とその特徴、鉛直支持力について学ぶ。 | [事前学習:配布資料を予習する] [事後学習:配布資料を参考に授業内容を復習する] | [事前学習:120分] [事後学習:120分] |
第9回 | 杭基礎(2) 杭の沈下特性について学ぶ。 | [事前学習:配布資料を予習する] [事後学習:配布資料を参考に授業内容を復習する] | [事前学習:120分] [事後学習:120分] |
第10回 | 併用基礎・地盤改良 併用基礎の概要、また地盤改良について各種工法の特長・設計法・品質管理について学ぶ。 | [事前学習:配布資料を予習する] [事後学習:配布資料を参考に授業内容を復習する] | [事前学習:120分] [事後学習:120分] |
第11回 | 基礎の診断・補修技術 損傷した基礎の診断・補修技術について学ぶ。機会があれば技術研究所の見学を行い、工法開発への取り組み状況を学ぶ。 | [事前学習:配布資料を予習する] [事後学習:配布資料を参考に授業内容を復習する] | [事前学習:120分] [事後学習:120分] |
第12回 | 土圧・法面安定、擁壁 土圧評価や法面の安定性評価について解説する。また擁壁(抗土圧構造物)の設計について学ぶ。 | [事前学習:配布資料を予習する] [事後学習:配布資料を参考に授業内容を復習する] | [事前学習:120分] [事後学習:120分] |
第13回 | 山留め計画 地下工法・周辺への影響 山留め計画や地下構築工法について事例紹介を交えながら解説する。機会があれば基礎や地下工法の現場見学を行い、実際の施工状況を学ぶ。 | [事前学習:配布資料を予習する] [事後学習:配布資料を参考に授業内容を復習する] | [事前学習:120分] [事後学習:120分] |
第14回 | 地盤基礎に関する最近の話題 既存杭・既存地下の利用、基礎下免震等について、実際の検討事例の紹介を交えながら解説する。 | [事前学習:配布資料を予習する] [事後学習:配布資料を参考に授業内容を復習する] | [事前学習:120分] [事後学習:120分] |
第15回 | 課題の提出とその解説 提出していただいた課題について、内容の解説を行う。 | [事前学習:前回授業での案内に従って予習する] [事後学習:授業での案内に従って適宜復習する] | [事前学習:120分] [事後学習:120分] |
その他
教科書 |
特になし。資料を配布する。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
講義で使用する参考文献や関連資料については適宜紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
授業の理解度および提出レポートにより総合評価する。 |
質問への対応 | 質問がある場合は、授業中・授業後のほか、メールなどでも対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
メール:sanematsu@kajima.com |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
基礎構造の計算だけでなく、地盤災害、基礎や地下の構築技術、環境問題など、建築と地盤の関わりについて、幅広い知識を習得していただきたい。 |