2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 建築学専攻
設置情報
科目名 | 都市デザイン特論 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 建築学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 泉山 塁威 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C33B |
クラス | |||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 現代的な都市デザインの理解には人中心の都市デザインの理論と実践を学修することは欠かせない。前半は海外の都市デザインの理論(アーバニズム)と国内の実践(タクティカル・アーバニズム、プレイスメイキング)について解説する。都市デザインのトピックについてグループ・リサーチと発表を行う。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
対面授業 講義では、主にプレゼンテーションツールを用いた講義にて解説する。 また、グループ・リサーチと発表では、都市デザインのトピックについて、グループディスカッションを行い、その成果を発表・ディスカッションを行う。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
関連の参考書やトピックについて、予習・復習を行うこと。 グループ・リサーチと発表では、質問や議論をするため、発表者はもちろん参加者全員が自身の考えをまとめた上で講義に臨むこと。 |
授業計画
第1回 | 【講義の全体像及び現代の都市デザインの潮流】 | [事前学習]講義テーマや関連キーワードなどについて、事前に確認し、説明できるようにしておくこと。 [事後学習]講義資料や講義ノートを元に復習し、自身の考えをまとめておくこと。 | [事前学習]120分 [事後学習]120分 |
---|---|---|---|
第2回 | 【ジェイン・ジェイコブスのアメリカ都市論】 アメリカの大都市の死と生/都市の原理/発展する地域 衰退する地域など | [事前学習]講義テーマや関連キーワードなどについて、事前に確認し、説明できるようにしておくこと。 [事後学習]講義資料や講義ノートを元に復習し、自身の考えをまとめておくこと。 | [事前学習]120分 [事後学習]120分 |
第3回 | 【ヤン・ゲールのPublic Space Public Life】 建物と建物の間のアクティビティ/人間の街/パブリックライフ学入門 | [事前学習]講義テーマや関連キーワードなどについて、事前に確認し、説明できるようにしておくこと。 [事後学習]講義資料や講義ノートを元に復習し、自身の考えをまとめておくこと。 | [事前学習]120分 [事後学習]120分 |
第4回 | 【ニューアーバニズムの展開】 ピーター・カルソープ/TOD:公共交通指向型開発/ニューアーバニズム憲章/スマートコード | [事前学習]講義テーマや関連キーワードなどについて、事前に確認し、説明できるようにしておくこと。 [事後学習]講義資料や講義ノートを元に復習し、自身の考えをまとめておくこと。 | [事前学習]120分 [事後学習]120分 |
第5回 | 【ウォーカブルシティの展開】 Walkable City/15分都市/20分ネイバーフッド/街路ネットワーク/アイレベル | [事前学習]講義テーマや関連キーワードなどについて、事前に確認し、説明できるようにしておくこと。教科書「パブリックスペース活用事典」pp.142-163を通読すること。 [事後学習]講義資料や講義ノートを元に復習し、自身の考えをまとめておくこと。 | [事前学習]120分 [事後学習]120分 |
第6回 | グループ・リサーチ① | [事前学習]グループ・リサーチにおいては、他者が十分に理解できるような発表や資料づくり、プレゼンテーション資料の作成を行うと共に、伝えたいメッセージや論点を明確にしてまとめること。 [事後学習]講義資料や講義ノートを元に復習し、自身の考えをまとめておくこと。 | [事前学習]120分 [事後学習]120分 |
第7回 | 【Street as Places|居場所としてのストリート】 オープンカフェ/Parklet/Livable Streets/Shared Space) | [事前学習]講義テーマや関連キーワードなどについて、事前に確認し、説明できるようにしておくこと。教科書「パブリックスペース活用事典」pp.164-191を通読すること。 [事後学習]講義資料や講義ノートを元に復習し、自身の考えをまとめておくこと。 | [事前学習]120分 [事後学習]120分 |
第8回 | 【プレイスメイキングの展開】 ウィリアム・ホワイト/フレット・ケント/Project for Public Spaces/PlacemakingX/Power of 10+/Place Game/Place Vision | [事前学習]講義テーマや関連キーワードなどについて、事前に確認し、説明できるようにしておくこと。 [事後学習]講義資料や講義ノートを元に復習し、自身の考えをまとめておくこと。 | [事前学習]120分 [事後学習]120分 |
第9回 | 【タクティカル・アーバニズムの展開】 ブキニスト/Park(ing)Day/パークレット/タイムズスクエア/コロナ | [事前学習]講義テーマや関連キーワードなどについて、事前に確認し、説明できるようにしておくこと。 [事後学習]講義資料や講義ノートを元に復習し、自身の考えをまとめておくこと。 | [事前学習]120分 [事後学習]120分 |
第10回 | グループ・リサーチ② | [事前学習]グループ・リサーチにおいては、他者が十分に理解できるような発表や資料づくり、プレゼンテーション資料の作成を行うと共に、伝えたいメッセージや論点を明確にしてまとめること。 [事後学習]講義資料や講義ノートを元に復習し、自身の考えをまとめておくこと。 | [事前学習]120分 [事後学習]120分 |
第11回 | グループ・リサーチ③ | [事前学習]グループ・リサーチにおいては、他者が十分に理解できるような発表や資料づくり、プレゼンテーション資料の作成を行うと共に、伝えたいメッセージや論点を明確にしてまとめること。 [事後学習]講義資料や講義ノートを元に復習し、自身の考えをまとめておくこと。 | [事前学習]120分 [事後学習]120分 |
第12回 | グループ・リサーチ④ | [事前学習]グループ・リサーチにおいては、他者が十分に理解できるような発表や資料づくり、プレゼンテーション資料の作成を行うと共に、伝えたいメッセージや論点を明確にしてまとめること。 [事後学習]講義資料や講義ノートを元に復習し、自身の考えをまとめておくこと。 | [事前学習]120分 [事後学習]120分 |
第13回 | グループ・リサーチ⑤ | [事前学習]グループ・リサーチにおいては、他者が十分に理解できるような発表や資料づくり、プレゼンテーション資料の作成を行うと共に、伝えたいメッセージや論点を明確にしてまとめること。 [事後学習]講義資料や講義ノートを元に復習し、自身の考えをまとめておくこと。 | [事前学習]120分 [事後学習]120分 |
第14回 | グループ・リサーチ⑥ | [事前学習]グループ・リサーチにおいては、他者が十分に理解できるような発表や資料づくり、プレゼンテーション資料の作成を行うと共に、伝えたいメッセージや論点を明確にしてまとめること。 [事後学習]講義資料や講義ノートを元に復習し、自身の考えをまとめておくこと。 | [事前学習]120分 [事後学習]120分 |
第15回 | グループ・リサーチ⑦とまとめ | [事前学習]グループ・リサーチにおいては、他者が十分に理解できるような発表や資料づくり、プレゼンテーション資料の作成を行うと共に、伝えたいメッセージや論点を明確にしてまとめること。 [事後学習]講義資料や講義ノートを元に復習し、自身の考えをまとめておくこと。 | [事前学習]120分 [事後学習]120分 |
その他
教科書 |
泉山塁威、ソトノバ、パブリックスペース活用学研究会編著 『パブリックスペース活用事典: 図解 公共空間を使いこなすための制度とルール』 学芸出版社 2023年
プロジェクト・フォー・パブリックスペース 著 泉山塁威、田村康一郎、一般社団法人ソトノバ 訳・解説 秋元友里、小仲久仁香、田邉優里子、原田爽一朗 訳 『プレイスメイキング・ハンドブック パブリックスペースを魅力的に変える方法』 学芸出版社 2025年
|
---|---|
参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
ジェイン ジェイコブズ著, 山形浩生翻訳 『アメリカ大都市の死と生[978-4306072749]』 鹿島出版会 2010年
ヤン ゲール著, 北原理雄翻訳 『人間の街: 公共空間のデザイン[978-4306046009]』 鹿島出版会 2014年
ピーター カルソープ著, 倉田直道, 倉田洋子翻訳 『次世代のアメリカの都市づくり―ニューアーバニズムの手法[978-4761531218]』 学芸出版社 2004年
大野千鶴訳 泉山塁威+ソトノバ監修/マイク・ライドン、アンソニー・ガルシア著 『タクティカル・アーバニズム・ガイド―市民が考える都市デザインの戦術[9784794973573]』 晶文社 2023年
泉山塁威, 田村康一郎, 矢野拓洋, 西田司, 山崎嵩拓, ソトノバ編著ほか 『タクティカル・アーバニズム: 小さなアクションから都市を大きく変える[978-4761527693]』 学芸出版社 2021年
出口敦, 三浦詩乃ほか編著、泉山塁威ほか著 『ストリートデザイン・マネジメント :公共空間を活用する制度・組織・プロセス[978-4761526993}』 学芸出版社 2019年
参考書は、適宜講義内容によって参照する。また、輪講・討議にあたっては、課題書の一部として取り上げることもできる。
|
成績評価の方法 及び基準 |
後半はグループ・リサーチにより講義を進めるため、受講生は各1回の発表がある。 成績評価は発表(80%)と毎回の質疑応答等及び授業レポート(20%)により評価する。 |
質問への対応 | 教室・授業内での対応や授業レポートのほか、研究室でも受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
都市計画研究室(泉山ゼミ)/タワースコラS805 Mail: izumiyama.rui@nihon-u.ac.jp 都市計画研究室(泉山ゼミ)HP: https://urbandesignplanning.jp/izumiyama/ 泉山塁威プロフィール:https://urbandesignplanning.jp/izumiyama/topic/izumiyama-prof/ |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 12:10 ~ 13:20
|
学生への メッセージ |
普段から都市に関心を持ち、ニュース、WEB、書籍などで都市に関する幅広い情報に触れるよう心掛けてほしいです。また、自身の関心・興味や問題意識を深め、都市に対しての疑問を持ち、自身の考察や考えを持つようにしましょう。授業内でも質問コーナーを設けますので、自身の疑問を積極的に質問し、疑問を解消していきましょう。ぜひ都市を面白がってください。 |