2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 建築学専攻
設置情報
科目名 |
建築保存修復学特論
保存の実務的な課題を探る
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設置学科 | 建築学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 重枝 豊 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C34A |
クラス | 環境・構造、設計・計画、企画経営 |
概要
学修到達目標 | 日本・西欧の建築保存事例を各年選定して、それらの平面・断面・立面上の特徴及び創建後の変化を理解する。その過程で保存の技術と取り組みが時代ごとにどのような変化を遂げるのかを明らかにする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
原則として対面授業とする。体調不良など対面授業を望まない場合は、事前に連絡をいれること。講義では保存事例について概説と実例の特色を述べる.また講義は順番に受講者がPPTを作成・解説後に講評と補足などをおこなう。また、講評後の内容を整理して学期末に提出する。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
特になし。 |
授業計画
第1回 | 保存事例の読み取りの手法についての検討のための講義 日本の場合1 | 【事前学習】配布資料を読んで、質問ができるよう準備しておく。(120分) | 【事後学習】講義を聞いた後に内容を整理して、疑問点を考えること。(120分) |
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第2回 | 保存事例の読み取りの手法についての検討のための講義 日本の場合2 第2講義 日本の民家の成立プロセス | 【事前学習】配布資料を読んで、質問ができるよう準備しておく。(120分) | 【事後学習】講義を聞いた後に内容を整理して、疑問点を考えること。(120分) |
第3回 | 保存事例の読み取りの手法についての検討のための講義 日本の場合3 第3講義 日本建築のインテリアの特質について | 【事前学習】配布資料を読んで、質問ができるよう準備しておく。(120分) | 【事後学習】講義を聞いた後に内容を整理して、疑問点を考えること。(120分) |
第4回 | 保存事例の読み取りの手法についての検討のための講義 日本の場合4 第4講義 京都と東北の平安時代の阿弥陀堂について | 【事前学習】配布資料を読んで、質問ができるよう準備しておく。(120分) | 【事後学習】講義を聞いた後に内容を整理して、疑問点を考えること。(120分) |
第5回 | 受講者の選択した事例の発表(各自30分~45分)その後講評と補足をおこなう1 以降の講義において、受講者が少ない場合には、保存事例の読み取りの手法についての講義をおこなう。以下同じ。 第5講義 塔の計画寸法について | 【事前学習】配布資料を読んで、質問ができるよう準備しておく。(120分) | 【事後学習】講義を聞いた後に内容を整理して、疑問点を考えること。(120分) |
第6回 | 受講者の選択した事例の発表(各自30分~45分)その後講評と補足をおこなう。 補第6講義 チャンパー・ミーソン遺跡を考える | 【事前学習】発表予定者の配布資料を読んで、質問ができるよう準備しておく。(120分) | 【事後学習】講義を聞いた後に内容を整理して、疑問点を考えること。(120分) |
第7回 | 受講者の選択した事例の発表(各自30分~45分)その後講評と補足をおこなう3 補第7講義 日本の大工道具について | 【事前学習】発表予定者の配布資料を読んで、質問ができるよう準備しておく。(120分) | 【事後学習】講義を聞いた後に内容を整理して、疑問点を考えること。(120分) |
第8回 | 受講者の選択した事例の発表(各自30分~45分)その後講評と補足をおこなう4 補第8講義 カンボジア・コーケー遺跡の分析 | 【事前学習】発表予定者の配布資料を読んで、質問ができるよう準備しておく。(120分) | 【事後学習】講義を聞いた後に内容を整理して、疑問点を考えること。(120分) |
第9回 | 受講者の選択した事例の発表(各自30分~45分)その後講評と補足をおこなう5 補第9講義 アールヌーボーとはなにか | 【事前学習】発表予定者の配布資料を読んで、質問ができるよう準備しておく。(120分) | 【事後学習】講義を聞いた後に内容を整理して、疑問点を考えること。(120分) |
第10回 | 受講者の選択した事例の発表(各自30分~45分)その後講評と補足をおこなう6 | 【事前学習】発表予定者の配布資料を読んで、質問ができるよう準備しておく。(120分) | 【事後学習】講義を聞いた後に内容を整理して、疑問点を考えること。(120分) |
第11回 | 受講者の選択した事例の発表(各自30分~45分)その後講評と補足をおこなう7 | 【事前学習】発表予定者の配布資料を読んで、質問ができるよう準備しておく。(120分) | 【事後学習】講義を聞いた後に内容を整理して、疑問点を考えること。(120分) |
第12回 | 受講者の選択した事例の発表(各自30分~45分)その後講評と補足をおこなう8 | 【事前学習】発表予定者の配布資料を読んで、質問ができるよう準備しておく。(120分) | 【事後学習】講義を聞いた後に内容を整理して、疑問点を考えること。(120分) |
第13回 | 受講者の選択した事例の発表(各自30分~45分)その後講評と補足をおこなう9 | 【事前学習】発表予定者の配布資料を読んで、質問ができるよう準備しておく。(120分) | 【事後学習】講義を聞いた後に内容を整理して、疑問点を考えること。(120分) |
第14回 | 受講者の選択した事例の発表(各自30分~45分)その後講評と補足をおこなう10 | 【事前学習】発表予定者の配布資料を読んで、質問ができるよう準備しておく。(120分) | 【事後学習】講義を聞いた後に内容を整理して、疑問点を考えること。(120分) |
第15回 | 受講者の選択した事例のレポート提出と講評 | 【事前学習】各回で指摘されたことをもとに発表資料の内容について修正しておく。(120分) | 【事後学習】最終提出された資料に対する課題をもとにして、再修正したものを提出する。(120分) |
その他
教科書 |
講義概要を配布する。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
伊藤延男他 『歴史的建造物の保存』 新建築学大系50 彰国社 1999年 第初版版
テオドール・H・M・プルードン 『近代建築の保存技法』 鹿島出版会 2012年 第初版版
磯崎新 建物が残った 近代建築の保存と転生 岩波書店 1998年
再生名住宅 足立裕司他 鹿島出版会 2009年
再生名建築 足立裕司他 鹿島出版会 2009年
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成績評価の方法 及び基準 |
授業内発表(30%)と最終レポート(70%)を合わせて成績とする。 |
質問への対応 | 口頭で毎授業時に対応 または下記メールにて対応。 |
研究室又は 連絡先 |
建築学科重枝研究室 03-3259-0697 S817B shigeeda.yutaka@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 16:40 ~ 18:10 講義教室及び研究室
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学生への メッセージ |
保存とデザイン、建築史との関係の理解を深めること |