2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 建築学専攻
設置情報
科目名 | 建築設備計画演習 | ||
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設置学科 | 建築学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 櫻井 修 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜3・4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C43B |
クラス | |||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | ・設備設計者がどのような実務を行っているか理解する ・各項について自主的に探究するための入り口を習得する ・1級建築士、設備1級建築士に求められる設備技術の基礎知識を深める |
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授業形態及び 授業方法 |
・講義及び演習は『対面授業』とする ・講義:配布資料に基づき建築設備設計の役割、所掌内容、流れ、設計手法を習得する ・演習:課題建物の設計に必要な設備概要書、計算書を作成し、設備項目を選定を行う ・1級建築士学科試験の『環境・設備』に係る試験問題を解き、体得した基礎知識を確認する ・見学:実在建築物の見学を通して、設備システム、運転状況、社会課題との関りを理解する |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
・学部での環境工学、建築設備に関する学習全般 ・建築計画に関する社会課題についての一般知識の習得 ・設備設計におけるCADの基礎習得 |
授業計画
第1回 | 講義:ガイダンス 建築設備の位置づけ 設備設計における参考資料について 設備史の解説 演習:演習の内容について説明 | 【事前学習】「シラバス」の内容を確認の上、授業に臨むこと 【事後学習】参考資料の活用についての考察 | 【事前学習】1時間 【事後学習】1時間 |
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第2回 | 講義:設備設計における基本計画、基本設計、実施設計の概要 演習:実在建物における成果物の解説 | 【事前学習】学部で学習した建築設備の”範囲”の確認、復習 【事後学習】演習成果の評価・考察 | 【事前学習】1時間 【事後学習】1時間 |
第3回 | 講義:コンペ、プロポーザルへの関り 実例の解説 演習:コンペ、プロポーザルに提案する設備アデアの説明図の作図 | 【事前学習】1回講義の中の参考資料から、基本計画までの要素の予習 【事後学習】演習成果の評価考察 | 【事前学習】1時間 【事後学習】1時間 |
第4回 | 見学➀:未定で交渉中 地冷又は研究所の設備 演習:見学先の考察と感想 | 【事前学習】事前配布資料に目を通しておく 【事後学習】見学の感想をまとめる | 【事前学習】1時間 【事後学習】1時間 |
第5回 | 講義:熱負荷計算の手法 演習:課題建物での熱負荷計算 負荷計算書の作成 方位による比較 | 【事前学習】学部での熱負荷計算の復習 【事後学習】演習の復習を行い、方位の違いがどのように建築に影響したか考察し理解を深める | 【事前学習】1時間 【事後学習】1時間 |
第6回 | 講義:空気線図の取り扱い 演習:各種システムにおける空気線図上の状態の作図 | 【事前学習】配布資料、参考資料から予習 【事後学習】身の回りの空気の状態を考察してみる | 【事前学習】1時間 【事後学習】1時間 |
第7回 | 見学➁:未定で交渉中 地冷又は研究所の設備 演習:見学先の考察と感想 | 【事前学習】事前配布資料に目を通しておく 【事後学習】見学の感想をまとめる | 【事前学習】1時間 【事後学習】1時間 |
第8回 | 講義:建築士試験における傾向の解説 演習:建築士試験における設備項目の解説 | 【事前学習】事前配布資料に目を通しておく 【事後学習】試験準備のための復習 | 【事前学習】1時間 【事後学習】1時間 |
第9回 | 講義:空調システムの種類と解説 演習:課題空調システム内での空気の空気線図上における動きの作図 | 【事前学習】空気線図講義の復習予習 【事後学習】作図の復習を行い理解を深める | 【事前学習】1時間 【事後学習】1時間 |
第10回 | 講義:換気システム 換気の方式とシステム選定 演習:各種用途での換気計算 | 【事前学習】配布資料、1回講義の中の参考資料から、換気システムの予習 【事後学習】計算の復習を行い理解を深める | 【事前学習】1時間 【事後学習】1時間 |
第11回 | 講義:ダクトシステムの概要と計算手法 演習:課題空調ダクトでの計算 | 【事前学習】配布資料、1回講義の中の参考資料から、清浄度の予習 【事後学習】計算の復習を行い理解を深める | 【事前学習】1時間 【事後学習】1時間 |
第12回 | 講義:給水システム 給水の方式とシステム選定、計算手法 演習:各種用途での給水計算 課題システムでの給水負荷計算により配管径を選定 | 【事前学習】配布資料、参考資料から、給水システムの予習 【事後学習】計算の復習を行い理解を深める | 【事前学習】1時間 【事後学習】1時間 |
第13回 | 講義:湯水システム 給湯の方式とシステム選定、計算手法 演習:各種用途での給水計算 課題システムでの給水負荷計算による配管径を選定 | 【事前学習】配布資料、参考資料から、給湯システムの予習 【事後学習】計算の復習を行い理解を深める | 【事前学習】1時間 【事後学習】1時間 |
第14回 | 講義:排水システム 建物内、敷地内、シビルの排水、計算手法 演習:課題システムでの排水負荷計算による配管径を選定 | 【事前学習】配布資料、1回講義の中の参考資料から、排水システムの予習 【事後学習】計算の復習を行い理解を深める | 【事前学習】1時間 【事後学習】1時間 |
第15回 | レポート課題②の提出 解説 演習: ➀コンペ、プロポーザルに提案する設備アデア創造と説明図の作図 ➁1級建築士学科問題 | 【事前学習】講義の復習 【事後学習】課題の復習 学科試験の復習を行い理解を深めておく | 【事前学習】1時間 【事後学習】1時間 |
その他
教科書 |
国土交通省大臣官房官庁営繕部設備・環境課監修 『建築設備計画基準』 一般社団法人 公共建築協会
国土交通省大臣官房官庁営繕部設備・環境課監修 『建築設備設計基準』 一般社団法人 公共建築協会
国土交通省大臣官房官庁営繕部設備・環境課監修 『建築設備設計計算書作成の手引き』 一般社団法人 公共建築協会
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
社団法人 空気調和・衛生工学会 『空気調和・衛生工学便覧』 社団法人 空気調和・衛生工学会
株式会社 テクノ菱和 『空調・衛生技術データブック』 森北出版
『空衛工事便覧手帳』 一般社団法人 日本空調衛生工事協会
国土交通省大臣官房官庁営繕部設備・環境課監修 『建築設備設計計算書書式集』 一般社団法人 公共建築協会 財団法人 全国建設研修センター 平成14年年 第絶版?版
講義資料として都度関連部分のコピーを配布
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート課題①、②の提出及び講義・演習への取り組み方を評価 |
質問への対応 | 基本的には講義演習時間内で随時受付、解決するようにしたい 各講義冒頭に、前週の内容について新たに疑義が発生した前週の内容について、質問を受け付けます |
研究室又は 連絡先 |
第1回講義に周知することとします |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
設備に対する理解を深め、卒業後の社会貢献に役立ててほしい 建築設備の設計事務所の実務に触れ、各分野での応用の入り口としていただきたい |