2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 建築学専攻
設置情報
科目名 |
建築計画特論Ⅲ
(地域施設計画論)
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設置学科 | 建築学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 渡辺 富雄 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C43C |
クラス | 大学院 建築学専攻 |
概要
学修到達目標 | 各種地域施設の新旧の具体的な事例を取り上げ、その時々の社会背景、立地性などを踏まえた考察を通して、建築に関わる様々な立場(ユーザー、管理・運営者、発注者、設計者など)の人たちのニーズをどのように計画・設計に反映させるかについて知見を深めます。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」を原則とします。授業は、パワーポインターと板書を通して関連事項の解説をします。授業で使用するパワポの縮刷版と関連する主要な資料は事前に受講者全員でデータを共有します。 毎回、授業の最後に15分程度の質疑応答、議論の時間を設けます。受講者全員の積極的な発言を期待します。 今年度は、受講者全員での施設見学を予定しています。設計者または施設運営者をゲストに招いて施設紹介をしてもらいます。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
事前学習、事後学習では、事前に共有された授業用パワポの縮刷版や資料を調べ、疑問点を整理してください。 学部での建築計画Ⅰ、Ⅱは基本的な科目です。 |
授業計画
第1回 | ①授業日程、授業のねらい ②地域施設計画研究について | シラバスの内容を確認の上、授業に臨むこと。(60分) | 授業のパワポ縮刷版、関連資料について、キーワードなどWeb検索等も利用しながら整理し、疑問点は次回の授業で質問する。(60分) |
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第2回 | 図書館① 図書館の種類、歴史、変遷について | 事前に共有された授業用パワポ縮刷版、資料を一読しておく。(60分) | 同上 |
第3回 | 図書館② 地域公共図書館の計画、設計のポイント | 同上 | 同上 |
第4回 | 図書館③ 事例研究 | 同上 | 同上 |
第5回 | スポーツ施設① 屋内スポーツ施設の種類、歴史、変遷 | 同上 | 同上 |
第6回 | スポーツ施設② 体育館の計画、設計のポイント | 同上 | 同上 |
第7回 | スポーツ施設③ 体育館の事例研究 | 同上 | 同上 |
第8回 | スポーツ施設④ 事例研究 屋内スポーツ施設(武道場、プールなど計画、設計のポイント) | 同上 | 同上 |
第9回 | 中間レポートの発表 テーマ;各自の身近な地域施設についてー視察調査を通してー フォーマット、提出方法、提出日は別途連絡します。 | 発表の準備。(180分) | 発表での指摘事項、質疑応答、議論などを踏まえてレポート等を修正する。(60分) |
第10回 | 特別支援学校① 特別支援学校の種類、歴史、変遷 | 事前に共有された授業用パワポ縮刷版、資料を一読しておく。(60分) | 授業のパワポ縮刷版、関連資料について、キーワードなどWeb検索等も利用しながら整理し、疑問点は次回の授業で質問する。(60分) |
第11回 | 特別支援学校② 特別支援学校の計画、設計のポイント | 同上 | 同上 |
第12回 | 特別支援学校③ 事例研究 | 同上 | 同上 |
第13回 | こどもの施設① こどもの施設の種類、歴史、変遷 | 同上 | 同上 |
第14回 | こどもの施設② こどもの空間の計画、設計のポイント/主に認定こども園の事例研究 | 同上 | 同上 |
第15回 | 最終レポートの発表 テーマ、フォーマット、提出方法、提出日等の詳細は別途連絡します。 | 発表の準備。(180分) | 発表での指摘事項、質疑応答、議論などを踏まえてレポートを修正する。(60分) |
その他
教科書 |
授業中に関連する書籍等を紹介します。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
授業中に関連する主要な資料(建築学会論文等)のプリントを配布します。
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成績評価の方法 及び基準 |
•最終レポート:50% •中間レポート:30% •平常授業の質疑応答、デスカッションへの参加度:20% |
質問への対応 | 授業の前後、または下記のメールで受け付けます。 |
研究室又は 連絡先 |
渡辺富雄 e-mail;watanabe.tomio@.nihon-u.ac.jp TEL,FAX;0422-36-6018(自宅) |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 12:00 ~ 17:00 非常勤講師室(タワー・スコラ2F)/後期のみ
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学生への メッセージ |
受講生は、計画系の大学院生を原則とします。構造、環境・設備系の大学院生も受講できますが、計画設計分野に興味を持っている人を歓迎します。 様々な地域施設がある中で、ここで取り上げた4つ施設タイプは、渡辺がこれまでに調査研究に関わったもので、建築学会等への研究レポートもあることから、これらについてその時々の調査研究の視点、問題意識などを紹介します。 特別支援学校、保育園・幼稚園・認定こども園は誰でもが自由に利用できる地域施設ではありませんが、ハンディキャップを持つ人のための教育施設、こどものための空間という視点から、これを機会に知見を広げてください。 これらの施設について、古いものから最新の事例を見比べると、当然ながら、その時々の社会的背景を受けて施設づくりが変化してきたことがわかります。 多様化、変化し続ける新しい要求をどのように新しい地域施設計画・設計に反映させるかを考えるヒントにしてください。 |