2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 建築学専攻
設置情報
科目名 | 建築構造設計演習 | ||
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設置学科 | 建築学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 宮下・山我 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜5・6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C55A |
クラス | |||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 構造設計技術者を目指す学生を対象として、構造計画・構造設計の実務に即した構造設計図書(構造計算書、構造設計図)をまとめる演習を通して、構造設計の流れと基礎知識を習得する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「対面授業」 構造設計一級建築士としての実務経験をもとにして、講義形式で構造設計法の概要を説明しながら、個別の演習課題(商業店舗2階建て)についての演習、解説を行う。また、構造一貫解析ソフトにて構造演習を行う。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
構造力学、鋼構造の基本知識 |
授業計画
第1回 | 構造計画概論と構造設計演習ガイダンス ・構造計画の事例紹介 ・プレ構造計画演習 | 事前学習:シラバスの内容に関して関連図書等を用いて予習を行うこと 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:60分 事後学習:60分 |
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第2回 | 建築構造設計演習の課題説明と計画敷地の視察 ・敷地視察 ・周辺建物視察 | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:60分 事後学習:60分 |
第3回 | 構造計算書の作成 ・建物概要 ・略伏図、略リスト ・設計方針 | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:60分 事後学習:60分 |
第4回 | 構造計算書の作成と一貫計算の解説(SS3) ・仮定荷重、準備計算 ・地震力の算定 ・一貫計算の解説 | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:60分 事後学習:60分 |
第5回 | 一貫計算ソフトのデータ入力演習 ・SS3のデータ入力 ・SS3の電算結果の考察 | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:60分 事後学習:60分 |
第6回 | 一貫計算による長期応力と手計算による長期応力の比較および考察 ・固定法による長期応力算定 ・電算と手計算の比較 | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:60分 事後学習:60分 |
第7回 | 一貫計算による地震時応力と手計算による地震時応力の比較および考察 ・D値法による地震時応力算定 ・電算と手計算の比較 ・剛性率、偏心率の検討 | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:60分 事後学習:60分 |
第8回 | 現場見学会 ・都内の鉄骨造の現場見学 | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:60分 事後学習:60分 |
第9回 | 主架構の断面算定演習 ・柱の断面演習 ・大梁の断面算定演習 | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:60分 事後学習:60分 |
第10回 | 一貫計算による保有水平耐力の算定と手計算による保有水平耐力の比較 ・一貫計算による保有水平耐力の算定 ・手計算による保有水平耐力の算定 ・電算と手計算の比較 | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:60分 事後学習:60分 |
第11回 | 基礎の設計と二次部材の検討 ・基礎の設計演習 ・二次部材の断面算定演習 | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:60分 事後学習:60分 |
第12回 | 構造図の作成 ・伏図 ・軸組図 ・断面リスト | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:60分 事後学習:60分 |
第13回 | 別案の構造計画演習 ・構造計画演習 | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:60分 事後学習:60分 |
第14回 | 受講者による演習問題の構造計算図書に関する説明 | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:60分 事後学習:60分 |
第15回 | 演習課題提出物(構造設計図書)に対する指導教員による講評と解説 | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:60分 事後学習:60分 |
その他
教科書 |
授業中に必要な資料を配布
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
日本建築構造技術者協会 『S建築構造の設計 [ISBN 978-4274221989]』 オーム社 2018年 第2版
参考資料は、適宜配布する。
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成績評価の方法 及び基準 |
演習課題の提出物を中心として総合的に評価する。 |
質問への対応 | 講義終了後に受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
学内連絡者:宮里直也(S908室) miyasato.naoya@nihon-u.ac.jp 03-3259-0710 |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 14:00 ~ 18:00
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学生への メッセージ |
構造設計のインターンシップを受講する準備として必須の科目です。構造技術者としての心構えも身に付けて頂きたい。 構造設計の体系やその理論的背景を考えたい人には水曜日4時限目「塑性解析特論」の受講をすすめる。 |