2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 建築学専攻
設置情報
科目名 | 建築構造特論Ⅱ | ||
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設置学科 | 建築学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 加古・中村(伸) | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C64A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 災害に備え、また発災時に迅速・的確に対応するためには、工学・医学などの学術分野と、公的機関等に所属する実務者らとの協動が不可欠である。本授業では、災害による人的被害の軽減を主眼とし、学術・実務が協働してP(計画)・D(訓練)・C(評価)・A(改善)サイクルを回すことの意義を体感的に理解し、またその実践方策を修得することをねらいとする。本科目を受講した学生が将来、わが国における防災・減災に関する取り組み推進の中心的存在として活躍することを目指す。 また、建築の構造設計に係わる安全性の概念を理解し、国内外の構造技術の歴史や近年の概況を理解し、さらに構造設計者の職能及び社会における役割について理解を深める。 |
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授業形態及び 授業方法 |
過去に発生した災害事例等を基に、講義、演習、発表、討論を組み合わせたアクティブラーニングによる授業展開を行う。 また、構造模型、OHP、スライドを用いて事例を紹介しながら学習目標を達成する。実際のプロジェクトを事例として取り上げ、マネイジメントや実施設計や施工に関する講義を通じて、その一連のプロセスを学ぶ。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
災害による人的被害軽減に関する既往の研究や関連法規、公的機関等による災害対応に関する文献等の情報収集に努めること。 また、授業内でアナウンスする内容を踏まえて、準備を行うこと。 |
授業計画
第1回 | ◆序論(授業の目的・目標、授業の進め方、課題の作成・提出方法等について) ◆わが国における災害対応の仕組みと災害対応オペレーションを構成する要素 | 事前学習:シラバスの内容に関して関連図書等を用いて予習を行うこと 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:120分 事後学習:120分 |
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第2回 | ◆災害による被害想定と災害準備期の取り組み ◆災害対応訓練の企画・運営・評価(1):人命救助訓練現場の設計・設定 | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:120分 事後学習:120分 |
第3回 | ◆災害対応訓練の企画・運営・評価(2):人命救助訓練の運営と評価 ◆災害による人的被害の軽減に向けた研究発表(1):中間発表・討論 | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:120分 事後学習:120分 |
第4回 | ◆災害マネジメント(1):災害対応オペレーションの実際 ◆災害マネジメント(2):災害情報の収集・分析とアウトプット | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:120分 事後学習:120分 |
第5回 | ◆災害マネジメント(3):災害対応リソースの最適配置 ◆災害マネジメント(4):災害対応オペレーションの評価と改善 | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:120分 事後学習:120分 |
第6回 | ◆災害対策マニュアルの意義と策定上の留意事項 ◆災害対策マニュアルの設計 | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:120分 事後学習:120分 |
第7回 | ◆避難所運営(1):避難所運営の課題と空間設計 ◆避難所運営(2):避難所運営の実践と評価 | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:120分 事後学習:120分 |
第8回 | ◇ガイダンス/建築におけるエンジニアの役割 | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:120分 事後学習:120分 |
第9回 | ◇建築の企画から基本設計の流れ | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:120分 事後学習:120分 |
第10回 | ◇基本設計と実施設計の流れ | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:120分 事後学習:120分 |
第11回 | ◇基本設計と実施設計の流れ | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:120分 事後学習:120分 |
第12回 | ◇実施設計と施工監理 | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:120分 事後学習:120分 |
第13回 | ◇海外における構造設計と近年の動向 | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:120分 事後学習:120分 |
第14回 | ◇建築コストと構造設計 | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:120分 事後学習:120分 |
第15回 | まとめ:最終発表・討論 各自のテーマを設定した上で、発表と討論。 ◆災害による人的被害の軽減に向けた研究など ◇建築におけるエンジニアの役割など | 事前学習:前回授業での案内に従って予習を行う 事後学習:授業での案内に従って適宜、復習すること | 事前学習:120分 事後学習:120分 |
その他
教科書 | |
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
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成績評価の方法 及び基準 |
レポートの等の提出により評価する。 |
質問への対応 | 授業終了後に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
加古嘉信 中村 伸 ※学内連絡先:宮里直也(駿河台S908)miyasato.naoya@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 00:00 ~ 00:00
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学生への メッセージ |