2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 海洋建築工学専攻
設置情報
科目名 | 海洋建築デザイン特論 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 海洋建築工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 佐藤・長谷川・光井 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | D22A |
クラス | |||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 現代社会において、デザインは多様化している。これはある意味では社会の 流れそのものといえよう。その源流はどこにあるのかを明確にしていく必要が ある。こうした多様すぎる社会の流れにおいて、一方では、これをまとめてい くことが求められている。かつてはアーキテクト(建築家)がその多様な事柄 をまとめる役割をになっていた。本論では、歴史的な経緯を踏まえ、さらに海 洋建築ならではの問題をとらえ、これら多様な社会を総合化し、実現化する能 力とは何かを考えてゆく。 海洋建築を実現するための方策とは、企画、デザイン、運営など多岐にわた る。このため、過去の建築家の提案や修士及び卒業設計などを概観し、それら を実現するための方法論の構築を議論しながら進めていく。講義と演習により 受講生自身が海洋建築そのものを考究し、さらに新たな提案が可能となるよう な能力を修得する。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
西洋・日本建築史、建築計画の基本を前提に講義したうえ、一級建築士とし ての実務経験をもとに最先端の具体的な建築事例を説明することで海洋建築デ ザインの基礎知識を理解させ、さらに応用的な思考(建築計画および建築設 計、コンペ獲得)ができるように授業を行なう。 具体的には前半と後半に分けて授業を行います。前半は第1回~第8回(第8 回は中間考査)を担当し,建築におけるデザインの役割・可能性についての講 義を行い,過去のコンペ建築の内容を盛り込みます。 後半の第9回~第15回(第15回は期末考査)は,建築家(3,4人)の論考に ついて,その建築家の経歴・作品や,論考が書かれた時代背景を踏まえたうえ で考察を述べ,受講者全員で意見交換を行います。 前半・後半ともにパワーポイントを用いたビジュアルな授業形態とし,学生の 理解を深めることができる授業とします。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
海洋建築デザインはこれまでの科目の完成を目指して、さまざまなデザイン的 な知識の統合を目標にしている。すなわち建築についての基本的な用語・寸法 や建築計画に必要なプロセス及び具体的事例を修得しているものとして授業を 進めていく。 |
授業計画
第1回 | デザインとはなにか1 ガイダンス 失敗の勧め 設計で大事なことは、数限りなく失敗することである /数限りなく失敗した先に目指すところがある/ 大いに失敗 すべきである / 数限りなく失敗することは頭の中、紙の上でのみ許される / 一般にデザインは難しい と思われがち/それはやり直しができないとの思い込みにすぎない/ 選択の余地を自ら数限りなく出したなかから 一番ベストなものをチョイスすれば良い/確かに時間はかかる/しかしながら、建物が建った後で失敗に気がつくよりよほどマシである/建物ができてからでは修正できない/何故なら建物は自分の所有物ではない、人のものだから | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理 解しておくこと。(2時間) 【事後学習】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授 業で質問できるようにしておくこと。(2時間) |
---|---|---|---|
第2回 | デザインとはなにか2 建築学会コンペについて、 環境と建築を解説しながら、過去作品について考える 海建の作品における歴史的な評価を考える 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理 解しておくこと。(120分) | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理 解しておくこと。(2時間) 【事後学習】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授 業で質問できるようにしておくこと。(2時間) |
第3回 | デザインとはなにか3 プランには何が必要か? 人の動きである。1)住宅のプランを読み込む 2)コンペの図面を読み込む 3)外部環境とプラン=配置図をどう考えるのか 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理 解しておくこと。(120分) | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理 解しておくこと。(2時間) 【事後学習】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授 業で質問できるようにしておくこと。(2時間) |
第4回 | デザインとはなにか4 断面は誰のためにあるのか? 1)住宅の断面について 2)コンペの断面について それぞれ深読みしてくる 3)つまり外部環境と断面の関係を示すことの大切さを検討する外部環境と建築の関係について講義する | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理 解しておくこと。(2時間) 【事後学習】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授 業で質問できるようにしておくこと。(2時間) |
第5回 | デザインとはなにか5 海環境と建築の関係 建築物を実際に見学に訪れて、歴史的な影響・環境的な配慮・社会的な評価の変遷・デザインの評価をひもといてみる | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理 解しておくこと。(2時間) 【事後学習】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授 業で質問できるようにしておくこと。(2時間) |
第6回 | デザインとはなにか6 水環境を生かした生活、仕事、と建築との関係を考える | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理 解しておくこと。(2時間) 【事後学習】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授 業で質問できるようにしておくこと。(2時間) |
第7回 | デザインとはなにか7 環境と建築について建築学会コンペについて、 環境と建築について、コンペのまとめ方について、パワーポイントのコンセプトの作 り方について | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理 解しておくこと。(2時間) 【事後学習】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授 業で質問できるようにしておくこと。(2時間) |
第8回 | デザインとはなにか8 中間考査とその解説 | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理 解しておくこと。(2時間) 【事後学習】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授 業で質問できるようにしておくこと。(2時間) |
第9回 | デザインとはなにか9 【建築家の設計論】 調査対象の建築家・論考についての概説と,担当者決め | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理 解しておくこと。(2時間) 【事後学習】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授 業で質問できるようにしておくこと。(2時間) |
第10回 | デザインとはなにか10 【建築家の設計論】 調査内容に関する指導 | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理 解しておくこと。(2時間) 【事後学習】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授 業で質問できるようにしておくこと。(2時間) |
第11回 | デザインとはなにか11 【建築家の設計論】 発表会① | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理 解しておくこと。(2時間) 【事後学習】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授 業で質問できるようにしておくこと。(2時間) |
第12回 | デザインとはなにか12 【建築家の設計論】 発表会② | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理 解しておくこと。(2時間) 【事後学習】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授 業で質問できるようにしておくこと。(2時間) |
第13回 | デザインとはなにか13 【建築家の設計論】 発表会③ | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理 解しておくこと。(2時間) 【事後学習】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授 業で質問できるようにしておくこと。(2時間) |
第14回 | デザインとはなにか14 【建築家の設計論】 発表会④ | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理 解しておくこと。(2時間) 【事後学習】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授 業で質問できるようにしておくこと。(2時間) |
第15回 | 最終デスカッション:建築とはなにか 学生と教員がフラットな関係で建築を論議する | 事前学習:教科書に目を通しておく。 事後学習:講義中に指摘した内容について振り返りをする。 | 【事前学習】事前に提示された授業資料を熟読して、授業内容についてよく理 解しておくこと。(2時間) 【事後学習】授業内容について理解を深め、理解できなかった箇所を次回の授 業で質問できるようにしておくこと。(2時間) |
その他
教科書 | |
---|---|
参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
榎本弘之 『建築の悦楽 』 株式会社 KJ 2022年 第第1版版
|
成績評価の方法 及び基準 |
①成績は半期を通じた全課題の総合評価とする ②未提出の課題がある場合には不合格とする ③各課題の評価は作品の内容・完成度で行う |
質問への対応 | 基本的に授業中に受け付ける |
研究室又は 連絡先 |
佐藤信治 1353研究室 sato.shinji@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:10 ~ 13:10 佐藤信治 1353研究室
火曜 船橋 15:00 ~ 16:30 13号館1356室 長谷川研究室
|
学生への メッセージ |