2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 機械工学専攻
設置情報
科目名 | 機械材料Ⅱ | ||
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設置学科 | 機械工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 清水 透 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F53B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 材料の設計にあたり必要となる材料の機械的性質と材料学の基礎知識について再確認し、その知識に基づいて、実用材料を用いた機械の設計を行うことができる知識を習得する。 特に、機械材料IIにおいては、現在特に関心を持たれているいくつかの先端、材料加工プロセス、先端材料について、その特徴・機能・開発の現状等について講義する。 到達目標 (1)新しい材料加工プロセス、新機能材料についての知識を身につける。 (2)先端材料について学び、研究・開発に際し材料の選択を広げる視野を持つ。 (3)環境を含め、材料使用の及ぼす影響について理解する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
教科書、パワーポイント資料、を中心に、対面の講義形式で行う。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
【事前学習】提示する解析記事、あるいは教科書に目を通しておくこと。 さらに、授業前に、ネットワークを利用した検索などを行い、課題素材、プロセスについて、おおまかな知識を獲得しておく。 【事後学習】毎回の授業終了後、参考書等の授業内容に対応する部分を復習する。 |
授業計画
第1回 | 材料開発の社会的影響について学び、材料開発の重要性とともに、その波及効果、影響の大きさについて学び、考察する。 | 【事前学習】 機械材料工学(工学図書、野口)第1章の範囲について、再学習する 。 【事後学習】 授業で指示した資料等を再学習する。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
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第2回 | 新しい成形加工プロセス、特に粉末冶金技術について講義する。 | 【事前学習】機械材料工学( (工学図書、野口)1.5の範囲についてネットワーク情報等も利用して予習をしてください。 【事後学習】 提供する、授業資料を再学習してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第3回 | 新しい成形加工プロセス、特に粉末冶金技術、MIM(Metal Injection Molding)技術について講義する | 【事前学習】 提供資料、ネットワーク情報等を用いて、講義テーマについて十分に予習する。 【事後学習】 提供する、授業資料を再学習してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第4回 | 新しい成形加工プロセス、AM(Additive Manufacturing)について講義する。 | 【事前学習】 提供資料、ネットワーク情報等を用いて、講義テーマについて十分に予習する。 【事後学習】 提供する、授業資料を再学習してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第5回 | 新しい成形加工プロセス、特に金属を成形する新しいAM(Additive Manufacturing)について講義する。 | 【事前学習】 提供資料、ネットワーク情報等を用いて、講義テーマについて十分に予習する。 【事後学習】 提供する、授業資料を再学習してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第6回 | 古くて新しい材料である鉄鋼を中心とした材料についてその強化機構を再確認すると同時に、それらを利用した材料技術について学ぶ。特に日本刀に代表される古来からの技術について、現代的視点から学びなおす。 | 【事前学習】 提供資料、ネットワーク情報等を用いて、講義テーマについて十分に予習する。 【事後学習】 提供する、授業資料を再学習してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第7回 | アルミニウム、マグネシウム、チタニウム合金といった軽量金属合金について、先端材料という視点から学びなおし、その利用を展望する。 | 【事前学習】 提供資料、ネットワーク情報等を用いて、講義テーマについて十分に予習する。 【事後学習】 提供する、授業資料を再学習してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第8回 | 航空宇宙材材料、内燃機関材料として重要な耐熱合金について、先端材料という視点から講義する。 | 【事前学習】 提供資料、ネットワーク情報等を用いて、講義テーマについて十分に予習する。 【事後学習】 提供する、授業資料を再学習してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第9回 | 形状記憶合金、アモルファス合金、水素貯蔵合金等の「かって注目された先端材料」について講義し、技術開発の困難さについて言及する。 | 【事前学習】 機械材料工学(工学図書、野口)第12章および、ネットワーク情報等を用いて、講義テーマについて十分に予習する。 【事後学習】 提供する、授業資料を再学習してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第10回 | セラミックス材料について、先端材料という視点から学びなおし、その利用を展望する。 | 【事前学習】 機械材料工学(工学図書、野口)第10章、ネットワーク情報等を用いて、講義テーマについて十分に予習する。 【事後学習】 提供する、授業資料を再学習してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第11回 | 高分子材料材料について、先端材料という視点から学びなおし、その利用を展望する。 | 【事前学習】 機械材料工学(工学図書、野口)第9章、ネットワーク情報等を用いて、講義テーマについて十分に予習する。 【事後学習】 提供する、授業資料を再学習してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第12回 | 磁性材料は自動車のEV化、ロボットやドローンといった製品への利用で注目される先端材料である。ここでは、強磁性材料、透磁性材料の概要について講義する。 | 【事前学習】 提供資料、ネットワーク情報等を用いて、講義テーマについて十分に予習する。 【事後学習】 提供する、授業資料を再学習してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第13回 | 超電導材料は、強磁場の発生、高効率なエネルギー伝送等で注目される先端材料である。ここでは超電導材料の概要について講義する。 | 【事前学習】 提供資料、ネットワーク情報等を用いて、講義テーマについて十分に予習する。 【事後学習】 提供する、授業資料を再学習してください。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第14回 | 多孔質材料は超軽量な素材として現在注目されている。ここでは、金属、セラミックスを中心とした軽量材料の製造方法、その利用の展望について講義する。 | 【事前学習】 提供資料、ネットワーク情報等を用いて、講義テーマについて十分に予習する。 【事後学習】 提供する、授業資料を再学習してください。 (50-90分) | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
第15回 | 機械材料IIの講義について総括し、レポート課題について説明する | 【事前学習】 これまでに提供した資料確認しておく。 【事後学習】 提供する、レポート課題を確認し、規定に従ってレポートをまとめる。 | 事前学習2時間 事後学習2時間 |
その他
教科書 |
機械材料工学、野口、中村、共著、工学図書株式会社
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
機械材料学、JSMEテキストシリーズー日本機械学会、丸善出版
さらに、適宜、学術雑誌の解説記事を指定して講義を行う。
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成績評価の方法 及び基準 |
学期末に提示するテーマでの、レポートにより評価する。また、出席も評価対象とする。 |
質問への対応 | メールにてお願いいたします。 |
研究室又は 連絡先 |
質問は,shimizu.toru@mail.dendai.ac.jpへお願いします。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |