2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 機械工学専攻
設置情報
科目名 | 熱工学特論Ⅰ | ||
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設置学科 | 機械工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 石井 将人 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F62A |
クラス | |||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 伝熱現象は機械工学分野にとどまらず、他分野においても利活用されている。そこで、伝熱現象に関連する身近な環境や現象を取り上げ,他分野における伝熱現象の利活用等について検討することにより,機械工学における伝熱工学を基礎とした伝熱現象の本質を理解することを目指す。 |
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授業形態及び 授業方法 |
パワーポイントと板書を併用しして講義を進める. 建築設備設計の実務経験に基づき,建築物における空調設計を主な事例として伝熱現象の利活用について授業を行う. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
空調システムに興味があることが望ましい。 熱力学、伝熱工学、流体力学等を理解していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 講義の概要説明,伝熱の三形態(熱伝導,熱対流,熱放射),伝熱工学の応用 身近に見られる伝熱現象 シラバスの内容を確認の上、授業に望むこと。 | 【予習】これまでに受講した熱力学・伝熱工学等、熱工学に関連する講義内容を振り返る。身近に見られる伝熱現象について着目し、調べておく。 【復習】講義ノートに概要説明の内容をまとめておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
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第2回 | 熱伝導:定常熱伝導・非定常熱伝導等 | 【予習】熱伝導について予習し、理解できない箇所をまとめておく。 【復習】講義ノートを復習し、授業内容を理解しておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第3回 | 熱対流:強制対流熱伝達 | 【予習】強制対流熱伝達を中心に熱対流について予習し,理解できない箇所をまとめておく。 【復習】講義ノートを復習し、授業内容を理解しておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第4回 | 熱対流:自然対流熱伝達 | 【予習】自然対流熱伝達を中心に熱対流について予習し,理解できない箇所をまとめておく。 【復習】講義ノートを復習し、授業内容を理解しておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第5回 | 熱放射:放射・吸収・反射・透過等 | 【予習】熱放射について予習し,理解できない個所をまとめておく。 【復習】講義ノートを復習し、授業内容を理解しておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第6回 | 相変化伝熱:凝縮熱伝達・沸騰熱伝達等 | 【予習】相変化伝熱について予習し,理解できない個所をまとめておく。 【復習】講義ノートを復習し、授業内容を理解しておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第7回 | 伝熱機器 | 【予習】伝熱機器について調べておく。 【復習】講義ノートを復習し、授業内容を理解しておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第8回 | 空調システムの種類と各部における熱交換 | 【予習】空調システムについて調べておく。 【復習】講義ノートを復習し、授業内容を理解しておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第9回 | 熱負荷の考え方:室内環境における熱の発生源 | 【予習】室内環境における熱の発生源について調べておく。 【復習】講義ノートを復習し、授業内容を理解しておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第10回 | 熱負荷の考え方:断熱・遮熱 | 【予習】断熱・遮熱について調べておく。 【復習】講義ノートを復習し、授業内容を理解しておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第11回 | ダクト系:空気環境維持のための熱輸送 | 【予習】空調システムにおけるダクトについて調べておく。 【復習】講義ノートを復習し、授業内容を理解しておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第12回 | 冷媒・配管系:熱媒による熱輸送 | 【予習】空調システムにおける冷媒・配管系による熱輸送について調べておく。 【復習】講義ノートを復習し、授業内容を理解しておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第13回 | 空気調和機:熱媒からの熱交換に伴う伝熱現象 | 【予習】熱媒からの熱交換を行う空気調和機について調べておく。( 【復習】講義ノートを復習し、授業内容を理解しておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第14回 | 熱源装置:電気・ガス・油等を熱源とした熱エネルギーの利用 | 【予習】空調システムにおける熱源装置について調べておく。 【復習】講義ノートを復習し、授業内容を理解しておく。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第15回 | まとめ | 【予習】空調システムにおける設計思想を振り返っておく。 【復習】講義ノートを復習し、これまでの授業を振り返る。 | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
その他
教科書 | |
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
日本機械学会編 『伝熱工学』 JSMEテキストシリーズ伝熱工学 丸善
丸茂栄佑、矢尾匡永、牧野州秀 『伝熱工学』 機械系 教科書シリーズ 25 コロナ社 2009年
土井巌 『空調設備実務パーフェクトマニュアル』 秀和システム 2023年 第1版
菊地至 『図解入門 よくわかる最新空調設備の基本と仕組み』 秀和システム 2014年 第1版
空気調和・衛生工学会 『空気調和・衛生設備の知識』 オーム社 1991年 第4版
空気調和・衛生工学会 『空気調和設備計画設計の実務の知識』 オーム社 1995年 第4版
その他の文献資料等については、必要に応じて講義中に紹介します。
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成績評価の方法 及び基準 |
講義中に提示する課題へのレポートで評価します。 |
質問への対応 | 教室またはメールにて随時受け付けます。 |
研究室又は 連絡先 |
第1回講義時に提示します。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |