2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 精密機械工学専攻
設置情報
科目名 | 人間工学特論Ⅱ | ||
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設置学科 | 精密機械工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 松田 礼 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | G34B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 人間の感覚と工学の関係について学修し,人間感覚の基本的性質を心理学,生理学の面を含めて理解でき,感覚情報の計測・評価についての専門的知識を修得できる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面授業を実施する。授業に関係する資料は適宜配信し,講義内容の理解を深めさせる。また,授業に関連した課題レポートの提出を課す。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
人間工学特論Ⅰを受講していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 1.人間工学工学特論Ⅱで学ぶこと 人間工学の定義と方法論について学習する。 | 【事前学習】シラバスを読んでこの授業で学ぶことを確認し,分からない点をまとめておくこと。 【事後学習】人間工学の定義,方法論の概要について理解しておくこと。 | 【事前学習】90分 【事後学習】150分 |
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第2回 | 2.感覚の心理学 2.1 人間の感覚 2.2 閾値,弁別閾 | 【事前学習】刺激閾,弁別閾について調べ,分からない点をまとめておくこと。 【事後学習】精神物理法則と感覚量の尺度について理解しておくこと。 | 【事前学習】90分 【事後学習】150分 |
第3回 | 2.3 精神物理学的測定法 | 【事前学習】精神物理学的測定法について調べ,分からない点をまとめておくこと。 【事後学習】調整法,極限法,恒常法について理解しておくこと。 | 【事前学習】90分 【事後学習】150分 |
第4回 | 2.4 心理反応の統計解析(1) | 【事前学習】統計的仮説検定,有意水準について調べ,分からない点をまとめておくこと。 【事後学習】標準偏差,統計的仮説検定,有意水準について理解しておくこと。 | 【事前学習】90分 【事後学習】150分 |
第5回 | 2.4 心理反応の統計解析(2) | 【事前学習】t検定,1要因/2要因分散分析について調べ,分からない点をまとめておくこと。 【事後学習】t検定,1要因/2要因分散分析について理解しておくこと。 | 【事前学習】90分 【事後学習】150分 |
第6回 | 2.4 心理反応の統計解析(3) | 【事前学習】重回帰分析,因子分析について調べ,分からない点をまとめておくこと。 【事後学習】重回帰分析,因子分析について理解しておくこと。 | 【事前学習】90分 【事後学習】150分 |
第7回 | 3 感覚の生理学 3.1 神経系の分類と構造 | 【事前学習】人間の神経系の分類について調べ,分からない点をまとめておくこと。 【事後学習】中枢神経,末梢神経について理解しておくこと。 | 【事前学習】90分 【事後学習】150分 |
第8回 | 3.2 神経系の情報伝達(1) | 【事前学習】神経系を構成する細胞について調べ,分からない点をまとめておくこと。 【事後学習】神経細胞のしくみについて理解しておくこと。 | 【事前学習】90分 【事後学習】150分 |
第9回 | 3.2 神経系の情報伝達(2) | 【事前学習】ニューロンの活動電位,無髄線維・有髄線維について調べ,分からない点をまとめておくこと。 【事後学習】神経系の情報伝達のしくみについて理解しておくこと。 | 【事前学習】90分 【事後学習】150分 |
第10回 | 3.3 聴覚の構造と機能 | 【事前学習】聴覚について調べ,分からない点をまとめておくこと。 【事後学習】聴覚受容器と聴覚神経系のしくみについて理解しておくこと。 | 【事前学習】90分 【事後学習】150分 |
第11回 | 3.4 平衡感覚と触覚の構造と機能 | 【事前学習】平衡感覚と触覚について調べ,分からない点をまとめておくこと。 【事後学習】前庭器官,皮膚受容器,触覚神経系のしくみについて理解しておくこと。 | 【事前学習】90分 【事後学習】150分 |
第12回 | 4.生体反応の計測 4.1 脳波の計測と評価 | 【事前学習】脳波について調べ,分からない点をまとめておくこと。 【事後学習】脳波の発生メカニズムと解析方法ついて理解しておくこと。 | 【事前学習】90分 【事後学習】150分 |
第13回 | 4.2 筋電図の計測と評価 | 【事前学習】筋電図について調べ,分からない点をまとめておくこと。 【事後学習】筋電位の発生メカニズムと解析方法について理解しておくこと。 | 【事前学習】90分 【事後学習】150分 |
第14回 | 4.3 生理量,感覚量,物理量の相関 | 【事前学習】相関関係について調べ,分からない点をまとめておくこと。 【事後学習】生理量,感覚量,物理量との相関の考え方について理解しておくこと。 | 【事前学習】90分 【事後学習】150分 |
第15回 | 5.総まとめ これまでに学習してきた内容で特に重要な箇所を整理して解説する。 | 【事前学習】これまで学んできた内容を全体を通して学習しておくこと。 【事後学習】全体を通して再度復習して理解が定着するように学習すること。 | 【事前学習】180分 【事後学習】60分 |
その他
教科書 |
授業内容に関連する資料をCST-VOICEで適宜配布する。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
石光俊介,佐藤秀紀 『人間工学の基礎 [ISBN978-4-8425-0569-5]』 養賢堂 2018年 第1版
J.J.ギブソン 『生態学的知覚システム [ISBN978-4-13-011130-0]』 東京大学出版会 2020年 第4版
小林茂夫 『脳が作る感覚世界 [ISBN978-4-339-06735-4]』 コロナ社 2007年 第2版
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成績評価の方法 及び基準 |
3回程度の通常課題(30%)と最終課題(70%)により評価する。最終課題の提出は必須とする |
質問への対応 | 授業後の教室,研究室,電子メールで対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎7号館1階 人間工学研究室(715室) matsuda.hiroshi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 船橋 13:20 ~ 14:50 7号館1階715室
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学生への メッセージ |
人間工学は複数の学問領域と関連をもちます。広い視野に立って物事を判断する能力を養いましょう。 |