2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 航空宇宙工学専攻
設置情報
科目名 | 宇宙科学 | ||
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設置学科 | 航空宇宙工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 阿部 新助 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H52A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 宇宙科学とは,天文学,惑星科学,宇宙工学,宇宙生物学,太陽地球系物理学などの総称とされており,近年は各分野の枠組を越え,さらに細分化されて発展を続けている.本授業では.暦・座標系や天体観測の基礎から最新の宇宙科学までの知見を網羅的に学び,宇宙科学を学祭的視点でとらえて幅広い知識を身につけることが目標である. |
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授業形態及び 授業方法 |
・対面授業で実施します. ・Google Classroomを併用する予定です. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
宇宙科学・天文学に興味があること. |
授業計画
第1回 | 『科目概要説明』 宇宙科学全般についての基礎知識の確認と授業の進め方の説明. | 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと. 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること. | 【事前学習】 0.5時間 【事後学習】 0.5時間 |
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第2回 | 『電磁波』 電波,赤外線,可視光,紫外線,X線,ガンマ線の特徴と観測手法について学ぶ. | 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと. 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること. | 【事前学習】 0.5時間 【事後学習】 0.5時間 |
第3回 | 『天体観測1;時刻・座標系』 天体観測に必要な時刻系と座標系について学ぶ. | 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと. 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること. | 【事前学習】 0.5時間 【事後学習】 0.5時間 |
第4回 | 『天体観測2;望遠鏡の使い方』 望遠鏡の種類と反射望遠鏡,屈折望遠鏡の使い方について学ぶ. | 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと. 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること. | 【事前学習】 0.5時間 【事後学習】 0.5時間 |
第5回 | 『宇宙の進化:宇宙論,銀河,恒星』 ビックバン,インフレーション,宇宙マイクロ波背景放射などの宇宙史と重力波,恒星・主系列星の核融合反応・質量・寿命,超新星,ブラックホール,渦巻き構造,銀河の分類,階層構造について学ぶ. | 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと. 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること. | 【事前学習】 0.5時間 【事後学習】 0.5時間 |
第6回 | 『惑星形成論』 太陽系形の形成理論と原始太陽系円盤の観測成果について学ぶ. | 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと. 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること. | 【事前学習】 0.5時間 【事後学習】 0.5時間 |
第7回 | 『太陽系外惑星』 太陽系外惑星の発見状況と第二の地球探査について学ぶ. | 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと. 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること. | 【事前学習】 0.5時間 【事後学習】 0.5時間 |
第8回 | 『宇宙生物学』 広く宇宙生物学に関する観測,実験,理論的研究について学ぶ. | 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと. 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること. | 【事前学習】 0.5時間 【事後学習】 0.5時間 |
第9回 | 『宇宙プラズマ』 太陽プラズマ,惑星間プラズマ(太陽風),降着円盤,地球磁気圏について学ぶ. | 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと. 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること. | 【事前学習】 0.5時間 【事後学習】 0.5時間 |
第10回 | 『太陽系1;太陽系外縁天体および彗星と小惑星』 冥王星,エッジワース・カイパーベルト天体および彗星と小惑星について,探査機による最新成果を交えて学ぶ. | 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと. 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること. | 【事前学習】 0.5時間 【事後学習】 0.5時間 |
第11回 | 『太陽系2;月と衛星』 月の科学,木星・土星などの衛星,小惑星の衛星について学ぶ. | 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと. 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること. | 【事前学習】 0.5時間 【事後学習】 0.5時間 |
第12回 | 『太陽系3;流星とダスト』 流星現象,惑星間空間ダストについて学ぶ. | 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと. 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること. | 【事前学習】 0.5時間 【事後学習】 0.5時間 |
第13回 | 『地球突天体とプラネタリーディフェンス』 地球・月衝突天体,プラネタリーディフェンスについて学ぶ. | 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと. 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること. | 【事前学習】 0.5時間 【事後学習】 0.5時間 |
第14回 | 『次世代宇宙探査』 超小型衛星・超小型探査機の現状と次世代宇宙探査について学ぶ. | 【事前学習】宇宙・天文に関する最新ニュースを調査しておくこと. 【事後学習】講義内容を復習し理解を深めること. | 【事前学習】 0.5時間 【事後学習】 0.5時間 |
第15回 | 『プレゼンテーション』 特定の課題レポートの提出とショート・プレゼンテーションを行う. | 【事前学習】プレゼンテーションの準備をしておくこと. 【事後学習】全体を復習し理解を深めること. | 【事前学習】 0.5時間 【事後学習】 0.5時間 |
その他
教科書 | |
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
大谷栄治・長谷川昭・花輪公雄 編集,佐々木晶・土`山明・笠羽康正・大竹真紀子 著(阿部は第3章を執筆) 『太陽・惑星系と地球(現代地球科学入門シリーズ 全16巻【1】巻)』 共立出版 2019年 第1版
『シリーズ現代の天文学(第1巻ー第17巻)』 日本評論社 2018年 第2版
天文学・惑星科学全般について網羅的に学ぶことができます.
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成績評価の方法 及び基準 |
プレゼンテーションおよび課題提出により成績を決定します. |
質問への対応 | 授業中と研究室にて随時対応します. |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎3号館331B室 abe.shinsuke@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 船橋 10:00 ~ 18:00
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学生への メッセージ |
宇宙は,人類にとって最も古い学問の対象であり,常にフロンティアでもあり,そして誰の頭上にも自由に広がる研究対象です。是非,身近な天文現象にも目を留めて,自然科学から学ぶことの意味を考えて見てください。Are we alone? If it's just us, it's a terrible waste of space. カールセーガン「コンタクト(原作)」より |