2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 情報科学専攻
設置情報
科目名 | 人工心システム特論Ⅱ | ||
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設置学科 | 情報科学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 保谷 哲也 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | K23B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 人工心システム特論IIでは,人工心システム特論Iにて省察された既存の人工ニューラルネットワークモデルにおける様々な問題点を克服かつ拡張する新しいモデルであるカーネルメモリーについて論じ,人工心システムにおける各モジュールがどのようにカーネルメモリーにより構成され得るか,ということについても論じることができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面形式により授業を行う。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
準備学習として約30分~1時間でシラバスに記載の毎回の授業計画の内容を確認し,授業に臨むこと。 |
授業計画
第1回 | 確率論的ニューラルネットワークについての復習 | 事前学修:確率論的ニューラルネットワークモデルについての復習 事後学修:確率論的ニューラルネットワークモデルの拡張について | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
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第2回 | カーネルメモリー (1) | 事前学修:カーネルメモリーについての事前調査 事後学修:カーネルメモリーの概要について | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第3回 | カーネルメモリー(2) | 事前学修:カーネルメモリーの概要についての復習 事後学修:カーネルメモリーと確率論的ニューラルネットワークとの関係について | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第4回 | カーネルメモリー(3) | 事前学修:カーネルメモリーの特徴1&2について 事後学修:カーネルメモリーの特徴3&4について | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第5回 | カーネルメモリー(4) | 事前学修:カーネルメモリーの特徴1-4について復習 事後学修:カーネルメモリーの特徴5について | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第6回 | カーネルメモリー(5) | 事前学修:カーネルメモリーの特徴1-5についての復習 事後学修:カーネルメモリーの学習について | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第7回 | 認知心理学的抽象概念のモデル化(1)-- 学習、パターン連想、イメージ想起 | 事前学修:認知心理学的抽象概念のカーネルメモリーによるモデリングについて事前調査 事後学修:カーネルメモリーによる学習、パターン連想およびイメージ想起について | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第8回 | 認知心理学的抽象概念のモデル化(2)-- 学習、パターン連想、イメージ想起 | 事前学修:学習、パターン連想およびイメージ想起について事前に調査 事後学修:カーネルメモリーによる学習、パターン連想およびイメージ想起のモデリング | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第9回 | 記憶記憶メカニズムのモデル化 -- 短期・長期記憶機構 | 事前学修:記憶とは何かについて事前に調査 事後学修:短期・長期記憶機構について整理 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第10回 | 認知心理学的抽象概念のモデル化(3)-- 注意、直観 | 事前学修:注意、直観について事前に調査 事後学修:カーネルメモリーによる注意・直観のモデリングについて整理 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第11回 | 言語機構 | 事前学修:認知心理学における言語について事前に調査 事後学修:カーネルメモリーによる言語諸機能の具現化についての考察 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第12回 | 人工心システムの概要について -- 「心のモジュール論」に即したシステム構成 | 事前学修:人工心システムとは何かについて事前に調査 事後学修:心のモジュール論に即した人工心システムの概要について整理 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第13回 | 知能ロボットにおける脳型メカニズム | 事前学修:知能ロボットについて事前に調査 事後学修:知能ロボットにおける脳型メカニズムの考察 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第14回 | 人工知能分野の発展における倫理的課題への考察 | 事前学修:人工知能の倫理的課題について事前に調査 事後学修:人工知能の倫理的課題についての整理及び考察 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
第15回 | 総まとめ | 事前学修:これまで学んできたことの総まとめ・復習 事後学修:レポート課題の内容 | 事前学修:2時間 事後学修:2時間 |
その他
教科書 |
Tetsuya Hoya, Artificial Mind System -- Kernel Memory Approach, Studies In Computational Intelligence, Vol. 1, Springer-Verlag, 2005, 1 edition
※なお、講義における必要資料は適宜配布する予定なので各自が教科書を必ずしも購入する必要は無い。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
特になし。必要資料は適宜配布する。
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成績評価の方法 及び基準 |
授業への出席を前提としレポート課題の内容にて評価する。 |
質問への対応 | 適宜(メールではいつでも対応可)。 |
研究室又は 連絡先 |
houya.tetsuya@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:10 ~ 13:20
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学生への メッセージ |
あらかじめ人工心システムIを受講していることが望ましい。 |