2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 物質応用化学専攻
設置情報
科目名 | 応用化学特別講義Ⅲ | ||
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設置学科 | 物質応用化学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 浮谷・木村 他 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜3・4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L43A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 前半では、食品安全性の基礎(リスク,ハザード等),生物高圧科学(高圧力の生体高分子への影響等)などについて理解することが出来る。後半では、バイオ・ケミカルインフォマティクス技術に関する基礎知識・技術を習得し、ウイルスを主体とした病原体の分子進化を理解することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面で授業を行う。 授業日程は、事務室にて確認のこと。前半は、主にスライドおよび配布資料を用いて講義を行う。後半は、細菌やウイルスのような微生物のゲノムの構造、機能ならびに進化に関する講義を討議形式で実施する。また、インフェクションコントロールドクター(ICD)としての経験を基に感染症学の基礎知識(予防や治療など)に関する講義も実施する。なお、授業は、原則対面形式で実施する。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
前半については、微生物,動植物細胞などの性質,生体分子(脂質,糖質,アミノ酸,タンパク質など)について復習した上で講義に臨むこと。後半については、受講前に、ウイルスの種類やウイルス遺伝子に関する基礎知識を教科書(Fields Virology・出版社LWW や標準微生物学・出版社医学書院など)で、授業計画の内容を考慮し、90分間程度の復習をしておくことが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 微生物の基礎 | 【事前学習】ウエブ等で今回の授業内容に関する予備知識を付ける。 【事後学習】授業の内容について不明な点を調査または教員に質問する。 | 【事前学習】90分 【事後学習】90分 |
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第2回 | 微生物の培養と単離 | 【事前学習】ウエブ等で今回の授業内容に関する予備知識を付ける。 【事後学習】授業の内容について不明な点を調査または教員に質問する。 | 【事前学習】90分 【事後学習】90分 |
第3回 | 微生物と食品・工業 | 【事前学習】ウエブ等で今回の授業内容に関する予備知識を付ける。 【事後学習】授業の内容について不明な点を調査または教員に質問する。 | 【事前学習】90分 【事後学習】90分 |
第4回 | 天然物と食品・医薬品の関係(機能・安全性)に関する基礎 | 【事前学習】ウエブ等で今回の授業内容に関する予備知識を付ける。 【事後学習】授業の内容について不明な点を調査または教員に質問する。 | 【事前学習】90分 【事後学習】90分 |
第5回 | 天然物(誘導体)の生物に対する作用と作用機構 | 【事前学習】ウエブ等で今回の授業内容に関する予備知識を付ける。 【事後学習】授業の内容について不明な点を調査または教員に質問する。 | 【事前学習】90分 【事後学習】90分 |
第6回 | 糖タンパク質の構造解析と機能 | 【事前学習】ウエブ等で今回の授業内容に関する予備知識を付ける。 【事後学習】授業の内容について不明な点を調査または教員に質問する。 | 【事前学習】90分 【事後学習】90分 |
第7回 | 脂質の生理機能 | 【事前学習】ウエブ等で今回の授業内容に関する予備知識を付ける。 【事後学習】授業の内容について不明な点を調査または教員に質問する。 | 【事前学習】90分 【事後学習】90分 |
第8回 | バイオケミカルインフォマティクスを基盤とする医理工連携研究に関する講義を行う。 | 【事前学習】ウエブ等で今回の授業内容に関する予備知識を付ける。 【事後学習】授業の内容について不明な点を調査または教員に質問する。 | 【事前学習】90分 【事後学習】90分 |
第9回 | 新型コロナウイルス感染症の疫学・分子疫学に関する講義を行う。 | 【事前学習】ウエブ等で今回の授業内容に関する予備知識を付ける。 【事後学習】授業の内容について不明な点を調査または教員に質問する。 | 【事前学習】90分 【事後学習】90分 |
第10回 | 微生物学ならびに感染症学の基礎に関する講義を行う。 | 【事前学習】ウエブ等で今回の授業内容に関する予備知識を付ける。 【事後学習】授業の内容について不明な点を調査または教員に質問する。 | 【事前学習】90分 【事後学習】90分 |
第11回 | 微生物ゲノム解析法とバイオケミカルインフォマティクスの基礎に関する講義を行う。 | 【事前学習】ウエブ等で今回の授業内容に関する予備知識を付ける。 【事後学習】授業の内容について不明な点を調査または教員に質問する。 | 【事前学習】90分 【事後学習】90分 |
第12回 | バイオケミカルインフォマティクス技術による麻疹ウイルス赤血球凝集素遺伝子の分子進化に関する講義を行う。 | 【事前学習】ウエブ等で今回の授業内容に関する予備知識を付ける。 【事後学習】授業の内容について不明な点を調査または教員に質問する。 | 【事前学習】90分 【事後学習】90分 |
第13回 | バイオケミカルインフォマティクス技術によるRSウイルスのF遺伝子ならびにG遺伝子の分子進化・分子疫学に関する講義を行う。また、RSV感染細胞の分子応答に関する講義も行う。 | 【事前学習】ウエブ等で今回の授業内容に関する予備知識を付ける。 【事後学習】授業の内容について不明な点を調査または教員に質問する。 | 【事前学習】90分 【事後学習】90分 |
第14回 | バイオケミカルインフォマティクス技術によるノロウイルスキャプシド遺伝子ならびにRNA依存性RNAポリメラーゼ遺伝子の分子進化に関する講義を行う。 | 【事前学習】ウエブ等で今回の授業内容に関する予備知識を付ける。 【事後学習】授業の内容について不明な点を調査または教員に質問する。 | 【事前学習】90分 【事後学習】90分 |
第15回 | バイオケミカルインフォマティクス技術によるヒトレスピロウイルス1型および3型の赤血球凝集素・ノイラミニダーゼ遺伝子・膜融合蛋白遺伝子の分子進化に関する講義を行う。 | 【事前学習】ウエブ等で今回の授業内容に関する予備知識を付ける。 【事後学習】授業の内容について不明な点を調査または教員に質問する。 | 【事前学習】90分 【事後学習】90分 |
その他
教科書 |
特に指定しない。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
参考資料は必要に応じて適宜配布する。
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成績評価の方法 及び基準 |
授業時のミニレポート内容等を考慮し成績を評価する。(木村博一:全体成績の8/15) ミニレポートは、必要に応じて授業時に解説し、採点結果を全体成績の割合(8/15)に応じて反映させる。 授業時のミニレポート等の内容を考慮し成績を評価する。(谷川:全体成績の3/15) ミニレポートは、必要に応じて授業時に解説し、採点結果を全体成績の割合(3/15)に応じて反映させる。 授業時のミニレポート等の内容を考慮し成績を評価する。(浮谷:全体成績の2/15) ミニレポートは、必要に応じて授業時に解説し、採点結果を全体成績の割合(2/15)に応じて反映させる。 授業時のミニレポート等の内容を考慮し成績を評価する。(鈴木:全体成績の2/15) ミニレポートは、必要に応じて授業時に解説し、採点結果を全体成績の割合(2/15)に応じて反映させる。 |
質問への対応 | 授業前後に随時行う。メールでも対応する。(木村博一) 授業前後に随時行う。メールでも対応する。(谷川・浮谷・鈴木) |
研究室又は 連絡先 |
谷川 駿河台校舎2号館203号室 tanigawa.minoru@nihon-u.ac.jp 浮谷 駿河台校舎2号館233AB号室 ukiya.motohiko@nihon-u.ac.jp 鈴木 駿河台校舎2号館228A号室 suzuki.yuusuke@nihon-u.ac.jp 木村博一 群馬パース大学大学院保健科学研究科 メールアドレス:h-kimura@paz.ac.jp (メールアドレスは全角@を半角@に置き換えてご利用ください。) |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 00:00 ~ 00:00 谷川
月曜 駿河台 00:00 ~ 00:00 浮谷
月曜 駿河台 00:00 ~ 00:00 鈴木
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学生への メッセージ |
微生物ゲノムの基礎知識を習得し、新型コロナウイルス感染症をはじめとする私たちに身近な感染症の歴史、基礎知識や病原体の進化を理解してください。(木村博一) |