2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 物質応用化学専攻
設置情報
科目名 | 応用化学特別講義Ⅰ | ||
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設置学科 | 物質応用化学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 鈴木・山田・青山 他 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L51A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 物質応用化学専攻の応用化学領域,物質化学領域および生命化学領域の3領域について,本専攻で行われている最先端かつ実社会に即した研究を知り,自分の専門分野だけでなく広い視野から高度な学問を習得することを目的とする. |
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授業形態及び 授業方法 |
オムニバス形式で対面の授業を行う. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
予習 授業に臨むにあたり,必ずシラバスで毎回の「授業計画」の内容を確認の上,講義を受講してください. 復習 授業後は,その日のうちに授業中に指摘した重要事項について十分に復習し,理解を深めてください.また課題が課されていれば,後回しせずにその日のうちに済ませてしまいしょう. 受講のための予備知識 化学に関する大学学部レベルの知識を持ち合わせていることが必要です. |
授業計画
第1回 | 生命化学領域(赤澤):植物由来の機能性化合物(4/11) | 【事前学修】普段飲料等に含まれており, よく目にする化合物名を何個かメモしておくこと. 【事後学修】植物由来の機能性化合物について十分に復習し,理解を深めること.また,課題に取り組むこと. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
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第2回 | 生命化学領域(浮谷):天然有機化合物(4/18) | 【事前学修】植物,菌類に含まれる有機化合物の種類,生物活性についてSciFinderなどを用いて調べること. 【事後学修】天然有機化合物の研究内容について十分に復習し,理解を深めること.また,課題に取り組むこと. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第3回 | 生命化学領域(鈴木):病態の分子生物学的解析(4/25) | 【事前学修】病態の分子生物学的解析ついて関連する書籍や文献を調査しておくこと. 【事後学修】病態の分子生物学的解析の研究内容について十分に復習し,理解を深めること.また,課題に取り組むこと. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第4回 | 生命化学領域(谷川):アミノ酸・タンパク質(5/9) | 【事前学修】アミノ酸とタンパク質について,BCAAを中心に書籍やインターネットを使って予習しておく. 【事後学修】アミノ酸・タンパク質の研究内容について十分に復習し,理解を深めること.また,課題に取り組むこと. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第5回 | 物質化学領域(青山):有機物質(ヘテロ環化合物)(5/16) | 【事前学修】高効率有機合成、タミフルについて関連する書籍や文献を調査しておくこと. 【事後学修】有機物質(ヘテロ環化合物)の研究内容について十分に復習し,理解を深めること.また,課題に取り組むこと. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第6回 | 物質化学領域(伊掛):有機無機複合物質(高分子/無機ハイブリッド材料)(5/23) | 【事前学修】高分子/無機ハイブリッド材料について関連する書籍や文献を調査しておくこと. 【事後学修】有機無機複合物質(高分子/無機ハイブリッド材料)の研究内容について十分に復習し,理解を深めること.また,課題に取り組むこと. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第7回 | 物質化学領域(大月):分子と超分子 (5/30) | 【事前学修】黒岩「分子間力が活躍する超分子化学・分子組織化学」化学と教育2021, 69, 382-385(URLは「参考資料等コメント」参照)を読んで疑問点をまとめておくこと. 【事後学修】分子と超分子の研究内容について十分に復習し,理解を深めること.また,課題に取り組むこと. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第8回 | 物質化学領域(清水):高分子物質(6/6) | 【事前学修】学部で学んだ高分子科学,高分子物性,高分子材料に関する分野について復習しておくこと. 【事後学修】高分子物質の研究内容について十分に復習し,理解を深めること.また,課題に取り組むこと. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第9回 | 物質化学領域(須川):ナノ材料(光電子特性と応用)(6/13) | 【事前学修】ナノ材料・ナノテクノロジー分野にてどのような研究が進行しているのか,調査しておくこと. 【事後学修】ナノ材料(光電子特性と応用)の研究内容について十分に復習し,理解を深めること.また,課題に取り組むこと. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第10回 | 物質化学領域(遠山):無機物質(無機結晶)(6/20) | 【事前学修】学部で学んだ結晶学に関する分野について復習しておくこと.とくに,Bravais空間格子と格子定数については理解しておくこと. 【事後学修】無機物質(無機結晶)の研究内容について十分に復習し,理解を深めること.また,課題に取り組むこと. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第11回 | 応用化学領域(角田):化学工学(化学工学の最前線)(6/27) | 【事前学修】化学工学とはどのような専門分野であるかを調べること. 【事後学修】授業の内容について理解を深め,人類が抱える諸問題の解決に各自の今後の研究がどのように貢献できるか考察すること. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第12回 | 応用化学領域(小嶋):無機材料化学(カルシウム化合物)(7/4) | 【事前学修】学部で学んだ無機固体化学およびカルシウム化合物に関する分野について復習しておくこと. 【事後学修】無機材料化学(カルシウム化合物)の研究内容について十分に復習し,理解を深めること.また,課題に取り組むこと. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第13回 | 応用化学領域(松田):化学工学(グリーンプロセスの開発を目指して)(7/11) | 【事前学修】学部の基礎物理化学(化学工学),および化学工学系列の授業で使用した教科書「標準 化学工学Ⅰ -収支・流体・伝熱・平衡分離-」の5章「分離プロセス(平衡分離)」を読むこと. 【事後学修】化学工学(グリーンプロセスの開発を目指して)の研究内容について十分に復習し,理解を深めること.また,課題に取り組むこと. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第14回 | 応用化学領域(森田):分析化学(環境関連試料の新技術(金属))(7/18) | 【事前学修】学部の機器分析,原子スペクトル分析法の項目を充分に事前学修すること 【事後学修】分析化学(環境関連試料の新技術(金属))の研究内容について十分に復習し,理解を深めること.また,課題に取り組むこと. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
第15回 | 応用化学領域(山田):分析化学(核磁気共鳴法の応用)(7/25) | 【事前学修】マテリアルサイエンスにおける核磁気共鳴法の応用に関する書籍や文献を調査しておくこと. 【事後学修】分析化学(核磁気共鳴法を用いた分子構造解析)の研究内容について十分に復習し,理解を深めること.また,課題に取り組むこと. | 【事前学修】2時間 【事後学修】2時間 |
その他
教科書 |
各回の講義担当者の指示に従うこと.
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
第3回授業「物質化学領域(大月):分子と超分子 (4/26)」の【事前学修】で読んでもらう資料です.
黒岩「分子間力が活躍する超分子化学・分子組織化学」化学と教育2021, 69, 382-385
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kakyoshi/69/9/69_382/_pdf
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成績評価の方法 及び基準 |
各回に必ず出席することを前提として,各回に行われる試験あるいはレポートを10点満点で採点し,100点満点に換算する. |
質問への対応 | 講義の後,または研究室等において随時受け付ける. |
研究室又は 連絡先 |
学科ホームページを参照のこと. |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 10:40 ~ 11:00
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学生への メッセージ |
物質応用化学の全体を俯瞰し,広い視野を得るための講義シリーズです.これらの講義を通じて高度な学問を修得し,習得した科学的知識・技術を活かして社会に貢献してください. |