2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 物理学専攻
設置情報
科目名 | 科学史特論Ⅱ | ||
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設置学科 | 物理学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 雨宮 高久 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | M14B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 科学史特論Ⅰに引き続き、物理学の歴史を概観することで、物理学とは何かを説明できることを目指す。 |
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授業形態及び 授業方法 |
対面授業形式。 講義スライドを資料として配布する。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
物理学(特に必修教科である力学、物理数学、電磁気学、量子力学、統計物理学)に関する基礎知識。 |
授業計画
第1回 | 科学史特論Ⅱの内容説明とエネルギーに関する基礎 | 【事後学修】講義の内容を復習する。 | 【事後学修】 120分 |
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第2回 | 科学史特論Ⅰの復習1 原子の発見 | 【事前学修】原子物理学に関する基礎的な内容を復習する。 【事後学修】講義の内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第3回 | 科学史特論Ⅰの復習2 量子力学・素粒子物理学の歴史 | 【事前学修】量子力学および素粒子物理学に関する基礎的な内容を復習する。 【事後学修】講義の内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第4回 | 科学史特論Ⅰの復習3 電磁気学の体系化とその技術への展開 | 【事前学修】電磁気学に関する基礎的な内容を復習する。 【事後学修】講義の内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第5回 | 核分裂研究の歴史1 原子力の軍事利用/原子力の平和利用/原子炉に関する基礎知識 | 【事前学修】各国で行われている原子力発電について、下調べをしておく。 【事後学修】講義の内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第6回 | 核分裂研究の歴史2 日本での原爆研究/戦後の原子力研究の解禁 | 【事前学修】日本の原爆研究および理化学研究所でのサイクロトロン研究について、インターネットを使って下調べしておく。 【事後学修】講義の内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第7回 | 日本における原子力研究黎明期の社会史 | 【事前学修】原子力委員会について、下調べをしておく。 【事後学修】講義の内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第8回 | 超伝導と低温物理学の歴史 | 【事前学修】超伝導に関する既習事項を復習する。 【事後学修】講義内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第9回 | 天文観測に関する初期の歴史 | 【事前学修】天文学について、基礎的な内容を確認する。 【事後学修】講義の内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第10回 | 相対論研究のはじまり | 【事前学修】相対論に関する基礎知識を復習する。 【事後学修】講義の内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第11回 | 各国における核融合研究の歴史/日本における核融合研究の変遷 | 【事前学修】国内の核融合研究機関について調査する。 【事後学修】講義の内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第12回 | 核融合研究黎明期の歴史1 宇宙物理学から核融合科学へ | 【事前学修】宇宙物理学に関する基礎知識を復習する。 【事後学修】講義の内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第13回 | 核融合研究黎明期の歴史2 日本での核融合研究のはじまり | 【事前学修】核融合懇談会とプラズマ・核融合学会の関係性をインターネットを使って調査する。 【事後学修】講義の内容を復習する。講義の小レポート課題を解答する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第14回 | 核融合研究黎明期の歴史3 国内研究機関による核融合研究のはじまりと大河千弘による内部導体系装置研究 | 【事前学修】Dr.Tihiro Ohkawaのウェブサイトで、大河千弘の経歴を調べる。JT-60など国内のトカマク装置の変遷を調べる。 【事後学修】講義の内容を復習する。 | 【事前学修】 120分 【事後学修】 120分 |
第15回 | 物理学科の歴史 | 【事前学修】事前に提示された期末レポート課題に取り組む。 【事後学修】講義の内容を復習する。 | 【事前学修】 240分 【事後学修】 120分 |
その他
教科書 |
特に指定しない。講義内容に関しては、配布資料を参照のこと。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
講義中に紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
毎週の小レポート課題(50%)と第15回に提出する期末レポート課題(50%)で評価する。 小レポート課題の評価は、次回の授業でクラス全体にフィードバックすることを予定している。 期末レポート課題に関しては、内容によっては再提出を課す可能性がある。 |
質問への対応 | メールで対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
連絡先(メールアドレス)は講義中に指示する。 研究室:駿河台校舎8号館3階833B室 |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 12:00 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
講義資料は配布する。 なお、受講者の状況をみて、内容を変更する可能性がある。 |