2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 物理学専攻
設置情報
科目名 | 固体電子論Ⅱ | ||
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設置学科 | 物理学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 高野 良紀 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | M22B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 固体のエネルギーバンド理論の基礎が理解できるとともに、様々な半導体のエネルギーバンド図が理解できる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
【対面授業】 サブノート形式の資料を配布し、主にパワーポイントを用いて解説する。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
学部設置の物性物理学Ⅰ、Ⅱを履修していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス並びに、学部で学習した内容の復習。半導体とは?/完全結晶/Blochの定理/Brillouinゾーン | 【事前学習】学部の講義ノートを参考にして、固体の結晶構造などの基本事項を復習しておく。 【事後学習】講義で行われた内容、特に式の意味や導出方法についてまとめる。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
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第2回 | 自由電子モデル(空格子近似) | 事前学習】前回の講義で指示された内容について、参考書などを用いて調べておく。 【事後学習】講義で行われた内容、特に式の意味や導出方法についてまとめる。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第3回 | ほぼ自由な電子による近似 | 事前学習】前回の講義で指示された内容について、参考書などを用いて調べておく。 【事後学習】講義で行われた内容、特に式の意味や導出方法についてまとめる。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第4回 | 強く束縛された電子からの近似 | 事前学習】前回の講義で指示された内容について、参考書などを用いて調べておく。 【事後学習】講義で行われた内容、特に式の意味や導出方法についてまとめる。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第5回 | 半導体の化学結合とバンド構造 | 事前学習】前回の講義で指示された内容について、参考書などを用いて調べておく。 【事後学習】講義で行われた内容、特に式の意味や導出方法についてまとめる。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第6回 | 有効質量、対称性1(固体物理で必要な群論、指標表、既約表現) | 事前学習】前回の講義で指示された内容について、参考書などを用いて調べておく。 【事後学習】講義で行われた内容、特に式の意味や導出方法についてまとめる。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第7回 | 対称性2(対称化された波動関数の導出) | 事前学習】前回の講義で指示された内容について、参考書などを用いて調べておく。 【事後学習】講義で行われた内容、特に式の意味や導出方法についてまとめる。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第8回 | k・p摂動法 | 事前学習】前回の講義で指示された内容について、参考書などを用いて調べておく。 【事後学習】講義で行われた内容、特に式の意味や導出方法についてまとめる。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第9回 | スピン軌道相互作用1(角運動量の合成、Clebsch-Gordan係数) | 事前学習】前回の講義で指示された内容について、参考書などを用いて調べておく。 【事後学習】講義で行われた内容、特に式の意味や導出方法についてまとめる。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第10回 | スピン軌道相互作用2(スピン軌道相互作用を考慮したk・p摂動法) | 事前学習】前回の講義で指示された内容について、参考書などを用いて調べておく。 【事後学習】講義で行われた内容、特に式の意味や導出方法についてまとめる。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第11回 | 歪んだエネルギーバンド(バンドパラメーター) | 事前学習】前回の講義で指示された内容について、参考書などを用いて調べておく。 【事後学習】講義で行われた内容、特に式の意味や導出方法についてまとめる。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第12回 | 2重群/代表的な半導体のエネルギーバンド構造 | 事前学習】前回の講義で指示された内容について、参考書などを用いて調べておく。 【事後学習】講義で行われた内容、特に式の意味や導出方法についてまとめる。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第13回 | サイクロトロン共鳴/半導体の光吸収(バンド間遷移、van Hoveの特異点) | 事前学習】前回の講義で指示された内容について、参考書などを用いて調べておく。 【事後学習】講義で行われた内容、特に式の意味や導出方法についてまとめる。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第14回 | 真性キャリア密度/ドナーとアクセプター | 事前学習】前回の講義で指示された内容について、参考書などを用いて調べておく。 【事後学習】講義で行われた内容、特に式の意味や導出方法についてまとめる。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
第15回 | ドナーおよびアクセプターに対する水素原子モデル/有効質量方程式(ドナー準位) | 事前学習】前回の講義で指示された内容について、参考書などを用いて調べておく。 【事後学習】講義で行われた内容、特に式の意味や導出方法についてまとめる。 | 【事前学習】2時間 【事後学習】2時間 |
その他
教科書 |
特に指定しない。
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
御子柴宣夫 『半導体の物理[改訂版][9784563032913]』 半導体工学シリーズ 培風館 1991年 第1版
講義に直接関係する資料はコピーを配布します。また、参考書については講義の中で適宜、指示します。
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート(100%) |
質問への対応 | 対面または電子メールによる対応。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎7号館1階711D 室。 メールアドレスなどは初回の講義で伝える。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
半導体物性には大きく分けて、基礎物性とデバイス物性がありますが、本講義では前者についての解説を行います。 講義の進み具合に応じて、シラバス通りにならない可能性がありますが、その場合には講義の中で、事前に連絡します。 |