2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 数学専攻
設置情報
科目名 | 幾何学特論ⅠA | ||
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設置学科 | 数学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 橋口 徳一 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | N34A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 現代数学において欠くことのできない多様体について、基礎的事項から始めて、主要な概念を理解することを目的とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
主に板書を中心として講義形式で進めるが、履修者が課題・演習問題等の解答を発表する機会も設ける。 |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
微分積分学、線形代数学、集合、写像、位相空間論。 講義の前に前回の講義の内容をよく復習しておくこと。 |
授業計画
第1回 | 0章 多様体論のための準備 1.復習:m 次元ユークリッド空間の位相 | 【事前学習】シラバスの内容を確認の上、授業に臨むこと。教科書3ページから15ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】復習して疑問点があれば、教科書や質問等によって疑問点を解決しておくこと。解かれていない演習問題があれば解いておくこと。(120分) | 4 |
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第2回 | 2.復習:連続写像と可微分写像 | 【事前学習】教科書15ページから25ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】復習して疑問点があれば、教科書や質問等によって疑問点を解決しておくこと。解かれていない演習問題があれば解いておくこと。(120分) | 4 |
第3回 | 3.復習:位相空間論 | 【事前学習】教科書25ページから36ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】復習して疑問点があれば、教科書や質問等によって疑問点を解決しておくこと。解かれていない演習問題があれば解いておくこと。(120分) | 4 |
第4回 | 1章 多様体の定義と例 1.位相多様体 | 【事前学習】教科書37ページから44ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】復習して疑問点があれば、教科書や質問等によって疑問点を解決しておくこと。解かれていない演習問題があれば解いておくこと。(120分) | 4 |
第5回 | 2.可微分多様体 -1- 可微分多様体の定義 | 【事前学習】教科書39ページから46ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】復習して疑問点があれば、教科書や質問等によって疑問点を解決しておくこと。解かれていない演習問題があれば解いておくこと。(120分) | 4 |
第6回 | 2.可微分多様体 -2- 可微分多様体の例 | 【事前学習】教科書46ページから49ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】復習して疑問点があれば、教科書や質問等によって疑問点を解決しておくこと。解かれていない演習問題があれば解いておくこと。(120分) | 4 |
第7回 | 2章 多様体の可微分写像 1.多様体上の関数 -1- s 回連続微分可能関数 | 【事前学習】教科書50ページから58ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】復習して疑問点があれば、教科書や質問等によって疑問点を解決しておくこと。解かれていない演習問題があれば解いておくこと。(120分) | 4 |
第8回 | 1.多様体上の関数 -2- 偏導関数 | 【事前学習】教科書58ページから65ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】復習して疑問点があれば、教科書や質問等によって疑問点を解決しておくこと。解かれていない演習問題があれば解いておくこと。(120分) | 4 |
第9回 | 2.可微分写像 -1- | 【事前学習】教科書65ページから69ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】復習して疑問点があれば、教科書や質問等によって疑問点を解決しておくこと。解かれていない演習問題があれば解いておくこと。(120分) | 4 |
第10回 | 2.可微分写像 -2- | 【事前学習】教科書69ページから74ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】復習して疑問点があれば、教科書や質問等によって疑問点を解決しておくこと。解かれていない演習問題があれば解いておくこと。(120分) | 4 |
第11回 | 3章 接ベクトル空間 1.接ベクトル -1- 方向微分 | 【事前学習】教科書77ページから83ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】復習して疑問点があれば、教科書や質問等によって疑問点を解決しておくこと。解かれていない演習問題があれば解いておくこと。(120分) | 4 |
第12回 | 1.接ベクトル -2- 接ベクトル空間、曲線の速度ベクトル | 【事前学習】教科書83ページから93ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】復習して疑問点があれば、教科書や質問等によって疑問点を解決しておくこと。解かれていない演習問題があれば解いておくこと。(120分) | 4 |
第13回 | 1~3章のまとめ | 【事前学習】授業中に配布した演習問題を解いておくこと。(120分) 【事後学習】復習して疑問点があれば、教科書や質問等によって疑問点を解決しておくこと。解かれていない演習問題があれば解いておくこと。(120分) | 4 |
第14回 | 4章 逆写像の定理 1.可微分写像の微分 -1- 可微分写像の微分の定義 | 【事前学習】教科書93ページから99ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】復習して疑問点があれば、教科書や質問等によって疑問点を解決しておくこと。解かれていない演習問題があれば解いておくこと。(120分) | 4 |
第15回 | 1.可微分写像の微分 -2- 可微分写像の微分の性質 | 【事前学習】教科書99ページから105ページを読んでおくこと。(120分) 【事後学習】復習して疑問点があれば、教科書や質問等によって疑問点を解決しておくこと。解かれていない演習問題があれば解いておくこと。(120分) | 4 |
その他
教科書 |
松本幸夫『多様体の基礎(基礎数学)』東京大学出版会、1988年
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
坪井俊 『幾何学I 多様体入門』 大学数学への入門 東京大学出版会 2005年
松島与三 『多様体入門』 数学選書 裳華房 1965年
Lawrence Conlon 『Differentiable Manifolds A First Course』 Birkhauser Advanced Texts Birkhauser 1993年
他にも多様体の入門書は数多くあるので、いろいろ手に取ってみて自分に合ったものを探してみると良い。
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成績評価の方法 及び基準 |
受講状況及びレポートによる。 |
質問への対応 | 随時受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎タワー・スコラ14階S1406室 |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:10 ~ 13:10 上記研究室にて
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学生への メッセージ |
講義中に出す演習問題を自力で解くように努力すること。 |