2025年 大学院理工学研究科 シラバス - 量子理工学専攻
設置情報
科目名 | 電磁気学特論 | ||
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設置学科 | 量子理工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 行方 直人 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜4 木曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | O34A O46A |
クラス |
概要
学修到達目標 | 物理学科学部生が学ぶ程度の電磁気学を学ぶ.物理学科以外の学生を主な対象とし,大学院各専攻での学習,研究に必要な基礎を習得する. |
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授業形態及び 授業方法 |
【対面授業】 板書を中心とした授業と一部演習.授業資料(ノート)を事前に配布する. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
物理学科以外の工学系学科出身者に配慮する. 【準備学習】 第1回の講義までに,理工系学部初等程度の微積分を復習しておくこと. |
授業計画
第1回 | ガイダンス:本講義で扱う内容,目標,および成績評価方法を理解する. 電磁気学で使用する物理数学:ベクトル,微積分に関して理解する. | 【事前学修】理工系学部初等程度の微積分を復習しておくこと. 【事後学修】講義内容をよく復習し,不明点・未理解な点等があれば,整理しておくこと. | 事前学修・事後学修それぞれ120分 |
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第2回 | ベクトル解析①:grad、div、rot演算を理解する. 前回講義に関する不明点・未理解な点等があれば,個別または全体に補足説明を行う. | 【事前学修】学部初等水準の線形代数を復習しておくこと. 【事後学修】講義内容をよく復習し,不明点・未理解な点等があれば,整理しておくこと. | 事前学修・事後学修それぞれ120分 |
第3回 | ベクトル解析②:ガウスの定理、ストークスの定理を理解する. 前回講義に関する不明点・未理解な点等があれば,個別または全体に補足説明を行う. | 【事前学修】事前配布する講義資料に目を通しておくこと. 【事後学修】講義内容をよく復習し,不明点・未理解な点等があれば,整理しておくこと. | 事前学修・事後学修それぞれ120分 |
第4回 | 真空中の電磁場,電気双極子モーメント:クーロンの法則を出発点として真空中の電磁場について理解する. 前回講義に関する不明点・未理解な点等があれば,個別または全体に補足説明を行う. | 【事前学修】事前配布する講義資料に目を通しておくこと. 【事後学修】講義内容をよく復習し,不明点・未理解な点等があれば,整理しておくこと. | 事前学修・事後学修それぞれ120分 |
第5回 | Maxwell方程式:ガウスの法則,磁束保存,ファラディの法則,マックスウェル・アンペールの法則の導出方法を学ぶ. 前回講義に関する不明点・未理解な点等があれば,個別または全体に補足説明を行う. | 【事前学修】事前配布する講義資料に目を通しておくこと. 【事後学修】講義内容をよく復習し,不明点・未理解な点等があれば,整理しておくこと. | 事前学修・事後学修それぞれ120分 |
第6回 | ポテンシャルとエネルギー:電磁ポテンシャルとエネルギーに関して理解する. 前回講義に関する不明点・未理解な点等があれば,個別または全体に補足説明を行う. | 【事前学修】事前配布する講義資料に目を通しておくこと. 【事後学修】講義内容をよく復習し,不明点・未理解な点等があれば,整理しておくこと. | 事前学修・事後学修それぞれ120分 |
第7回 | 物質中の静電場:金属内外の電場(静的)に関して理解する. 前回講義に関する不明点・未理解な点等があれば,個別または全体に補足説明を行う. | 【事前学修】事前配布する講義資料に目を通しておくこと. 【事後学修】講義内容をよく復習し,不明点・未理解な点等があれば,整理しておくこと. | 事前学修・事後学修それぞれ120分 |
第8回 | 物質中の静電場:誘電体内外の電場(静的)に関して理解する. 前回講義に関する不明点・未理解な点等があれば,個別または全体に補足説明を行う. | 【事前学修】事前配布する講義資料に目を通しておくこと. 【事後学修】講義内容をよく復習し,不明点・未理解な点等があれば,整理しておくこと. | 事前学修・事後学修それぞれ120分 |
第9回 | ラプラス方程式と特殊解法:ラプラス方程式とその解に関して学ぶ.また,鏡像法などの電場特殊解法などを学ぶ. 前回講義に関する不明点・未理解な点等があれば,個別または全体に補足説明を行う. | 【事前学修】事前配布する講義資料に目を通しておくこと. 【事後学修】講義内容をよく復習し,不明点・未理解な点等があれば,整理しておくこと. | 事前学修・事後学修それぞれ120分 |
第10回 | 第1回~第9回までの演習と解説 演習問題(演習時間中に配布)の解答をまとめてレポートとして提出すること.時間内に解けなかった問題に関しては解説を参考としてレポートにまとめること.不明点等もあれば同レポートにまとめること.採点,不明点の解説はレポートの返却をもって行う.提出・返却の期限・方法は適宜指示する. | 【事前学修】第1回~第9回までの講義内容をよく復習しておくこと. 【事後学修】授業中に行う演習内容と配布する追加演習問題に関してレポートをまとめること. | 事前学修・事後学修それぞれ120分 |
第11回 | 定常電流:電荷保存則,抵抗,電気伝導,回路に関して学ぶ. 前回講義に関する不明点・未理解な点等があれば,個別または全体に補足説明を行う. | 【事前学修】事前配布する講義資料に目を通しておくこと. 【事後学修】講義内容をよく復習し,不明点・未理解な点等があれば,整理しておくこと. | 事前学修・事後学修それぞれ120分 |
第12回 | 静磁場:定常電流と磁場の関係,それらに関する内容に関して学ぶ. 前回講義に関する不明点・未理解な点等があれば,個別または全体に補足説明を行う. | 【事前学修】事前配布する講義資料に目を通しておくこと. 【事後学修】講義内容をよく復習し,不明点・未理解な点等があれば,整理しておくこと. | 事前学修・事後学修それぞれ120分 |
第13回 | 物質中の静磁場:磁性体に関して学ぶ. 前回講義に関する不明点・未理解な点等があれば,個別または全体に補足説明を行う. | 【事前学修】事前配布する講義資料に目を通しておくこと. 【事後学修】講義内容をよく復習し,不明点・未理解な点等があれば,整理しておくこと. | 事前学修・事後学修それぞれ120分 |
第14回 | 変動電磁場:波動方程式,電信方程式に関して学ぶ. 前回講義に関する不明点・未理解な点等があれば,個別または全体に補足説明を行う. | 【事前学修】事前配布する講義資料に目を通しておくこと. 【事後学修】講義内容をよく復習し,不明点・未理解な点等があれば,整理しておくこと. | 事前学修・事後学修それぞれ120分 |
第15回 | 第11回~第14回までの演習と解説 演習問題(演習時間中に配布)の解答をまとめてレポートとして提出すること.時間内に解けなかった問題に関しては解説を参考としてレポートにまとめること.不明点等もあれば同レポートにまとめること.採点,不明点の解説はレポートの返却をもって行う.提出・返却の期限・方法は適宜指示する. | 【事前学修】第11回~第14回までの講義内容をよく復習しておくこと. 【事後学修】授業中に行う演習内容と配布する追加演習問題に関してレポートをまとめること. | 事前学修・事後学修それぞれ120分 |
その他
教科書 |
授業資料(ノート)を配布します.
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
砂川重信 『理論電磁気学』 紀伊国屋書店 1973年
長岡洋介 『電磁気学I、II』 物理学入門シリーズ 岩波書店 1982年
後藤憲一、山崎修一郎 『詳解電磁気学演習』 共立出版株式会社
ここであげた参考書にこだわる必要は無い.
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート(60%),演習の解答(40%)から理解度を評価する. |
質問への対応 | 随時受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
量子科学研究所 量子光学研究室 (駿河台7号館2F) E_mail:namekata.naoto@nihon-u.ac.jp Tel 03-3259-0918 |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 17:00 ~ 19:00 駿河台7号館2F、722B
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学生への メッセージ |
電磁気学は現代科学技術の基礎の一つであり,理工系の多くの分野において極めて重要です. 本講義において基礎を身につけ,自身の研究・開発へ大いに役立ててください. |